こんにちは!小田原店DTM担当の相馬です。
DTMや自宅録音を始めると、必ず欲しくなるのが「モニタースピーカー」。
でも、カタログやスペック表を見ると「周波数特性:50Hz - 20kHz (-10dB)」みたいな数字が並んでいて、
「どう見ればいいの?」と頭を抱えてしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、スピーカー選びの第一歩とも言える「周波数特性」にフォーカスして、失敗しない選び方を解説します!
1.そもそも「周波数特性」ってなに?
周波数特性とは、スピーカーの「声域(再生できる音の範囲)」のこと。
スペック表にはよくこのように書かれています。
周波数特性:50Hz - 20kHz (-10dB)
見るべきポイントは一旦1つ。
「左側の数字(どこまで低い音が出るか)」です。
2.勝負は「低音」で決まる!
高音(右側の数字)は気にしなくてOK。 現代のスピーカーなら、人間が聞こえる限界(20kHz)付近まで余裕で出るモデルばかりだからです。
勝負は「低音(左側の数字)」。ここが数Hz違うだけで聞こえる世界が変わります。
60Hz〜
一般的な小型スピーカーレベル。ベースの音程は分かりますが、重低音の振動は薄くなります。
50Hz前後
DTMの標準(5インチクラス)。キックやベースの重みを感じられ、ポップス等の制作ならこの帯域まで出れば作業しやすくなります。
40Hz以下
大型(7インチ〜)。クラブミュージックや映画音楽など、サブベース(超低域)が重要なジャンルでは必須の帯域です。
3.「低い音」を出すには「サイズ」が必要。でも…?
低い音を出すにはスピーカーのウーファーサイズ(インチ)が必要で、40Hz付近を出すには7インチ以上あたりが候補になります。
「6畳の部屋にそんな大きいの置いて大丈夫?」と心配されますが、結論、6畳でも7インチ以上を使ってOKです。
むしろ、しっかりとした低音モニター環境を作りたいなら、積極的に選ぶべき理由があります。
小さな音量でもバランスが良い
大型スピーカーというと「大音量を出さないと本領発揮できない」と思われがちですが、実は「小さな音量でも低音が痩せにくい」というメリットもあります。
小型スピーカーは音量を絞ると低音がスカスカになりがちですが、大型なら能力に余裕があるため、控えめな音量でも低音の存在感を保ったまま再生できます。
「大きな音が出せない環境だからこそ、あえて余裕のあるサイズを選んで、小音量でもバランスよく聞く」というのも、スピーカー選びの有効なアプローチの一つです。
【ウーファーサイズ選びのヒント】
3〜4インチ(60Hz〜)
机が狭い、または歌ってみた・動画編集など、中高域のチェックがメインの方に。
5インチ(50Hz〜)
バランス型。初めての1台として失敗が少ない標準サイズ。
7インチ以上(40Hz〜)
個人的におすすめしたいのがこのクラスです。
クラブミュージックに限らず、近年の音楽シーンではJ-POPやアニソンなど多くのジャンルで「低い音(サブベースなど)」がふんだんに使われています。
現代の音楽を正しくモニターし、クオリティを一段階上げるためには、ジャンルを問わず40Hz付近までしっかり再生できるスピーカーを選ぶのが一番の近道だと考えています。
4.まとめ
スペック表の「周波数特性」を見るときは、まず以下の手順でチェックしてみてください。
1.右側(高音)はあまり気にせず、左側(低音)の数字を見る。
2.作りたい曲調に必要な低音が、40Hz付近なのか、50Hz付近で十分なのか考える。
3.部屋のサイズだけで判断せず、「必要な低音が出るサイズ」を選ぶ。(6畳でも7インチはアリ!)
この3ステップで、スピーカー選びの視界がグッと広がります!
「でも待って、周波数特性の数字のすぐ横に書いてある (-10dB) とか (±3dB) って何?」
と気づいた鋭いあなた。実はそれ、スピーカーの「本気度」を見抜くためのめちゃくちゃ重要な数字なんです。
長くなってしまうので、この「魔のカッコ書き」については、次回の記事で解説します。お楽しみに!
小田原店では、標準的な5インチクラスを中心に展示しています。
まずは店頭で「50Hz付近の低音」を体感し、「これで十分」か「もっと低い音が見たい(7インチ)」か確かめてみてください。
ご来店お待ちしています!
IK MultimediaiLoud MTM MKII 1Pair
「低域再生にはサイズが必要」という常識を、最新技術により覆したモデルが存在する。本機はデスクに収まるコンパクトな筐体(3.5インチ×2)でありながら、大型機に比肩する36Hz(-10dB)までの低域再生を実現。設置スペースは限られるが、制作クオリティには一切の妥協を許さないクリエイターにとって、まさに最適解と言える一台である。
¥148,500→102,300税込
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