![CONTENTSなぜ、いま耳の肥えたギタリストたちがこの工房に注目するのか。ヴィンテージへの敬意と、現代への最適化。揺らめく炎。至高の5Aフレイムとローステッド材の協演。身体と一体化する、究極のプレイアビリティ。死角なき、モダン・スペックの結晶。結論:これは、ギタリストの夢の結晶である。なぜ、いま耳 […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/odawara/wp-content/uploads/sites/214/2025/08/20250825-dsc00308.arw_.jpg)
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なぜ、いま耳の肥えたギタリストたちがこの工房に注目するのか。
日本のほぼ中央に位置する、長野県塩尻市。雄大な山々に囲まれ、澄んだ空気が流れるこの地に、静かな情熱を燃やすギター工房がある。
その名は「Red house Guitars」。
代表・石橋氏をはじめとする少数精鋭のビルダーたちが、一本一本の木材と対話し、ギタリストのための"真の道具"を生み出す場所だ。
巷に溢れるヴィンテージ・クローンとは一線を画し、かといって奇をてらったモダンデザインに走るわけでもない。彼らが追求するのは、あまりにもシンプルで、そして最も困難なテーマ――「最高のサウンドと、最高のプレイアビリティの両立」である。
ヴィンテージへの敬意と、現代への最適化。
そのサウンドの根底には、間違いなく50〜60年代の名機たちへの深いリスペクトが存在する。しかし、Red houseは単なる懐古主義に陥ることはない。
彼らのギターは、あくまで「現代の音楽シーンで戦うための楽器」として設計されている。

ヴィンテージライクなサウンドを持ちながらも、現代のプレイヤーが求めるスムーズな演奏性を実現したネックプロファイル。正確なピッチと演奏性を約束する、精密なフレットワーク。そして、ノイズ処理やパーツ選定に至るまで、ライブやレコーディングといったプロフェッショナルの現場で要求されるスペックを、標準で満たしている。
これは、古き良きものへの敬意と、現代のプレイヤーへの温かい眼差しの、完璧な融合なのである。
揺らめく炎。至高の5Aフレイムとローステッド材の協演。
このギターを語る上で、まず触れなければならないのは、その心臓部であるウッドマテリアルだ。工房が「ショーモデルのために」とストックしてきた、正真正銘のトップグレード材。そのすべてが、この一本のために惜しげもなく投入された。

ボディトップを飾る、深く立体的な杢目は、まるで生きているかのようだ。その周囲を縁取るナチュラルバインディングが、芸術品のような佇まいをさらに引き締めている。
そしてボディバックには、特殊な熱処理でヴィンテージライクな鳴りを引き出した「ローステッドアルダー」を採用。アルダー特有の豊かなミッドレンジはそのままに、驚異的な軽量化(総重量3.13kg)を実現した。

身体と一体化する、究極のプレイアビリティ。
コンセプトは「取り回し抜群の最高峰ギター」。
その思想は、小ぶりな"Piccola"ボディと、Red Houseオリジナルの「25.25インチ」スケールに結実している。
一般的なロングスケールよりわずかに短いこの設計は、チョーキング時の絶妙なテンション感と、ピッキングへの俊敏なレスポンスを生み出す。一度弾けば、その異次元のスムーズさに驚かされるだろう。

激しいストロークでも手が触れぬよう、絶妙な位置に配置されたノブ。サウンドの核となるオリジナルピックアップは、バンドアンサンブルで最も重要な中音域(800Hz)を巧みに持ち上げ、決して埋もれることのない、力強いサウンドキャラクターを確立した。
死角なき、モダン・スペックの結晶。
最高の木材と設計思想を、現代の"戦える楽器"へと昇華させるのが、一切の妥協を排したパーツ群だ。



結論:これは、ギタリストの夢の結晶である。
最高の木材、最高の技術、そして最高のプレイアビリティ。
Red house Guitarsと、一人の担当者の熱意が交差したことで生まれた、奇跡の一本。
これは、ショーケースに飾られるためのギターではない。ステージで、スタジオで、あなたの感性のすべてを受け止め、音として解き放つための究極のツールだ。
この"至宝"を手にする幸運なギタリストは、誰になるのだろうか。
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