フルートお手入れ方法紹介【目指せ!フルートお手入れマスター】

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2019年06月02日

*フルートお手入れ方法紹介【目指せ!フルートお手入れマスター】 **フルート管内の水分を取る まず、右手にガーゼ・左手にお掃除棒を取り、ガーゼの先端をお掃除棒の穴に入れます。 指でつまめるくらいのガーゼが入ったら、ガーゼとお掃除棒を持つ手を逆にし、左手でガーゼを5センチくらい引っ張ります。 ひっぱっ […]

フルートお手入れ方法紹介【目指せ!フルートお手入れマスター】

フルート管内の水分を取る

まず、右手にガーゼ・左手にお掃除棒を取り、ガーゼの先端をお掃除棒の穴に入れます。

指でつまめるくらいのガーゼが入ったら、ガーゼとお掃除棒を持つ手を逆にし、左手でガーゼを5センチくらい引っ張ります。

ひっぱったら、余っているガーゼを左斜め上に上げ、お掃除棒を持つ右手をくるくる回し、余っているガーゼを巻きます。

このくらい巻けたら、巻いた(ガーゼのみになっている部分)を折り曲げます。

こんな感じで折り曲げ、フルートの管内をピッタリ通るくらいの幅にします。この時、太くて管内に入らなそうでしたら、ガーゼを巻いた部分を少し戻してガーゼの厚さを薄くしてあげ、逆に細くてスカスカしてしまうようでしたらガーゼをさらに巻いてガーゼの厚さを増やしてあげて下さい。くれぐれも無理やり入れ込むという事はしない様にお願いします!キィ等の故障の原因になってしまいます。

頭部管に入れたら、①右手(お掃除棒部分)を時計回りに回しながら反射板の当たりそうなところまでガーゼをねじ込みます。

②ガーゼをねじ込めたら、左手で頭部管とガーゼを押さえながら右手でお掃除棒だけ引っ張ります!その後①と②の作業を繰り返し、、「もうこれ以上は奥に進めない・・」と言うところまで繰り返します。出来たら、左手でガーゼは支えず、ガーゼごとお掃除棒を抜きましょう!

まぁ快感!ガーゼがピッタリ頭部管の形になって出てきました!!

見えにくいかもしれませんが、反射板の中の水分もキレイに取れきれています!

主管、足部管も、まずはお掃除棒にガーゼを通して、お掃除棒のむき出しの部分が管内にあたらない様にガーゼで覆い管内へ入れて

引き出します!

足部管も同様です!
これで管内の水分が取れました!

タンポについた水分を取る

次に、クリーニングペーパーを使用し、タンポ(キィの裏側)についた水分を取ります。
キィと音孔(管体に空いている穴、この穴の上にキィがついており、キィを開け閉めする事で音を変えられます。)の間にクリーニングペーパーを入れ

キィをパタパタと押さえたり離したりすることで、タンポについていた水分を除去する事が出来ます。キィを押さえているときにクリーニングペーパーを引っ張ってはいけません。タンポの寿命を縮めてしまうので気をつけましょう。

管体の表面についた指紋等をふく

頭部管のところ等、キィがついていないところを握ってクロスで楽器をふきましょう。キィは構えた側ときから見て下(先)に向かって一方向に吹いてあげて下さい。そして最後はケースにしまい保管してください。

ケースにしまう時に。

楽器ケースにフルートのほかに、ガーゼやクロス、スワブを一緒に入れたりしてしまっていませんか?キイがクロスなどにより、ずっと押された状態になることは、フルートにとって良くないことです。お手入れ用品はケースカバーなどにしまうようにしましょう。

組み立て方で気を付けたいこと。

差し込むときは、必ず一方向に差し込みましょう。

よくねじ込みながら差し込む方を見かけますが、このやり方はNGです!この差し込み部と言うのは金属と金属が触れる部分で、差し込む際に微量ながら「金属くず」が発生すると共に、ジョイント部にねじ込みながら差し込んだ傷が出来ます。この2つがなかなか厄介で・・出来てしまった傷の溝に金属くずが入ってしまうと最悪の場合「入らない!!!!」「抜けない!!!!」なんて事も起こります。このような状態になってしまうと、楽器をお預かりし技術者に直してもらわなければならない為、ある程度の修理代が発生します。
そして、組み立てる前には必ず差し込む前にはジョイント(接続部)をクロスでふいてから接続しましょう。このひと手間が凄く大切です。上記の事が予防出来ますね!
また、「なかなかジョイントが入らない」と言う子が試しにジョイント部を空のクロスでふいてみたところ、すんなり入った等、意外な方法でトラブルが解決できることもあります。

キィ(タンポ)のべたつきが気になった時には。

出来れば日ごろよりこまめにクリーニングペーパーを使用してタンポの水分は除去して頂きたいです。
ですが、クリーニングペーパーを使っていてもキィのべたつきが気になったそんな時に役立つのがこちら!

パウダーペーパーです。このパウダーペーパーというのはクリーニングペーパーのような薄い紙の上に細かい粒子(パウダー)がついておりこのパウダーをタンポのところに付着させる事により、タンポを乾かせ、キィのべたつきを無くすものです。
商品名にもある通り「パウダー」なので、使いすぎるとパウダーの層が出来ていき、あまりにもこの層が厚くなってしまうと「キィの動きが重い!」なんて事が起きてしまいます。こうなってしまうと「タンポ交換」になってしまうので、楽器をお預かりさせて頂き、技術者が修理をさせて頂くようになります。パウダーペーパーの使い方にも十分注意が必要です。
パウダーペーパーは「緊急時のみ!」にしましょう。そのためにも、日頃からこまめにクリーニングペーパーでタンポの水分は取ります。それでもタンポのべたつきが解消できない!という時にパウダーペーパーを使用すると思いますが、その際には出来る限りのタンポに付着している水分をクリーニングペーパーで取り除いてから、パウダーペーパーを優しくパタパタと使用して下さい!

キイオイルについて

皆さんはキイオイルをご自身で差したことがありますか?キイオイルを差すと金属同士が直接触れ合うことなく、滑らかに動くようになります。金属同士の摩耗も少なくし、腐食やさびも防ぐことができるのです。一ヶ月に一回程度差せると良いでしょう。キイオイルはメーカーにより違うものが出ているので、各メーカーのものを使いましょう。量が多すぎたり、頻繁につけすぎても良くないので、難しいなと感じたらお店でお願いすると良いでしょう。

おすすめしたいお手入れ用品

吸水シート

リペアマンもおすすめの吸水シート。使い方はクリーニングペーパーと同じですが、こちらはくりかえし使えるシートです。汚れたら洗って乾かせばまた使えます。Sサイズ、Lサイズの2種類でシート3枚+スティック1本のセット。

メーカー 商品名 価格
セルマー 吸水シート ¥1,404(税込)
PAD DRYER

こちらもクリーニングペーパーの代わりに使うことができます。吸水性が高いソフトな生地で水洗いもできるので、衛生的に繰り返し使えます。と水分をしっかり吸収し、タンポの良いコンディションを 維持します。

メーカー 商品名 価格
BG PAD DRYER ¥715(税込)
ポリシングクロス DX

超極細繊維の高級クロスです。柔らかくきめ細かいクロスなので、乾拭きで驚くほど綺麗になります!ぜひお試しください!フルートにはMサイズがおススメです!!

 

メーカー 商品名 価格
YAMAHA ポリシングクロス DX M ¥759(税込)
YAMAHA ポリシングクロス DX L ¥1,045(税込)

困った時は、いつでも相談して下さい♪

今回はフルートのお手入れに関して紹介させて頂きました。この内容で分かりづらいことや、困ってしまった際には、いつでもお問い合わせくださいませ!
島村楽器アクアウォーク大垣店で皆様のお越しを心よりお待ちしております!!

お問い合わせ先

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TEL 0584-77-1620

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