【実機レビュー】期待の配信ミキサーAudio-Technica AT-UMX3展示開始!製品の特徴やYAMAHA AG03mk2との違いもご紹介!

名古屋パルコ店

名古屋パルコ店店舗記事一覧

2024年02月23日

こんにちは、島村楽器名古屋パルコ店の立浦です。本日はAudio-Technicaの配信ミキサーAT-UMX3をご紹介! この数年で一気に定着したオンライン配信の文化、機材も本当に多くのメーカー・モデルがありますが、マイクやイヤホン・ヘッドホンの市場において高いシェアを占める日本のAudio-Tech […]

こんにちは、島村楽器名古屋パルコ店の立浦です。
本日はAudio-Technicaの配信ミキサーAT-UMX3をご紹介!

配信ミキサーAudio-Technica AT-UMX3

配信ミキサーAudio-Technica AT-UMX3

マイクロホンメーカーが手掛けるライブ配信向けUSBオーディオミキサー

¥19800税込

この数年で一気に定着したオンライン配信の文化、機材も本当に多くのメーカー・モデルがありますが、マイクやイヤホン・ヘッドホンの市場において高いシェアを占める日本のAudio-Technica社も遂に配信ミキサー「AT-UMX3」をリリース!

高音質かつ使いやすいレイアウトと豊富な入力端子、更にMac/PC/iOSだけで無くAndroidOSにも標準対応!


更に配信に便利なミュートボタンやループバックのON/OFFスイッチも本体に搭載!
幅広い用途・環境での使用が可能です!
本記事ではそんなAT-UMX3がどんな機材に仕上がっているのかを実機の特徴を交えてご紹介いたします!

特徴その①:音が良い&レイテンシーも低め

マイクのATシリーズ、ヘッドホンのATH-Mシリーズで知られるAudio-technica社が独自に手がけた配信ミキサー。音が良くないわけがありません!
長年マイクの開発を手がけてきた技術および設計担当者が監修した本機種、自社のマイクをリファレンスに、設計および音質評価を行っているとのこと。
実際に担当も店舗で確認してみましたが、確かにこの価格帯の配信ミキサーとしては異例の高音質さに驚きました。

比較される機種だとYAMAHA AG03mk2やRoland GO:MIXER PROあたりかなと思います。
それぞれの実機でサウンドチェックしてみましたが、これらと比較しても入力・出力共に良いサウンドを得られました。
マイク・楽器の入力はより豊かに低ノイズに収録でき、再生される音も一歩解像度の高くなる印象!

マイク端子部分にはNEUTRIK(ノイトリック)社製XLR/φ6.3mmのコンボジャックをマイク端子に採用。
形状的に同社のNCJ6FAかな?他の音楽機材にもよく採用されるイメージの優良な端子。


何かとノイズの原因となるアイテムが多い配信環境ですが、本機種には対策として独自のフィルタ回路を用いるだけでなく筐体内部に金属板を仕込みシールドとしている模様!
音の良さに加えて、こういった工夫による低ノイズさを誇る点も要チェック!
実際AG03mk2で発生していたノイズが同じ環境下でAT-UMX3では発生しないというケースもありました。

各機種のレイテンシもCubase上でチェック。(レイテンシって何?という方はこちら
驚くことにAT-UMX3が一番合計のレイテンシーが少ない!特に入力のレイテンシの低さは目を見張るものがあります!
これは配信・録音の時も有難いですね!!

特徴その②:軽量、コンパクトで設置・持ち運びしやすい

特に配信界隈で人気No.1を誇るYAMAHA AG03mk2と並べるとAT-UMX3の方がかなりコンパクト!
AT-UMX3:H44×W127×D131mm 質量334g
AG03mk2:H63×W126×D20mm 質量800g

重量も軽量で狭い空間での配信や、外部へ持ち出して使用したい際にもありがたいですね!


操作のつまみやボタンも最小限の配置で操作に迷うこともありません。
初めての方でも簡単に使用可能です!

特徴その③:専用ドライバ不要ですぐ使用可能、AndroidOSにも対応

AT-UMX3はパソコン(特にWindows)で使用する際に専用ドライバのインストールは不要、USB接続するだけOKな楽チン設計。
競合となるYAMAHA AG03mk2もWindowsで動作させる際はメーカーが発行するドライバのインストールが必要なので、そういった手間がないだけでも初心者の人には有難い仕様!

AndroidOSも公式対応!
配信界隈においてAndoroidOS対応機種は少なく、AG03mk2もAndroidOSはUSBからでは無く4極ステレオミニケーブルでの接続となるので、ここは大きなポイント!



他にもPS4/5のようなゲーム機器とのUSB接続も可能!
ゲーム配信にも重宝しそうです!

課題点

音も良く使い勝手も良いAT-UMX3ですが、課題点を挙げるとすれば
・DAWソフト上などでチャンネルを分けて録音出来ない点
・MONITOR MUTEが出来るのはマイクチャンネルだけでギターやKEYBOARDなどの楽器入力はミュート出来ない点
・AG03mk2のようなエコー・リバーブなどのエフェクトがない点

あたりでしょうか。
しかしながらAT-UMX3の高音質・低ノイズな点、軽量コンパクトでAndroidOS対応という点も素晴らしいところ!
ここはご自身の用途や環境と照らし合わせてフィットする方を選ぶのが良いでしょう!

いかがでしょうか?
Audio-Technica AT-UMX3、当店にも実機展示中・お試し可能です!
気になる方は是非ご来店ください♪

この記事を書いた人:立浦(たてうら)

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。