![こんにちは!バイオリンインストラクターの西尾です。 バイオリン・ワンポイントでは、「難しそう」「手を出しにくい」と評判(?)のバイオリン演奏がすこしでもやりやすくなるようなテクニックなどをご紹介していきます。バイオリン演奏でお悩みの方、ぜひご覧ください! CONTENTSバイオリンの構え方バイオリン […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/ohmiya/wp-content/uploads/sites/25/2024/03/20240315-a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f.png)

バイオリン・ワンポイントでは、「難しそう」「手を出しにくい」と評判(?)のバイオリン演奏がすこしでもやりやすくなるようなテクニックなどをご紹介していきます。バイオリン演奏でお悩みの方、ぜひご覧ください!
CONTENTS
バイオリンの構え方
基本
①顎と肩で持つ
肩の上に肩当てが乗っかるのが理想です。よく胸の前ではさんでいる方を見かけますが、それだとネックが下がってしまいやすいので実はあんまりよくないです。
顎の左側と左鎖骨の間にこぶしをはさんで場所を確認してみてください。
肩は少し上がっててもOKです。顎に力を入れて、しっかりはさみましょう。

②左手はフリー
左手は実はバイオリンを持っていません。
左手の役割は弦を押さえて音程を変える係。ビブラートやポジション移動をスムーズに行うには、バイオリンを持っているわけにはいかないんですね。①のとおり、顎と肩がバイオリンを持つ係です。
③バイオリンの位置は自分の正面の45°
目安となるポイントは2つあります。
ひとつは弓と弦が直角(90°)のまま先弓まで使える角度。これはバイオリンが内側であるほど楽です。

もうひとつは左肘がバイオリンの内側に十分まわせる角度。バイオリンが内側になりすぎるとG線の演奏や高ポジションの演奏時に肘が入らなくなってしまいます。

先弓が楽な角度と左肘が楽な角度の妥協点はだいたい45°。「前へならえ」をしたときの腕からだいたい45°くらいの位置を目安にしてみてください。
※個人差がありますので、先生に確認するのがベターです。
④バイオリンの高さを保つ
顎当てから渦巻(スクリュー)まで、ほぼ平行であるのが理想。①のとおり、はさむ場所が間違っているとネックが下がりやすくなります。

⑤首とバイオリンを密着させる
はさみ方が浅いと楽器を安定させることが難しくなります。きっちり奥までバイオリンを差し込んで、首にぴったりくっつく感触があるのが理想です。

顎と肩の負担を軽くしたい
とはいえ、五十肩などで顎や肩に負担がかかると困るという方もいらっしゃると思います。
『サラサーテ vol.102(2022.12月号)』(せきれい社)に、参考になる記事がありました。
顎当ての下にスカーフを通し、それを首の後ろにまわして結び、バイオリンを固定するというメソッドです。
顎の力を抜いてもスカーフがバイオリンを支えてくれるので、身体がつらい! という方にオススメです。
また、顎当てに貼るすべりどめパッドも販売しております。
顎や肩の負担を減らして、体調が気になってバイオリンを弾けない、という悲しい事態に陥らないようにしていきましょう♪

肩当てのフィッティングも大切!
基本の➀~➃をやろうとしてもできなかったときは、肩当てがうまくフィットしていないのかもしれません。
「肩当てなしでちゃんと構えられないとダメなんじゃないの?」というご意見もききますが、首の長い方、肩の薄い方、いろんな体形の方がいらっしゃいます。
しかしバイオリンの厚みは一定なので、バイオリンを自分の体格にフィットさせるために肩当てに頼るのはとても大切なことですよ。
※肩当てがない方が楽器の響きはよくなります。より良い演奏を目指したい方は、こだわってみるのもいいですね。
肩当てのつけ方を動画で解説した記事もあるので、そちらも参考にしてみてください!
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