【金管楽器】基礎練習を見直そう♪

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2023年12月12日

こんにちは。名古屋則武新町店の久野です! みなさま基礎練習は毎日していますか?基礎練習をせずにいきなり曲の練習をしていませんか?うまく吹けない理由は、基礎練習不足にあるかもしれません。良い音楽は良い土台から! といっても何をしたらいいのか難しいですよね。今回は久野が学生の時に取り組んでいた練習法を紹 […]

こんにちは。名古屋則武新町店の久野です!

みなさま基礎練習は毎日していますか?基礎練習をせずにいきなり曲の練習をしていませんか?
うまく吹けない理由は、基礎練習不足にあるかもしれません。良い音楽は良い土台から!

といっても何をしたらいいのか難しいですよね。今回は久野が学生の時に取り組んでいた練習法を紹介いたします。
ぜひみなさまの練習の参考になれば幸いです。

ロングトーンはまっすぐ

金管の基礎練といえばロングトーンのイメージがあると思いますが、ただボーっと音を伸ばせば良いということではありません。
(でも疲れてくるとぼけっとしてしまいますよね、、、)

少し意識するだけで今までのロングトーンとはガラッと変わるポイントについて説明いたします。

ピッチ
ピッチとは音程の事です。ロングトーンの練習の際は、必ず正しい音程で真っ直ぐ伸ばせているか確認しましょう。
チューナーのメモリやキーボードの音を参考にすれば自分がどれくらいズレているか、すぐに気付けるので訂正できます。

アタックリリース
アタック(音のはじめ、頭から音が出でいるか)リリース(音の終わり、音の処理)を意識しましょう。
鋭いアタックで音を鳴らすのか、ブツっと切れるリリースをするのか、やりたいことを明確にして練習をしましょう。

管楽器経験者なら一度は見たことがありそうな画像

イメージ
どのような音を鳴らしたいのか、イメージをして吹きましょう。なりたい音や、良いと思う音、なんでも構いません。
ただ息を入れるだけでなく、頭で考えながら練習してみましょう!

タンギングはタイミング

金管楽器は息を入れて音になるまでラグがあります(1息を吸う、2アンブシュアをセットする、3タンギングをする)
これらがメトロノームのタイミングに合わせてできるようにするのが、タンギングの練習です。
上記で説明したアタックリリースにも通ずるところですので、1音1音の形を意識しましょう!

こんな感じのイメージ

リップスラーは柔軟性

みなさまご存知の通り、金管楽器は同じポジションで色んな音が出ます。
同じポジションでも息の圧力や、息が通る唇の開き方などを変化させることで、音が変わります。
リップスラーはそれをスムーズに行うための練習です。

唇に柔らかさと柔軟性を持たせることによって、バテにくく、対応力のある唇を作ります。
また息の圧力や、息が通る唇の開き方など操るのが上手な人は、高音も低音も上手に吹けると言われています。
音をしっかりイメージして、当てることを意識しましょう!

やってみよう!

ここからは上記で説明した3つをどう練習するのか、具体的に紹介します。

ロングトーン

相変わらず久野の手書きです、、、

テンポは60(メトロノームは120)で練習しましょう。休符は休みではなく、次の音への準備です。
半音階で下がっていくことで、音程感も鍛えることができます。音域を広くしたり、伸ばす拍を長くしたりと応用して練習してみましょう。

タンギング

四分休符の形がおかしい、、

テンポは80で練習しましょう。テヌートやスタッカート、アクセントなどアーティキュレーションを変化させて応用しましょう。
(こちらはタンギングを速くできるようになる練習ではありません)

リップスラー

ト音記号がヘタ過ぎる

テンポは60(メトロノームは120)で練習しましょう。息の流れを意識し、着地の音程に注意しましょう。
4分音符、8分音符と変化させたり、音域を広げたりするなど、応用して練習しましょう。
(トランペットのポジションを記載しています)

おすすめの基礎譜紹介

上3冊はどれも久野が使っていた基礎楽譜です。JBCとティップスは主にバンド、アーバンは個人で書かれています。
基礎から応用までおさえた金管楽器には欠かせない技術が詰まっているので、ぜひページをめくってみてください。
どれも店頭に在庫がございます。詳しくは当店の楽譜アドバイザー兼トランペッターの林までお問い合わせください!

まとめ

みなさまいかがでしたでしょうか?基礎練に困っている方の参考になれば嬉しく思います。
ロングトーンばっかりできる人、高い音がたくさん出る人が上手いとは限りません。基礎練習も曲練習もバランスです。
練習のしすぎで、調子を崩しては元も子もありません。程よい休息を取りながら練習に励みましょう!私も頑張ります。

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