こんにちは。島村楽器新宿店の小杉です。
シンセサイザーのVCAとエンベロープジェネレーターについてご紹介します!
まず、VCAとは、Voltage Controlled Amplifier(電圧制御アンプ)の略称で、音量を制御するための回路のことです。
"ミキサーのフェーダー部分だけ"のようなイメージです!
VCAは、外部からの電圧(CV)によって増幅度を変化させることができます。
VCAに入力される音の強さを電圧で制御することができるため、音の鳴り方をコントロールすることができます。
このVCAを使って、音をフェードインさせたり、フェードアウトさせたりすることができます。
また、VCAにはエンベロープジェネレーターを接続することで、音の増幅度を時間的に変化させることができます。
これにより、音の強さだけでなく、音の立ち上がりや減衰の速度などを調整することができます。
エンベロープジェネレーターは、GATE信号を送ると、電圧のカーブを描きます。そのカーブによって、VCAやフィルターなどのツマミを自動で動かすようなイメージです。 エンベロープジェネレーターには、4つのパラメーターがあります。
* Attack(アタック):音が鳴り始めてから最大音量に達するまでの時間
* Decay(ディケイ):最大音量からサステイン(維持)レベルに達するまでの時間
* Sustain(サステイン):サステインレベルで音が維持される時間
* Release(リリース):キーを離した後、音が完全に消えるまでの時間
これらのパラメーターを調整することで、エンベロープの形状を変えることができます。
例えば、Attackを短く、DecayとSustainを長く、Releaseを短くすると、音の立ち上がりが速く、長く続く音が得られます。
逆に、Attackを長く、DecayとSustainを短く、Releaseを長くすると、音の立ち上がりが遅く、速く消える音が得られます。
音量変化は音色の印象に大きく関わります!
例えば、ピアノの音は、Attackが短く、Decayが長く、Sustainがなく、Releaseが長いエンベロープで表現できます。
一方、ストリングスのような音色は、Attackが長く、Decayが短く、Sustainが長く、Releaseが長いエンベロープで表現できます。
フィルターにエンベロープを使うと、音色に時間的変化を与えられます!
文字で表現すると複雑に見えますが、実際やってみると簡単だと思います!
島村楽器新宿店は、モジュラーシンセをたくさん展示しておりますので、ご来店になってお試しください!
シンセの使い方などが知りたい! という方やモジュラーシンセを始めてみたい! というときは、お気軽に"小杉"までお問い合わせください!
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