こんにちは、島村楽器名古屋パルコ店の立浦と申します。
本日は大好評を頂いている簡易防音室OTODASUとDTM(宅録)環境を組み合わせた実例とメリット・デメリットをご紹介!
CONTENTS
OTODASUとは?

楽器の練習やテレワークにも。圧倒的なコスパを実現した万人のための防音ルーム。
幅広いスペースと簡単な組み立て設計。
誰もが手軽に使える防音ルームを目指して開発されたOTODASUⅡは、高い防音性能と手軽な価格を両立した圧倒的なコストパフォーマンスを誇る新型防音ルームです。
既存モデルをベースに、サイズを広くした島村楽器限定モデルも発売中!

内寸:W1,100㎜×D1,200㎜×H1,900㎜
外寸:W1,240㎜×D1,340㎜×H1,912㎜
既存モデル「OTODASUⅡLIGHT」を、縦に100㎜広げた長方形タイプ
¥119900税込

内寸:W1,200㎜×D1,200㎜×H1,900㎜
外寸:W1,340㎜×D1,340㎜×H1,912㎜
既存モデル「OTODASUⅡLIGHT」より縦横に100㎜ずつ広げた正方形タイプ
¥129900税込
実際の様子


DTM環境をOTODASU内に入れ込んでみた様子がこちら!(S‐OTODASUⅡ LIGHT 11×12Dを使用)
基本的な機材構成であれば問題なく設置することが可能です。
レコーディング用にマイクも入れ込む場合、床置きのマイクスタンドでは設置スペースが限られる為、机に取り付けるアームタイプを選択すると良いでしょう!
※内部には吸音材も展開


スペースは結構狭めですが、ギターの演奏や録音も一応可能です!

ちなみに上記のような大き目のオフィスチェアですとかなり無理がありますのでご注意を!
一応収納出来ましたが、リクライニングは出来ず身動きも殆どとれません…。
使うならシンプルな椅子の方がよさそうです。
どれほど音量を抑えられる?
※上記動画はOTODASU公式HPより拝借
防音性脳について、数値にすると-15db程度抑えるものですので、大きい音を完全に防ぐことは出来ません。(通常の防音室は-30~40db)
とは言え、通常であれば近所迷惑になるくらい大きい楽曲プロジェクトの再生音をTV番組を見るくらいの音量には落とす事は可能です!
よっぽど非常識な時間帯や音量でない限り、必要十分に抑えることが出来そうです!
OTODASU内の音場環境について
作曲やミックスを行う上で『正しい音場環境』は必要不可欠!
例えばマイクで録音する上では不要な反射音や外部からの干渉音は極力忌避すべきですし、録音・打ち込みした楽曲をミックスしていく際は各帯域や左右のスピーカーから均一な音量で聴こえているのかと言ったような“正しい音”を聴いてあげる必要があります。
防音・調音などがされていない一般的なお部屋の音場を測定した場合、お部屋内の反響のせいで低域が通常よりもかなり出てしまう等、必要な帯域が正しくとらえられない事も。
この聴こえ方を基準に「あちゃ~自分の曲、低音出過ぎだな…下げるか…」とミックスをすれば…
そう、出来上がってしまう楽曲の実態は低音スカスカ、No迫力な仕上がりになります。
反面OTODASUならのある程度閉鎖的な環境なのでモニター環境として優れた音場を作り上げる事が可能です。
内部に吸音材も取り入れることでモニター環境の更なる改善はもちろん、ボーカルや楽器を録音する際の不要な反響音も抑えることが出来るので、結果としてバランスの良い音を収録する事も可能です!
導入前の注意・確認ポイント
概ね良さそうに見えるOTODASUですが、導入に際し注意すべきポイントもありますので正直にご紹介しておきます!
防音性能はそれなり
OTODASUは(YAMAHA社やKAWAI社のような)一般的な防音室と比較し、防音性能がものすごく高い!真夜中に楽器をガンガン弾いても大丈夫だよ!
というタイプの防音室ではありません。それなりです。上記の通り、うるさくて迷惑な音をある程度までのレベルに抑えられるものである、という事をお忘れなく!
暑さや換気に注意
一般的な防音室は室内にファンやエアコンをオプションで取り付けることが出来るのに対し、OTODASUは基本的に自己責任で改造しない限り取り付け出来ません。
パソコンやスピーカーを始め、基本的に電力を使うものが多いDTM環境ですので、時間が経つと内部はそれなりに暑くなりますので、特に夏場は注意が必要です。

OTODASUを設置する部屋内を冷房ガンガンにする事は大前提として、一応、天井が上記のようにOPENに出来たり、適度にドアを開閉することにより熱を逃がすことで対策は可能です。
逆に冬場は暖房要らずになります(笑)
総括
いかがでしたでしょうか?
本日は簡易防音室『OTODASU』とDTM環境の親和性についてご紹介させて頂きました!
まとめると
・大体のDTM関連機材は問題なく設置出来る
・完全防音は不可。しかしながら作曲・ミックス時の音量は一般的に大きくウルサイとされる音からTV番組を見る音量くらいに抑えることは出来る
・吸音材と組み合わせれば音場環境改善のメリットも
・内部は排熱で温度が上がるのでしっかり対策を
といったところでしょうか!
気になる方はチェックしてみて下さい♪
この記事を書いた人:立浦(たてうら)

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。
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