島村楽器立川店×第一興商(LIVE DAM)Let’s 自宅カラオケ!! Part.3

2022年06月06日

いざ自宅カラオケシステムの構築 さてPart1,Part2に続き本題の自宅カラオケシステムについてご説明していきたいと思います。まず軽く復習をさせて頂きます。 カラオケボックスのシステム構築を順番に記すとこのようになります。 マイク→LIVE DAM→パワーアンプ→パッシブスピーカー 実際にこの順番 […]

いざ自宅カラオケシステムの構築

さてPart1,Part2に続き本題の自宅カラオケシステムについてご説明していきたいと思います。まず軽く復習をさせて頂きます。

カラオケボックスのシステム構築を順番に記すとこのようになります。 マイク→LIVE DAM→パワーアンプ→パッシブスピーカー

実際にこの順番を自宅環境でも作れれば簡単に自宅カラオケを実現する事が可能です。まずはとにかく簡単にしたいという方へのシステム構築をお伝えします。

まず先にLIVE DAMについてからお話をさせて頂きます。LIVE DAMは実際のカラオケ本体を買おうとすると約300万円程致します。気軽に購入できる品物ではないですよね。でも安心してください。現在、第一興商様では自宅カラオケに適した「おうちでカラオケ歌い放題!カラオケ@DAM」というソフトウェアがサブスク形式にて販売をされております!

第一興商おうちでカラオケ歌い放題!カラオケ@DAM

第一興商おうちでカラオケ歌い放題!カラオケ@DAM

自宅でカラオケならカラオケDAMのおうちカラオケ!お店のカラオケを再現した動画やテロップ、採点機能などが無料から始められて歌い放題!
最新曲も即時アップデートされる為、工夫次第で本格自宅カラオケの実現も可能!

こちらをLIVE DAMの代用として利用致します。こちらのアプリはスマホ,Windows,PS4,Amazon Fire TVなどと様々なハードから使用する事が可能です。料金や仕様については下記の画像を参考に。

ここでどのハード機で使用するかがネックになります。どちらで使用されても素晴らしいとの一言なのですが、エフェクター・デジタル・防音アドバイザーである私としては一択です。ズバリWindowsです。この理由について回答をさせて頂きます。

今から記載する内容は、あくまで本格カラオケを自宅で作るというテーマがある為なので、あまり気にならないという方にはどちらのハードを使用して頂いても問題はございません!

私自身Windows,PS4,スマホを全て検証してみた結果、どうしてもPS4,スマホの場合ですと音声の遅延(具体的に言うとアプリ内で設定されたマイクのフィードバック)が気になり、本格的なカラオケボックスの音響に近づけることができませんでした。

この現象がなぜ発生するのか図解しましたのでご覧ください。

D/A コンバーター(DAC)はリアルタイムのアナログ音声をデジタルに変換しPCにデーターを送る、PCから再生されるデジタル音声をリアルタイムにアナログ信号に変換しヘッドホンやスピーカーにて再生を出来るようにする装置となります。 PC作曲をされる方でしたら殆どの方が使用されているオーディオインターフェースというものも同じアイテムのように考えて頂いて問題ありません。

このDACというものは、綺麗にPCへアナログ音声をデジタル変換して入力する事が出来るメリットは大きいものの、自分が入力した音声がデジタル変換され、後にアナログ信号としてヘッドホンなどで聞く際には遅れ(レイテンシー)が発生致します。

今回のおうちカラオケの場合ですとデジタル変換された後にアプリ内のエコーやマイクボリュームなどのミキサーなども通す形になる為、更に音声遅延は発生しやすい環境と言えます。

この接続方法に該当するのがPS4専用カラオケマイクなどに該当致します。

それでは私が考える自宅カラオケにおいてレイテンシーが発生しないセッティングとはどのような物かを記載させて頂きます。

デジタル・防音アドバイザーが考える理想の自宅カラオケシステム

まずハードについてはWindowsが搭載されたPCを利用します。PCの場合オーディオインターフェースでの音声入力が可能です。オーディオインターフェースの種類によってはインターフェース内にてエコー(リバーブ)を掛ける事が出来る機種がございます。代表的な機種でいいますとYAMAHA AG-06mk2,Steinberg UR22Cなどがございます。こちらを使用する事によってカラオケアプリ内における遅延発生の原因となるエフェクトを無くす事が出来ます。

YAMAHAAG-06MK2

YAMAHAAG-06MK2

厳選された多様な入出力、DSPエフェクト、Loopback機能、それらすべてを直接的に・簡単にコントロール可能なミキサー型製品へより高いレベルで落とし込まれたAG06の後継機種です。新たに追加された4極ミニ入出力をはじめとする豊富な入出力、ミュートボタン、さらに内部回路改善による音質改善といったその他の機種同様の改善に加えて、AG06MK2ではコンデンサーマイクを2本同時に使えるようになりました。対談やアンサンブルなどの複数人による配信など幅広いスタイルで配信したい方にぴったりな製品です。

¥23,100税込

SteinbergUR22C

SteinbergUR22C

・最大 32bit 録音再生可能
・USB 3.0(USB Type-C)対応
・dspMixFx テクノロジー対応
・新開発のカスタムチップ「SSP3」により DSP 処理能力アップ
・「SSP3」と最新ドライバーの組み合わせによりレイテンシーを低減、また安定性も向上
・ヘッドホンアンプの出力向上
・ダークグレーと黒のツートンで落ち着いた雰囲気に仕上げた外観
・大型化し、周りに LED を採用したことで、暗い空間でも音量調整がしやすいボリュームノブ

¥17,820税込

これらを使用した状態での接続図がこのような形になります。

機材は増えるものの、物凄くスッキリしたように見えないでしょうか!?オーディオインターフェースにはダイレクトモニタリングという機能がありマイク音声についてもレイテンシー無しで自分のモニタリングするスピーカー・ヘッドホンより音声を聞く事が出来るのです!!

これさえ理解すればもう完成は間近!!Part.4にて最後となりますので宜しくお願い致します。

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