マイシンセ(キーボード)を選ぼう!【61鍵盤編】

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2019年12月19日

こんにちは!高校・大学と7年間、シンセサイザーでありとあらゆるアーティストのコピー・カバー・オリジナル曲を演奏し、現在も作曲等でシンセサイザーを弾いている廣木です! キーボード担当の皆様!マイシンセはお持ちですか?シンセのおすすめ商品をネットで検索したりすると、選ぶ際に大事な点として、「[!!鍵盤の […]

こんにちは!高校・大学と7年間、シンセサイザーでありとあらゆるアーティストのコピー・カバー・オリジナル曲を演奏し、現在も作曲等でシンセサイザーを弾いている廣木です!

キーボード担当の皆様!マイシンセはお持ちですか?シンセのおすすめ商品をネットで検索したりすると、選ぶ際に大事な点として、「鍵盤のタッチ」「音色数について」「シンセの重さ」について言及している記事がほとんどだと思います。

もちろん、それらの点は選ぶ際に考えなくてはならない大事な点です。しかし、そこから鍵盤の名称が書いてあるだけだったり、音源の名称が書いてあるだけだったりで、実際その違いがどの様なものなのか、まで言及している記事は少ないと思います。

今回は廣木が長年「演奏者」としてシンセに携わってきた目線から、選ぶときの考え方・各メーカーの主力となる5つのシンセについて掘り下げていこうと思います!(一番使用される61鍵盤のシンセについて掘り下げます!)

鍵盤のタッチ(重さ)について掘り下げてみる!

まずは、鍵盤のタッチについてです。5つのシンセの鍵盤の名称はこちら!

Roland JUNO-DS61

Roland JUNO-DS61 61鍵盤 シンセタッチモデル
Roland FA-06

Roland FA-06 61鍵(ベロシティー対応)
KORG KROSS2-61

KORG KROSS2-61 61鍵(ベロシティ対応、アフタータッチ非対応)
KORG KROME-61 EX

KORG KROME-61 EX ナチュラル・タッチ・セミ・ウェイテッド鍵盤
(ベロシティ対応・アフタータッチ非対応)
YAMAHA MODX6

YAMAHA MODX6 61鍵セミウェイテッド鍵盤(イニシャルタッチ付)

上記が鍵盤の名称になります!そうです!名称だけだとなかなかどんな弾き心地までかは分かりません。

廣木が鍵盤の重さで比べるとすると

軽い KROSS2-61≦KROME-61<MODX6<JUNO-DS61=FA-06 重い

こうなります。

KROSS2が一番軽いですね。そして、Roland製品のJUNO-DS61とFA-06がこの中だと一番反発感(重さ)はあると感じます。

「重い鍵盤」を素直に選ぶのであればJUNO-DS61かFA-06がオススメになりますが、正直弾く音色が「ピアノ」なのか「オルガン」なのか、あるいは「シンセリード」なのかによっても弾きやすい鍵盤の「重さ・軽さ」は変わると思います。

鍵盤の弾き心地について掘り下げてみる!

選ぶ際に大事なのは、重さだけでなく「弾き心地」まで意識する事です。鍵盤に注目して弾き心地が変わる要因として廣木が挙げる点は「黒鍵の幅と触り心地」です!

各シンセの黒鍵の幅はこちら!

Roland JUNO-DS61

Roland FA-06(写真は鍵盤が同じFA-06-SCです)

KORG KROSS2-61(写真は鍵盤が同じKROSS2-61-SCです)

KORG KROME-61 EX(写真は鍵盤が同じKROME-73 EXです)

YAMAHA MODX6

メーカー 型番 黒鍵上辺幅
Roland JUNO-DS61 8mm
Roland FA-06 8mm
KORG KROSS2-61 9mm
KORG KROME-61 EX 9mm
YAMAHA MODX6 9mm(角は丸まっている)

皆さん、知っていましたか?そうなんです!実は機種によって黒鍵の幅はわずかに違います!

これによって、弾き心地は変わります。もちろんその黒鍵の幅に慣れてしまえば問題ないですが、「元々ピアノ習ってました」など、ピアノ経験者の方だと黒鍵の幅がある方が、ミスタッチなど少なくなり、弾きやすいと感じるかもしれません。(ちなみに廣木はピアノ経験者でしたが、「JUNO Di」を長く使っていて、鍵盤の弾き心地に慣れた人です!)

また、この5機種の中でYAMAHA MODX6のみ黒鍵の触り心地がさらさらしてます。これは廣木自身も弾きやすくて良いなと思っています!

音色数について掘り下げてみる!

次に、音色数についてです。5つのシンセの音色数はこちら!

メーカー 型番 音色数
Roland JUNO-DS61 1200音色以上
Roland FA-06 2000音色以上
KORG KROSS2-61 1000音色以上
KORG KROME-61 EX 1500音色以上
YAMAHA MODX6 約2000音色

基本的には~音色以上となっているのがほとんどです。数字だけみると間違いなく上位機種の方が音色数は上に来ます。音色数が多くある利点とすれば「色んな音色の要求がきても対応できる可能性がある」ということです。

鍵盤としての要素以外の打楽器関連飛び道具関連の音色まで、色んな音色があると1曲の印象を変えることができます。(学生の頃カバーした曲で、1曲中ほぼ打楽器系のみみたいな曲もありました。)

音色の用途について掘り下げてみる!

ここで廣木が選ぶ際に伝えたいのは「使える・使う音色がどれだけあるか」ということです。

「何千音色以上!」といっても、実際に頻繁に使う音色は多くても100音色くらいだと思います。

人によっては20いくかな?くらいの方もいるのではないでしょうか。

「このストリングス本物みたいでかっこいい!」とか「このシンセリードの音、抜けが良くてバンドのソロの場面にいいな」など、「お気に入りの音色」「使える・使いたい音色」があるシンセを選びましょう!

音色が聴きたい方は下記メーカー様サイトより試聴してみてください!
Roland JUNO-DS61
Roland FA-06
KORG KROSS2-61
KORG KROME-61 EX
YAMAHA MODX6

もっとこのカテゴリーのこの音色が聴きたい!という方は是非島村楽器大高店まで実機を弾きにきてみてください!

ちなみにJUNOシリーズ・KROSS2シリーズよりも上位機種であるFAシリーズ・KROME EXシリーズ、はたまたMODXシリーズの方が音源自体が上位のモデルになるので、よりリアルなかっこいい、バンドで他の楽器に負けないクオリティーのシンセを選びたい方は思い切って上位モデルのシンセを選びましょう!

シンセはそう何台も買い替えるものではないので、初めの1台であれば尚更気に入った機種を選びましょう!

シンセの重さについて掘り下げてみる!

最後に、シンセの重さについてです。5つのシンセの重さの比較はこちら!

メーカー 型番 重量
Roland JUNO-DS61 5.3kg
Roland FA-06 5.7kg
KORG KROSS2-61 3.8kg
KORG KROME-61 EX 7.2kg
YAMAHA MODX6 6.6kg

マイシンセとなると間違いなく、スタジオやライブハウスなどに持ち運ぶことになるので、重さについては避けては通れませんね。廣木は一度20kg以上あるステージピアノを電車で1時間半程のライブハウスに持っていって、腕が5日間くらい筋肉痛になったことがあります(笑)

上記5機種はどれも背負えるタイプのケースで持ち運べば、苦にはならない重さになってます。

その中でもKORG KROSS2-613.8kgは圧倒的ですね!ケースから出してスタンドの上に置いたりする時に、腕への負荷が圧倒的に違うので、「どうしても圧倒的に軽いものがいい!」「今までのシンセでも重たくて、、、」という方はKROSS2-61オススメです!「そこまで気にならない」という方や「車を使うから重さは大丈夫!」という方は、これまでの内容を軸にマイシンセを選んでみてください!

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投稿者
廣木(ひろき)
プロフィール
ピアノ歴20年・ギター歴10年・作曲歴9年の
大高店デジタルアドバイザーです!
現在はボカロPとして活動中!
初音ミク・鏡音リンレン・巡音ルカ・GUMI・IA・flowerの7人を持っています!
100万再生される楽曲を作るべく奮闘中です!

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