![Martinファンの皆様こんにちは。仙台ロフト店Martin担当のM.J.吉田です。昨年に続き、今年もMartin国内正規代理店の黒澤楽器店に赴きMartin選定に行ってまいりました。昨年のレポートはこちら 今回も「どのような点に着目し、どのような個体を選んだのか」を事細かにレポートしつつ、今回はよ […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/sendai/wp-content/uploads/sites/15/2025/10/20251018-583058821154078977.jpg)
Martinファンの皆様こんにちは。仙台ロフト店Martin担当のM.J.吉田です。
昨年に続き、今年もMartin国内正規代理店の黒澤楽器店に赴きMartin選定に行ってまいりました。
昨年のレポートはこちら
今回も「どのような点に着目し、どのような個体を選んだのか」を事細かにレポートしつつ、今回はより皆様に楽しんでいただけるよう、選定した個体との違いも比較出来るようまとめました。是非ご覧くださいませ。
昨年は新幹線トラブルで片道10時間かかりましたが、今年はスムーズに到着。

最寄り駅は高田馬場駅です。学生の街、ラーメンの街のイメージです。

黒澤楽器店に到着しました。看板は昨年同様ですが、

外壁は今年来日したエリッククラプトンの写真が大々的に貼られておりました。クラプトンモデル発売30周年記念モデル「000-42EC」の商品紹介にもなっておりますね。
ちなみに42ではございませんが、000-ECは仙台ロフト店に何と2本展示がございます。
↓詳しくはコチラ↓
早速中に入っていきます。


昨年のレポートもご覧いただいた方はお気付きかと思いますが、昨年とお部屋の様子が違います。
実はこちらの本社ビル1Fは、2025.2.1に「マーティンギター公式グッズショップ」として営業開始いたしました。
↓詳しくはコチラ↓
本日は営業日ではないため、貸切で選定出来ることに。(そのため普段のお店の様子とは少し違います。)
ちなみに何故このタイミングで選定に来たかと言いますと、こちらをご覧ください。



大量のMartinギターが入荷した様子です。前日にアメリカから入荷したばかりのほやほやのギターたちです。
今回私には明確に目的がありました。
「D-45とD-28を選定したい」
現在D-45は滅多に入荷がなく、ましてや複数本入荷することは珍しいのです。今回の便でその目的が叶うとのことで、急遽東京出張となりました。

入店すると既にD-45を並べていただいておりました。(真ん中はD-45 Modern Deluxeです)
早速選定していきます。
長時間迷うこと覚悟でやってきたのですが、こちらは自分でも驚くほどあっという間に選定終了いたしました。
選定した個体がこちら
CONTENTS
D-45 選定品

選定理由:圧倒的“鈴鳴り感”。高音弦の倍音。均一且つ詰まった木目。
D-45と言えば“鈴鳴り”を求められる方が多いと思います。こちらの個体は高音弦の倍音が凄く、正に“鈴鳴り”が段違いでした。私これまで数々のD-45を弾いてきました。もちろんどれも素晴らしいサウンドであることは間違いないのですが、中には大器晩成型(弾いて育っていく)の個体もあります。そんな中、こちらは最初から鳴ってくれます。木目も1番詰まっており綺麗だったため、一瞬で決まりました。
続いてD-28の選定です。こちらは何と、、12本から選定です!!!ご覧ください、この絶景を。

これだけの中から選定出来ることは珍しく、私自身12本から選定するのは初めてです。
(これは長くなるぞ、、、)
そう覚悟し選定スタートです。
いざ選定を始めると、思いの外すぐに決まっていきました!
となれば良かったのですが、案の定悩みました、、

悩むM.J.吉田

悩むM.J.吉田

悩むM.J.吉田
昨年はある程度絞ることが出来たのですが、今回の便は良い個体が多いこと多いこと、、中々絞り切れず長時間かかりました。
それでも「ご購入された方が喜ぶような、自信をもってオススメ出来る個体を選ぶぞ!」という気持ちを糧に、何とか3本選定。
それぞれこちらです。
D-28 選定品

選定理由:12本の中で最も黒い指板。詰まっていて綺麗な木目。良質な重厚感のあるサウンド。

選定理由:鈴鳴り感があり、芯のある力強いサウンド。黒い指板。アディロンダックスプルースのような濃淡のしっかりした、力強い木目。

選定理由:力強いサウンド。低音は温かく、高音は煌びやかなサウンド。詰まっていて綺麗な木目。黒い指板。
選定ポイントを一緒にチェック!
さて今回D-28を3本選定しましたが、その中でもトップクラスの木目の綺麗さ、尚且つ1番指板が黒かった個体が一番最初にご紹介したこちら。

今回、せっかくなので実際に個体差を皆様にもチェックいただきます。
トップ材を比較
最初にチェックいただくのはトップ材です。
まず、こちらが選定品です。



いかがでしょうか。木目と木目の間が殆どなく、均一ですよね。加えて、横のフシも多数出ているのが分かるかと思います。
他の11本の個体と比べてみましょう。
※本来同じ環境で比べた方がより分かりやすいのですが、選定分だけ色々な兼ね合いで撮影できず…。
他の個体は同一環境で撮影しております。











いかがでしょうか。こうして観てみると、個体差があって面白いですよね。
音色と一緒で木目も好みがございますので、“この個体がこうで〜”とはお伝えしませんが、私は以下のポイントを大切にしております。
①縦の線(木目)と線(木目)の間が詰まっているか
②木目が曲がっておらず、真っすぐか
③横のフシもしっかりと入っているか
④変な癖がないか、色のムラがないか
今回選定した個体は、これらを見事にクリアしております。
そして驚くことに、指板が真っ黒です。(商品詳細ページにも記載しておりますが、ストライプドエボニー指板が主流となって以来、私がこれまで観てきた個体の中で最も黒いです)
それではその指板をご覧ください。
指板材を比較
まず、こちらが選定品です。



いかがでしょうか。
一面真っ黒!ですね。ブラックエボニーに限りなく近いと言えます。
往年のMartinファンは“指板は黒いもの”というイメージも強いと思います。
こちらの個体は、そんな往年のファンも納得の1本であること間違いありません。
さて、それでは他の個体も観てみましょう。











いかがでしょうか。
色の濃淡が違ったり、どこか黒くない部分があったり、ストライプになっている部分があったりしますね。
ストライプドが入っている個体も、個性があって魅力的なため私も好きなのですが、今回は真っ黒な個体を選定してきました。
ちなみに今回選定したこちらの個体は、見た目ダントツ1位でしたが、加えてサウンドも申し分ございません。
こちらの個体を手にした方は幸せと言い切れるほどの個体です。
どんな方の手に渡るのか、、楽しみです。
ちなみに、他の選定品のコメントにも記載している通り、他にも木目が綺麗且つ指板が黒い個体もございましたので是非じっくりご覧ください。
さて番外編ではありますが、今回黒澤楽器さんには他にも試奏させていただきました。
その内の1つがこちら。

2024年に初めてレギュラーラインナップになった「OM-45」です。こちらも2本弾いたのですが、言わずもがなのルックス・サウンドでした。
今回色々な事情で仕入れは出来ませんでしたが、お取り扱いは可能ですので、気になる方はM.J.吉田までお問い合わせくださいませ。

D-35とOM-28も弾かせていただきました。仕入れられるものであれば全部仕入れたい、、!と思える個体でした。こちらも気になる方はお問い合わせくださいませ。
と、ここで思わぬサプライズが!
昨年行われた“Martin Factory Tour2024”にて、当店がカスタムオーダーしていた“CTM000-42 Cocobolo VTS”が丁度入荷したとのことで店舗到着を待たず観せていただくことに!


美しい…美しすぎます!
思わず私も、今回選定を手伝っていただいたMartin Club Japanの方も、開けた瞬間「おー!」と声を出してしまいました。
バック材のサップが入ったココボロ材がお気に入りです。
こちら既に当店に入荷済みで、オンラインストアにも掲載しておりますので、是非以下のリンクをご覧くださいませ。
カスタムオーダーにまつわる買い付けの様子は、以下のレポートもご覧ください。

最後に改めて今回選定した個体達です。
今回も我ながら良い選定が出来ました。

昨年同様今年も選定サポートいただいたのは、Martin Club Japanの新宮さんです。(当店ユーザー様にはもうお馴染みですね)いつも当店イベントでは素敵なデモ演奏を奏でてくれる新宮さん。「ギタラバ2025」のMartinブースでも、新宮さんと私でタッグを組みます!このレポートを閲覧いただいた方とお会いできることを楽しみにしております。
ここで色々と宣伝を失礼いたします。
私ごとですが、今月末にはMartinファクトリーに行ってまいります。(ちょうど公開日の本日出発)
Martinファクトリーでは、ショップオーダー品の木材選定や、Pre-Buildカスタム品の買い付けも行ってまいります。
その様子はレポート作成予定ですので、そちらもお楽しみに!
2025.2にはMartinイベントも実施!
↓詳しくはコチラをご覧ください↓
以上、最後はちゃっかりイベントの宣伝も入れましたが、Martin選定レポートでした!
是非皆様のご来場を心よりお待ちしております!
※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。
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