アミュプラザ長崎店 管楽器総合ページ
お手入れ方法
1、楽器を分解する
組み立てたときと逆の手順で楽器を分解します。
楽器はキイを上にして安定した場所に置きましょう。
◎メンテナンスマットを敷くと楽器にキズがつきづらく、安心です!
2、マウスピースの水分・汚れを拭き取る
リード・リガチャーを外してマウスピースにスワブを通します。
マウスピース用のスワブを使いましょう。
表面の汚れはクロスやウェットティッシュで拭き取りましょう。
汚れが落ちない場合は『マルチクリーナー』をクロスに噴きかけて拭き取るときれいに落ちます。
リードの水分もティッシュなどで拭き取りましょう。楽器を片付けている間はリードケースにしまわず、少し乾燥させてからしまうと良いでしょう。
マウスピースとリガチャーを組んだまま保管する場合は、使わなくなったリードを差し込むことでリガチャーが歪まずに保管できます。
3、管内の水分を取り除く
全ての管体にスワブを通し、管内の水分除去をします。
スワブはきちんと広げ伸ばしてからご使用ください。
(畳んだ状態やぐちゃぐちゃな状態だと管内で詰まってしまいます。)
◆ この作業は演奏中もこまめに行いましょう!15~20分に1度くらいの頻度で必要な作業です。
上管内の上部には突起物(音孔管)がありますので、スワブは「上から下へ」通すことをおすすめします。この突起にスワブが引っ掛かり抜けなくなる、という事故がとても多いです。
突起に近い上側から通すことで引っ掛かってもすぐに引き戻す事ができます。
この時、スワブを通す方向を常に統一することで水の流れが一定になり、息の流れもスムーズになって楽器の鳴りが安定していきます。
練習途中の場合は、マウスピースのみ外して一気に通せます。面倒に思わず、こまめにしてあげましょう。
※ スワブが抜けなくなった場合は、早急に当店・または最寄りの楽器店にご相談ください。
無理に抜こうと力をかけたり何か工具を使ったりすることで楽器を傷める危険があります。
スワブの除去作業が難航する可能性もあります。
4、ジョイント部の水分・グリスを取り除きます。
ガーゼやティッシュなどでしっかり取り除きます。
ティッシュを使う場合は、千切れた物が管内に残らないようお気を付けください。
ジョイント部にはスワブでは取れない水分が残っています。
木製楽器の場合は管体が割れる原因やジョイント部分の木部が水分を吸収して膨張し、ジョイントが固くなる原因にもなってしまいます。
ジョイントコルクは、大体がゴム系接着剤を使用していますので、グリスを残したままにしておくとコルクの接着剤が弱り、いずれ剥がれてしまうこともあるのでご注意ください!
5、クリーニングペーパーでタンポについた水分を取り除きます。
クリーニングペーパーをタンポと音孔の間に挟み、キイを数回軽く押します。
完全に水分が取り除けるまでクリーニングペーパーの位置を変えながら行います。
タンポが傷む原因になりますので、キィを閉じた状態でクリーニングペーパーを引き抜かないようにしましょう。
◆ この作業は演奏中もこまめにおこないましょう!
タンポに水分がついたままだと水分を吸収し過ぎてしまい、タンポが劣化しやすくなります。
6、クロスで楽器表面の汚れを拭き取ります。
指紋や手汗、演奏中についた汚れなどを拭きとります。キィに過度の力が加わらないようにしましょう。
拭き取りを怠ると銀が変色してしまったり、手汗でキィが錆び付いて動かなくなってしまうこともあります。
※このとき、クロスでタンポの側面をこすらないよう注意!
クラリネットのタンポはとても繊細です。
お手入れ中のクロスや、演奏中に手・衣服などでこすれることで傷み、破れてしまうこともあります。
7、楽器をケースにしまいます。
ケース内の湿度を一定に保ってくれる『モイスレガート』や、銀の変色を抑えてくれる『Cガード』を一緒に入れることで、楽器の良い状態が続きやすくなります。
ケース内に入れている物がキィを圧迫しないようご注意ください。
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この記事を書いたスタッフ
アミュプラザ長崎店 管楽器担当井上(いのうえ)
長崎県出身。中学高校と吹奏楽部に所属し、クラリネットを6年間吹いていました。管楽器の事、お気軽にご相談ください。
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担当 | 井上 |
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