TRS-MIDIにも色々な規格がある!というお話

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2023年06月15日

こんにちは、島村楽器名古屋パルコ店の立浦です!本日はTRS-MIDIケーブルについて! 最近TRS-MIDI方式を採用するシンセやエフェクターが増えてきましたよね! こんな3極のミニプラグ端子でMIDIを送受信できるアレです。形状はイヤホンやヘッドホンで使うミニプラグと全く同じですね!実はものによっ […]

こんにちは、島村楽器名古屋パルコ店の立浦です!
本日はTRS-MIDIケーブルについて!

最近TRS-MIDI方式を採用するシンセやエフェクターが増えてきましたよね!

こんな3極のミニプラグ端子でMIDIを送受信できるアレです。
形状はイヤホンやヘッドホンで使うミニプラグと全く同じですね!
実はものによっては普通の音声ケーブルとして販売されているもの代用出来たりもします。

↑みたいな5つ穴が空いた丸っこい5pin DINという端子でMIDIをやり取りするのがまだまだ一般的ですが、TRS-MIDIは5pinと比較しても端子の口径を小さく出来る=製品をコンパクトに出来る、ということもありメーカーやユーザーから好感触のようです。

今後ますますTRS-MIDIを採用した製品は増えていくものと思われます!

しかしながらこのTRS-MIDI、実は結構色々な規格の違いがあるので注意が必要!
TRS/MIDIの細かな技術的な説明は面倒臭い&理解の乏しい私の知識では誤った情報をお伝えしかねないので割愛するとして…
アンブレラカンパニー様のサイトでより詳しく解説されてます!

こんなふうに片側が5pin、もう片側が3.5mm TRSとなっているものや

上記のように一見同じTRS-MIDI端子のように見えても…

TRS側のサイズが2.5mmや3.5mmといった形で微妙に異なっているものがあったり。

また、上記動画(英語ですが日本語自動翻訳である程度解読できます!)で説明されているようにTRS-MIDIの形が一緒でもTYPE AとTYPE Bいう配線方法がものなど、ひとえにTRS-MIDIと言っても様々な違いがあります。

メーカー毎に異なった規格のTRS-MIDIを採用しており、互いに互換性はありません!
せっかく購入したのに認識しないーという悲しい事態を避けるためにも、よく確認をする必要があります!

当店に展示中の製品で例にとると

RolandのAIRA CompactシリーズやKORG SQ-1やVolca FM2などは3.5mmかつTYPE-A仕様のTRS-MIDI

ArturiaのBeatstep ProやKEYSTEPは3.5mmかつTYPE-B仕様のTRS-MIDI

IK Multimedia のUNO SYNTH/UNO DRUMやiRig Pro等のMIDI対応製品は2.5mmかつTYPE-A仕様のTRS-MIDI

にそれぞれ対応しているようです。
国内の製品で割と一般的なのは3.5mmかつTYPE-A仕様のTRS-MIDIですね。海外ものはType-Bが多いかも。

ちなみに上記のArturiaのTRS-MIDI端子を使う製品は
Microfreak /AudioFuse/ AudioFuse Studio /Beatstep /Beatstep Pro
があり基本的にはTRS Type-Bですが、BeatstepだけTRSではなくTSの端子を使っていて必ず付属のアダプターで 5-PIN MIDIに変換する必要があるようです。
うーん、ややこしい!

しかも、マイナーなメーカーの製品だと同じ品番でもリリース時期によってType-A/Bが混在することもあるのだとか。
面倒なんでもう規格を統一してほしいです…。
「どっちか分からんな…」という方は買う前にしっかりサポートセンターへ確認しましょう!

当店にはRoland/BOSS社のTRS-MIDIケーブル(BMIDIシリーズ)をいくつかラインナップしておりますので、お探しの方は是非当店にてお買い求めください!
※ちなみに本製品は3.5mmかつTYPE-A仕様です。

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。