<後編>木管マウスピースの選び方~知識編

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2020年10月30日

こんにちは!管楽器担当の渡辺です。 ここでは「マウスピースを選ぶ」にあたって簡単にかつ間違いの少ないように 選ぶ方法を2編に分けて書いていこうと思います。 全て読めばマウスピースマスターになれる!!(かも?) 是非前編を一読してから後編をお読みください! 前編はこちら!↓↓↓ <前編>木管マウスピー […]

こんにちは!管楽器担当の渡辺です。

ここでは「マウスピースを選ぶ」にあたって簡単にかつ間違いの少ないように

選ぶ方法を2編に分けて書いていこうと思います。

全て読めばマウスピースマスターになれる!!(かも?)

是非前編を一読してから後編をお読みください!

前編はこちら!↓↓↓

https://www.shimamura.co.jp/shop/narita-a/winds-strings/20201030/5145

マウスピースの各名称を深堀り!
マウスピースの材質による違い

マウスピースの各名称を深堀り!

木管マウスピース断面図

ティップオープニング

リードの先からマウスピースの先までの隙間の幅のこと。主に音量を左右します。
この幅が広いと吹き込む息の量を多く必要としますが、柔らかい響きになり音量も増します。
逆に狭いと吹き込む息の量が少なくて済み、明るめの響きでコントロールしやすくなりますが音量は小さくなります。

フェイシング

リードの先からマウスピースとリードが接する点までの長さのこと。主に音の柔軟性を左右します。
フェイシングが長いと柔軟性に富み(表情がつけやすい)、豊かで丸みのある音色となりますがコントロールが難しくなります。(ピッチが不安定になりやすい)
フェイシングが短いとコントロールがし易く(ピッチが安定する)、クリアで輪郭のはっきりした音色になりますが、音に表情をつけにくくなります。

チェンバー

マウスピース内部の容量のこと。主に音色の太さを左右します。
チェンバーの容量が大きいマウスピースは暗く太い音色になり、小さい場合は華やかで軽い音色になります。

バッフル

マウスピース先端から近い位置のカット部分(マウスピースの内側の傾斜部分)のこと。主に音色を左右します。
傾斜が急(ハイバッフル)だと息が速く入るようになるので音色が華やかで軽い音色になり、逆に傾斜が緩い(ローバッフル)と落ち着いた力強い音色になるのが特徴です。

チェンバーとバッフルの関係

チェンバーとバッフルの関係

チェンバーとバッフルはトレードオフ(一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという状態・関係のこと)になっていることが多く、ハイバッフルであればスモールチェンバー、ローバッフルであればラージチェンバーとなります。
ロックやフュージョン系などエレクトリックな音楽では音色を目立たせるためにハイバッフル系のマウスピースを使用し、逆にクラシックや吹奏楽などアコースティックな響きを求める場合はローバッフル系のマウスピースを使うのが一般的な選び方となります。
チェンバーとバッフルの関係を覚えておくと、マウスピース選びもぐっと楽になりますよ♪

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マウスピースの材質による違い

とりわけサックスのマウスピースを探そうとするとラバーやメタルという単語が出てくると思います。これはマウスピースに使用される材質のことをさします。この材質による音色の違いはあるのでしょうか。
ここではマウスピースに使用される主な素材「エボナイト製」と「メタル製」についてご紹介したいと思います。

エボナイト製

エボナイトとは、ゴムに硫黄を加えることによって硬化させた硬化ゴムのことです。ハードラバーとも呼ばれます。
耐久性にも耐候性にも優れており、プラスチック製のマウスピースよりもすり減りにくい特徴があります。
クラシックや吹奏楽の定番マウスピース(写真1)にはこのエボナイトが使用されており、暖かみのある柔らかい音色が特徴です。
エボナイトには硫黄が含まれておりますので(人体には影響ありません)、新しいエボナイト製のマウスピースを銀メッキが施されている楽器やリガチャー等と一緒に入れておくと、銀メッキが黒く変色してしまう場合がございます。購入直後は別々に保管していただくか、袋に入れておくことをお勧めします。

金属(メタル)製

真鍮、アルミ合金、ステンレス製などがあります。音色は硬めでパワーも出ます。
電気楽器に混じって演奏しても音が死なない為、ロックやフージョン系の音楽と非常に相性がいいです。
また、素材の金属以外にも表面のメッキの種類によって多少音色が変わります。

マウスピースの材質による違い「まとめ」

エボナイト製とメタル製の違いを読むと、

落ち着いた音色だったらエボナイトがいいのかな…
明るい音色だったらメタルのほうがいいのかな…

となりそうですが、エボナイト製でもジャズ系のモデルもありますし、メタル製のマウスピースでも暖かみのある音色を出せるマウスピースもあります。
結局のところ、マウスピースの音色はチェンバーやバッフル等が一番影響しますので、
まずは試奏するマウスピースがどのような構造なのかをきちんと確認することが重要です。



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