![皆さまこんにちは!ピアノインストラクターの芝田佳子(しばたかこ)です。 本年度から島村楽器名古屋則武新町店でピアノインストラクターをしております!普段はお店の教室でレッスンをしたり、空いた時間に販売で店頭に出たりしています。お気軽にお声がけください♪ 本日は、二回目のブログという事で、ピアノという楽 […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/nagoya-noritake/wp-content/uploads/sites/202/2023/07/20230714-463889965542539734.jpg)
皆さまこんにちは!ピアノインストラクターの芝田佳子(しばたかこ)です。
本年度から島村楽器名古屋則武新町店でピアノインストラクターをしております!普段はお店の教室でレッスンをしたり、空いた時間に販売で店頭に出たりしています。お気軽にお声がけください♪
本日は、二回目のブログという事で、ピアノという楽器についてお伝えいたします!
皆さん一度は学校の音楽の授業だったりでピアノを見たり触れたことがある方が多いと思います。比較的馴染みがある楽器かと思います。
皆様にピアノの良さを知って頂けるよう楽しい記事を書いていこうと思います!
それでは行ってみましょう!
ピアノの歴史
ピアノは300年も前から誕生し、現在のピアノの原型をつくったのは、1709年頃イタリアのチェンバロ製作家クリストフォリが発表した「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」が、最初の楽器とされています。残念ながら現存しませんがその後1720年に製作したものが下記写真になります。(ニューヨーク・メトロポリタン美術館蔵)
それまで鍵盤楽器の主流であったチェンバロが、弦をはじいて発音するので強弱が全くつけられなかったのに対し、クリストフォリの楽器はハンマーで弦をたたいて音を出すという画期的な構造でした。その結果、若干の強弱がつけれるようになり、この楽器が徐々に改良されピアノからフォルテまで、表現の幅が広がり現在のピアノまで進化してきました。
楽譜でピアノを「pf」と略されているのをみることがあると思いますが語源は「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」が省略されて、「フォルテピアノ」や「ピアノフォルテ」となり、さらに「ピアノ」として広まりました。

ピアノの音が鳴る原理

ピアノには白鍵と黒鍵を合わせて88鍵盤あります。そしてその鍵盤ひとつひとつに弦が張られており、全体の張力はおよそ20トンもあるといわれています。ピアノの鍵盤をたたくと、ダンパーが弦から離れ、鍵盤につながった内部のハンマーが動いて弦を叩くことで音が出るという仕組みになっています。しかし、小さなハンマーで弦をたたくだけではあまり大きな音は出ません。そこで響板という音を響かせる板に伝え、その中の空気も一緒に震わせて共鳴させて増幅させることによって音に豊かさを与えているのです。
つまり、ピアノの音の強弱や音色は『ハンマーがピアノ弦をどう打つか』によって決まってくることになります!
ピアノは「鍵盤楽器」に分類されますが構造を知ると「打楽器」や「弦楽器」の構造を兼ね備えた楽器だということが分かってきます。
アップライトピアノとグランドピアノの違い
アップライトピアノ

アクション | 弦が垂直に張られており、ハンマーが横から弦を叩くことで音が出るようになっています。 ハンマーを戻す時にバネの力を利用するため、ハンマーの戻りにどうしても時間がかかります。 |
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鍵盤の連打数 | 1秒間に約7回 (トリルなどの素早い連打に限界があります。) |
べダル | 右から ダンパーペダル:踏むと、ダンパーがいっせいに弦から離れ、長く音を振動させることができます。 マフラーペダル:弦とハンマーの間に薄いフェルトの幕がかかり、音量を抑えて練習したい時などによく使われます。 ソフトペダル:ハンマーレールと弦との距離を縮めることでハンマーのエネルギーを抑え、ソフトに打弦し音量を弱めます。 |
音の響き | 通常、壁につけて設置される場合が多く、響板の前後や壁がケースで塞がれ、音は後ろに抜けるのでこもって聞こえます。屋根を開けても大きな効果は得られにくいです。 |
メリット
・グランドピアノに比べて安価
・設置場所を取らない
デメリット
・グランドピアノに比べて音量が小さい
・音色やタッチの繊細な調節が難しい
・早いパッセージが弾けない
グランドピアノ

アクション | 弦は上記の音が鳴る原理で紹介した画像のように水平に張られており、音を出すために下からハンマーが弦を叩いた後、それ自体の重さで元の位置に素早く戻るようになっています。ハンマーが完全に戻らなくても、次の打鍵ができるのも特徴です。 |
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鍵盤の連打数 | 1秒間に約14回 (アップライトピアノと比べ、素早い連打や細かなトリルが弾きやすいだけでなく、弱音でのレガートなど繊細な表現、フォルテッシモで無理な力を入れないなどの様々なテクニックを、身につけることができます。) |
ペダル | 右から ダンパーペダル:踏むと、ダンパーがいっせいに弦から離れ、長く音を振動させることができます。 ソステヌートペダル:鍵盤を押さえた後ペダルを踏むと押さえたダンパーだけが弦から離れ、押さえた音だけ残ります。 シフトペダル:打弦の位置をずらすことで音量が抑えられるだけでなく音色も微妙に変化させられます。 |
音の響き | 構造上アップライトピアノよりも弦長を長く取れるので、ゆとりある音質、重低音の響きが得られます。ピアノ全体が共鳴体となって深い響きを生み出すと同時に、響板からの直接音や反射音を耳にしながら演奏できます。 |
メリット
・音量の幅が広く響きが豊か
・音色やタッチを繊細に調節できる
・コンクールや受験に近いコンディションで練習できる
デメリット
・アップライトに比べると高額
・集合住宅には置けないこともある
・場所を取る
私の使用ピアノ紹介


最後に私が自宅で使用しているMyピアノを紹介します!
小学2年生の時に両親に買ってもらったSHIGERU KAWAIのSK-3というグランドピアノです。小学2年生からグランドピアノを与えてくれた両親にはとても感謝です。
私のピアノ人生を一緒に歩んできた大好きなピアノです。ピアノを続けている中で悔しいことや嬉しいことなど沢山の思いがありますが、色んなことを背負っていつも私のピアノの音色を奏でてくれたのがこのピアノさんです。
本当に良い音が出ます。コンクールや発表会などで色んな会場でグランドピアノを弾いてきますがやっぱり自分のこのピアノが落ち着くんです。これからも沢山弾いて愛していきたいと思います。(笑)
最後に
もともとピアノというのはグランドピアノのことを指していました。アップライトピアノは、家庭用に普及したピアノで、グランドピアノが置けないような限られたスペースで演奏が楽しめるようにと作られました。
今回はピアノについて簡単にご紹介しましたが、皆様がピアノを楽しむために最適なピアノを見つけてこれからも音楽を楽しんでくださると嬉しいです!
また、ピアノの購入を考えている方は私にご相談くだされば最適な1台を選ぶサポートをさせていただきます。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
最後までご覧いただきありがとうございました。また次回のブログをお楽しみにお待ちください!
ピアノサロンについて
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店舗 | 島村楽器 名古屋則武新町店 |
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担当 | 芝田 |
電話番号 | 052-589-4050 |
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