吹奏楽経験スタッフに聞いた!吹奏楽のお金のあれこれ。

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2020年01月30日

こんにちは! 春先によくご来店される「吹奏楽部への入部を希望されているお子さん」のお母さま、お父さまが気にされるのは[!!「吹奏楽部ってお金かかるの?」!!]という部分。 予算や必要な経費などは学校によって様々ですが、今回は[!!島村楽器で働く「吹奏楽部経験者」のスタッフ(44名)にアンケート!!] […]

こんにちは!

春先によくご来店される「吹奏楽部への入部を希望されているお子さん」のお母さま、お父さまが気にされるのは「吹奏楽部ってお金かかるの?」という部分。

予算や必要な経費などは学校によって様々ですが、今回は島村楽器で働く「吹奏楽部経験者」のスタッフ(44名)にアンケートをとって、実際にかかった経費についてまとめてみました!

題して

吹奏楽経験スタッフに聞いた。吹部にかかる大体のお金!

「だいたい」とさせていただいたのは、吹奏楽部という部活動に限らずその学校がどれくらい部活動に熱心に取り組んでいるか?でかかってくるお金も時間も大きく異なるからです。

目次

気になる楽器購入率

購入時期はいつが多いの?

初めて買った楽器の購入額は?

中学校・高校の吹奏楽部の部費はいくら?

部費以外での出費はあった?

まとめ


そもそも吹奏楽部って何をするの?

当店の吹奏楽経験スタッフをご紹介します

気になる楽器購入率

まず、今回アンケートに答えてもらった楽器経験者の割合はこんな感じでした。トランペット、サックス、クラリネット、フルートは割合が多いですね。

楽器割合

トランペット 20.5%
クラリネット(Es、バス含む) 13.6%
フルート 15.9%
サックス(テナー、バリトン含む) 27.3%
ホルン 4.5%
パーカッション 15.9%
ユーフォニアム、チューバ 4.5%

ホルンとユーフォニアム・チューバ経験者は珍しいですね!

楽器を実際に購入した割合は…

楽器購入率

購入した 72.7% 購入しなかった 27.3%

という結果でした。
購入したスタッフはトランペット、サックス、フルートやクラリネット、ホルン、パーカッションそれぞれどの楽器の人にもいたので、「所属する学校がマイ楽器購入を推奨しているか?」も購入の重要な判断要素になりそうです。

学校備品の楽器は古いことが多い

入学してまず触れるのはおそらく学校の備品として用意されている楽器でしょう。吹奏楽経験者ならわかる…あのすこしホコリ臭いケースに入った古い楽器です。
もちろんそのまま演奏は可能ですが本数が少ない場合は次の1年生のために譲らないといけないし、良い楽器は先輩が使っていたり…。学校によっては入部した時点で自分の楽器を用意してね。なんてところもあるようなので、これは要チェックですね!

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購入時期はいつが多いの?

購入時期

小学生時 2.9% 高校1年 17.6%
中学1年 26.5% 高校2年 8.8%
中学2年 20.6% 高校3年 2.9%
中学3年 5.9% 高校卒業以降 14.7%

中学1~2年、高校1年など節目に購入した人が多い

小学生時点ですでにもっていた人もいるようですね。
一番多いのは中学1年生のとき。やはり学校からの指定か、古い楽器に耐えられなかったのか…!
楽器を1年ほど続けて、今後も継続していきたいと思ってから、2年生で購入を決められる方も多いです。
その次は高校1年生、3年間続けたから買ってもらったという人もいるようです。高校卒業以降は、社会人になってからの購入や、音楽大学などに進んだからなどが理由のようです。

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初めて買った楽器の購入額は?

購入額

1~10万 14.7% 10~20万 23.5%
21~30万 41.2% 31~40万 2.9%
41~50万 11.8% 50万以上 5.9%

これは楽器の購入時期によっても変わりそうなデータですが、初めての楽器は20~30万程のものを選ぶ方が多いようですね。
購入時期として多かった中学1~2年、高校1年のみに絞ってみると、ホルンが41~50万(ホルンは高いです!)サックスにも2名ほど同価格帯がいるのでテナーサックスなどを購入したのでしょう。
楽器人口の多いクラリネット、トランペット、サックスはほとんどが10~30万円台を占めていました。

エントリーモデルとして販売されている楽器はほとんどが10万円台からですが、少し良いグレードのものを選んだようです。

ちなみに購入楽器店も聞いてみましたが、島村楽器が一番多かったです(ありがとうございます)

学校から指定の楽器店での購入を勧められる場合もあります。日頃のメンテナンスも一緒に見るので、うちで買ってね。という約束をしている場合もありますので確認をお勧めします。

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中学校・高校の吹奏楽部の部費はいくら?

入部前にしっかりと下調べしておくことをお勧めします。

これはかなりばらけてしまいました。やはり活動の範囲によってバラバラなようです。こちらは記憶力の限界だったスタッフもいますが、中学校は0円から月に2000~5000円程が多かったです。

高校も、0円というところから1,000~5,000円が平均的。学校によっては月8,000円や年間で3万など幅が広く、月ごとではなく2か月に1回の支払いだったりとかなり様々。

活動資金に地域補助があったり、まったくないからすべてを部費でまかなったりと活動量によってかなり左右されてくる数字ですね。
年間だったり月々だったり支払方法もバラバラの回答でした。
継続的にかかるお金なだけにしっかりとチェックしておきたいですね。

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部費以外での出費はあった?

部費だけじゃないのが部活動。サッカー部でも野球部でも使う道具なんかは自費だったりしますよね。
たとえばクラリネットですと必要な消耗品として、リード、リードケース、クリーニングペーパー、スワブ、リガチャーなどがあります。どこからどこまで部費でまかなってくれるのか?

主な回答はこちら

  • マウスピース
  • リード、お手入れ用品など
  • 外部レッスン代
  • 合宿やコンクール等での出費
  • ホール練習代、遠征費
  • 部活Tシャツ、衣装
  • 楽譜のファイル
  • トレーニング譜の購入

リード・備品修理は学校持ちだったりとばらける部分でしたが、

遠征費などは別途かかっているところが多いようです。

また、部活Tシャツやマーチングコンテストに出場する学校は練習場所のレンタル費用、衣装代がかかったりなどもします。

大会出場実績によっては遠征や合宿などもあり、出費が増える傾向にあるようです。
合宿はなかった人が約半数。大会への進出状況や必ずあったという人も含めると約半数が合宿を行っていたようです。

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まとめ:楽器購入が必要かが大きなカギ

ここまでのチェックポイントをまとめてみましょう。


学校備品の楽器は古いことが多い

楽器は中学1~2年、高校1年など節目に購入した人が多い

購入楽器は21~30万が1位。少し良いグレードのものを選ぶことが多い

部費は月1000~5000円が平均的。下調べをオススメします!

遠征費などは別途かかっているところが多いので活動量に注目


ここまで色々なデータをみてきましたが、一番お金がかかるのはやっぱり「楽器購入」です。
少なくとも1~3年、長く続ければ一生の友ともなりうる楽器です。

上でもご説明した通り、たとえ購入をしなくてもよい部活でも、学校備品は古くなっていることも多いため、ベストな環境とは言いずらいものです。キラキラ新しいマイ楽器は学生の憧れ…!
もし、楽器購入が必要な部活でも、親御さんは是非優しく見守ってあげてください。

楽器の購入について迷ったらまず楽器店へ

楽器の購入は任意だったけど、やっぱり用意してあげたほうがいいの?と悩まれるお母さま、お父さまは非常に多いです。
そんな時は楽器店へ是非足を運んでみてください。
色々な価格帯の楽器を試奏していただいて、しっかりと違いやメリット・デメリットを一緒に確認させていただきます。

マイ楽器は買うことが重要なのではなく、本人に合ったものを選ぶことが一番大事です。

良い楽器はそれだけ演奏者本人のポテンシャルを引き出してくれますが、要は家計との相談。
無理せず、それでもご本人のこれからの将来と、実力に合ったグレードの楽器を選びましょう。音楽は一生続けられる趣味です!

楽器についてのご相談、吹奏楽部で必要な小物類まで何でもご相談ください!お電話でもお問い合わせいただけます。

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そもそも吹奏楽部って何をするの?

吹奏楽部は年間を通してどのような活動をするものなのか?
大体こんなスケジュールになっています。

※一般的に活動している吹奏楽部であれば大体このスケジュールになります。

大会などは進出状況によって変わります。

支部大会は東京や北関東、関西、四国などの地方大会のことです。

主な活動
4月 入学式演奏、新入部員勧誘
5月 新入部員楽器決定
6月 吹奏楽コンクールへ向けて練習
7月 夏休み・吹奏楽コンクール地区大会
8月 吹奏楽コンクール県大会
9月 運動会演奏、県マーチングコンテスト
10月 文化祭演奏、全日本吹奏楽コンクール
9月~マーチングコンテスト支部大会
11月 全日本マーチングコンテスト
12月 冬休み・ソロコンサートなど
1月 県アンサンブルコンテスト
2月 地方アンサンブルコンテスト
3月 卒業式演奏、全日本アンサンブルコンテスト

おおかたこのようなスケジュールになります。目白押しですね!一年中忙しいです…。

吹奏楽コンクールと、マーチングコンテスト、アンサンブルコンテストと3種類大会があるのには、気づかれましたか?
この3つが主な吹奏楽部の活動になります。

吹奏楽コンクール

地区大会or県大会→支部大会→全国大会の流れになります。地区の規模によっていきなり県大会というところもありますが、大体は地区から始まります。
演奏曲、時間、編成によって部門がわかれていますが、~部門の名称や決まりはA部門以外は地区によってバラバラです。それでもほぼ規模などで区分けされています。1年生はよくB~C部門で初めて大会で演奏することになると思います。

部門の例
  • A部門(中学・高校・大学・職場一般)…大規模編成、全日本吹奏楽コンクールまでつながる部門。
  • B部門(小学・中学・高校)…小中編成のバンドを対象とした部門。
  • C部門(小学・中学・高校・大学・職場一般)…県大会のみなど自由な部門。

7月頃から地区大会が始まり、8月に県大会が開催されることが多いです。その後全国大会が10月に。地区大会だけでも目指す学校から全国常連レベルまで地域でも強豪校とそうでない学校と入り混じってほとんどの吹奏楽部が出場しているはずです。


マーチングコンテスト

歩きながら楽器を吹いて、隊列を組みつつ…という体育会系な演奏がこちらです。
1年生でも関係なく吹けない楽器をもって歩く歩く…ということになります。
こちらはいきなり県大会から始まるところが多いですね。

9月頃から県大会が始まったら、9~10月をかけて支部大会(関西マーチングコンテストなど)が開催されます。
その後11月に全国大会が開催される…というのが毎年の流れです。

アンケートでは

マーチング

半数近くがマーチングも実施していたようです。

マーチング用衣装などは学校にもともとあったという方から、マーチングシューズは自費購入だったり(専用のシューズがあります)、保護者の手作りからTシャツ、2万程のジャージまで様々です。

全日本マーチングコンテストの動画などをご覧いただけるとお分かりいただけるでしょうが、衣装に制限はなく統一した衣装を皆で着る学校がほとんどです。そのため、貸し衣装があったりお揃いのポロシャツだったり、ジャージだったりと様々なんですね。

アンサンブルコンテスト

こちらは、アンサンブル。いわゆる小編成での演奏で競うコンテストになります。
木管8重奏や金管4重奏など10人以下程の規模で演奏するコンテストです。
こちらはコンクールなどがおおかた落ち着いた1月頃から開催になるので、吹奏楽コンクールが終わったらアンサンブルの練習!とすぐ切り替える学校も多いようです。
人数が少ない分全国を目指すのであれば2~3年生中心とした編成になりますが、1年生だけでも組んでとりあえず大会に出す。という学校もあるそうです。

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当店の吹奏楽部出身スタッフを紹介!

管楽器担当 中村 知世(なかむら ともよ)
略歴 4歳からピアノを始めました。小学校より吹奏楽部に所属、中学3年までの6年間トロンボーンを担当し、マーチングの主指揮(ドラムメジャー)や部長を経験。高校からトランペットを始め、現在茶屋吹奏楽団にてトランペット&運営を担当。皆様の音楽生活、管楽器ライフを精一杯サポートさせていただきます。どうぞ宜しくお願い致します!

お問い合わせ

店舗 イオンモール名古屋茶屋店
TEL 052-309-3560

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