【製品レビュー】大宮店ギター・エフェクター担当が話題の新製品を一足早く試してみた!【GX-100】

2022年03月09日

・まずは実機の大きさや重量について 堅牢な作りで高級感のある見た目は心躍ります。見た目はモチベーションに直結しますのでとても大事です。大きさはGT-1000よりも一回りほどコンパクトでサイズにあった重量感といったところです。 このくらいであれば個人差はありますがギグケースに入れて持ち運ぶにも許容範囲 […]
マルチエフェクターGX-100

マルチエフェクターGX-100

¥¥69,850(税込)税込

・まずは実機の大きさや重量について

堅牢な作りで高級感のある見た目は心躍ります。見た目はモチベーションに直結しますのでとても大事です。大きさはGT-1000よりも一回りほどコンパクトでサイズにあった重量感といったところです。

このくらいであれば個人差はありますがギグケースに入れて持ち運ぶにも許容範囲内です。ギタリスト、ベーシストはいつの時代も機材運搬に悩まされている人が多くいますので、GX-100はそのような方にも強力なアイテムとなるのではと思います。

暗所での使用もカラーディスプレイで視認性はバッチリです。10段階で調整が出来るのでお好みに設定してください。サウンドはとても大事なポイントですが、サウンド以外の部分でも作り込みがしっかりとなされているのは流石のBOSS製品、世界で数多くのフォロワーがいる要因の一つですね。

電源を入れてからの起動時間のスピードが約10秒ほど。GT-1000やGT-1000COREもそうですが、このスピードは素晴らしいです。近年の高性能なマルチプロセッサーはバンドだけではなく、DTM環境でもガッツリと使用する人が多いです。毎日使用していると最初は気にならなかった起動時間も少しずつ気になり、ストレスになることがあります。この速さならストレスフリーですぐに演奏できます。バンド練習やライブ前のリハではバタバタして、焦ってしまう場面があったりしますが本機なら安心してリハに臨めそうです

・サウンドチェック

それでは早速、音を鳴らしてみます!・・・・その前に、はやる気持ちを抑えて大事な設定をしましょう。BOSS製品お馴染みのOUT PUTの設定です。これをしないと聞こえ方が大きく変わってしまうので要チェック、要セッティングです。アンプはJC-120(リターン直挿し)で、ギターは自前のStrandberg/BODEN J6 STANDARDです。

まず内蔵プリセットを鳴らしてみて受けた印象は、鳴っているレンジが広く綺麗なサウンド。サンプリング・レート48kHz、AD/DA変換24bit、内部演算32bit float(浮動小数点)処理の恩恵ですね。バラエティに富んでおり、設定を弄らなくても直ぐに使えるサウンドが何個もありました。

その中でも私は1-1と1-4がお勧めです。癖もなく流行りのネオソウルや邦/洋ロックに馴染みやすいサウンドです。

また理想のサウンドに近づくために、楽器の音響特性に合わせてグローバルEQを設定してあげると音作りがやりやすかったです。私は歪みを基本として音作りをするので、1-1のプリセットを使用して調整をしました。クリーンを基本とする人であればJC-120か、Fender Amp系などで設定すると良いと思います。

次に1から自分でプリセットを作成しました。本機はなんとボタン、ダイヤルとタッチパネルで操作が出来るようになっております。

どの場所にエフェクトをセットするのかをタッチパネルで行えるのでパパッと直感的に作れると思います。

最大15個のエフェクトと2つアンプモデリングが組み込めるのでやれることは多くあります。AIRD技術を用いたモデリングアンプ、エフェクターはどれも厳選して選んだものでしょう。しっかりとギターの特徴を活かしたサウンドを鳴らしてくれます。自分で1から音作りをするのが少し不慣れな人は、元々あるプリセットをアレンジするのが良いですね。少しでも自分流に変えてあげれば、それはもうご自身の立派なオリジナルです!参考としてどのようなルーティンで組まれているのか見るのも面白いです。

音作りをしていて便利だなと感じたのはスイッチ1つに対して複数個のエフェクトがアサインできます。この場面ではブースターとディレイを同時に掛けて、最後の1番の見せ場ではアンプ2つとディレイとフェイザーと・・・全部盛りでっ!!みたいなことがアサイン設定で簡単に出来るのは嬉しいです。もちろんエフェクター のON/OFFだけではなく細かなセクションごとの設定が出来るのでこだわり派の人もカバーしています。

長々と書きましたがお値段についても言及します。私もそうですが多くの人は楽器に限らずどんな物でも選ぶうえで大事な要素です。

GX-100は予定販売価格が¥69,850(税込)とリーズナブルでコストパフォーマンスの高いモデルだと思います

どなたでも分け隔てなく使用して欲しいというBOSSの意気込みを勝手ながら感じました。

初めて間もない人も、たまに集まって年に1回ライブやる人も、ゴリゴリのバンドマン、DTMで制作活動している人、音楽ジャンルを問わず、機材を選択する上で強力な選択肢の1つとなる製品ではないでしょうか。

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