【バイオリン】ワンポイント④バイオリンのお手入れ

2023年12月15日

CONTENTS島村楽器大宮店バイオリンインストラクター 西尾 聡子バイオリンの演奏後に必要なことバイオリンサロン紹介島村楽器大宮店バイオリンインストラクター 西尾 聡子 こんにちは!バイオリンインストラクターの西尾です。 バイオリン・ワンポイントでは、「難しそう」「手を出しにくい」と評判(?)のバ […]

島村楽器大宮店
バイオリンインストラクター 西尾 聡子

こんにちは!
バイオリンインストラクターの西です。

バイオリン・ワンポイントでは、「難しそう」「手を出しにくい」と評判(?)のバイオリン演奏がすこしでもやりやすくなるようなテクニックなどをご紹介していきます。バイオリン演奏でお悩みの方、ぜひご覧ください!

バイオリンの演奏後に必要なこと

バイオリン演奏が終わってからケースのふたをしめるまで、をご紹介します。

バイオリン本体

肩当をはずしたら、乾拭きをします。

まずは松脂。
弦についた松脂、弦と弓がこすれて本体に散った松脂を拭きとります。ついたばかりの松脂はソフトなので、軽く拭くだけで落ちます。
拭いたときに「ギチギチギチ」とガラスをひっかくような音がしたら、松脂がこびりついている証拠です。演奏したときに綺麗な音がしなくなってしまうので、しっかり拭いてあげましょう。
弦の下の表板にも松脂は散っていますので、こちらも忘れずに拭きとります。

次に本体。
バイオリンに使用されているニスはとても繊細な物なので、あまりごしごしこすらずに、ささっと拭きとります。
ただし、汗や脂がつきやすい、顎当のあたりとネックのあたりは丁寧に拭いてあげるといいですよ。

演奏前に張った毛をゆるめます。
ゆるめ方の目安はスクリューの手応えがなくなったあたり。見た目としては毛が若干バラけて見える程度。あまりゆるめすぎると留め具に毛を巻き込むような事故につながるので注意です。
※そういう事故などで毛が切れてしまった場合、手でひきちぎろうとはせずに、はさみで根元から切ってあげてください。

普段はそのまましまっていいのですが、どうしても竿に松脂がつきすぎて白くなって気になる! というときは竿も拭いてあげましょう。本体の松脂を拭く用のクロスを使用して大丈夫です。
クロスを薄くして竿と毛の間をとおして拭くと、毛にクロスが当たらずにすみます。
※毛は埃や脂を吸着しやすいので、普段からできるだけ触らないように気をつけましょう。

ケースにしまいます。
しまい方を間違える方が意外と多いので、正しいしまい方を載せておきます。

毛と竿の間につまみを通して、右回りにカチリ。
はい! これで終了です!

乾拭きを毎回欠かさず行うだけで、故障しにくい状態が整いますし、演奏感も良好な状態が保てます。
お財布のためにもバイオリンのためにも、毎回行うことをオススメします♪



西尾のブログでは、普段の演奏活動にお役立ちの情報から、ちょっと面白いだけのネタまで、様々な情報を発信しています。
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