![*DTMを始めよう! こんにちは。DTM担当の中村です。いきなりですが、「DTM」という単語はご存知でしょうか? 最近巷を賑わすあんな曲、こんな曲。「DTM」をもとに製作された楽曲ばかりです。 *そもそも「DTM」ってなんなの?? 「DTM」とは「デスクトップミュージック」の略語で、簡単に言うと「パ […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/nagano/wp-content/uploads/sites/47/2021/11/20211101-0ecfe018e13ec302309b7779561a3a4f.jpg)
DTMを始めよう!
こんにちは。DTM担当の中村です。いきなりですが、「DTM」という単語はご存知でしょうか?
最近巷を賑わすあんな曲、こんな曲。「DTM」をもとに製作された楽曲ばかりです。
そもそも「DTM」ってなんなの??
「DTM」とは「デスクトップミュージック」の略語で、簡単に言うと「パソコンで曲作っちゃおう!」みたいな解釈です(笑)
例えば、かつてバンド編成でのレコーディングはレコーディングスタジオでアンプなどにマイクを立てた生音レコーディング、そしてエンジニアによるミキシング、マスタリングが主流でしたが、今の時代はギターなどはアンプの前にマイクを立てないライン録音、そしてミキシングやマスタリングも市販のソフトを使用することで楽曲制作の過程を全て個人でおこなうことができる時代となりました。むしろ今はこのDTMが主流となりヒットソングなどが制作されていると言っても過言ではありません。今あなたの持っているスマートフォンや音楽プレーヤーで再生する曲もDTMをもとに制作されているに違いありませんよ!
DTMの楽しさ
DTMの楽しさ、醍醐味と言えばやっぱり「作曲・編曲(アレンジ)」です!今までにない、自分だけのオリジナルの楽曲を作り、YouTubeなどを通し世界のリスナーに聴いてもらう・・・なんてとってもワクワクしませんか!?そうした過程の中で人気を博していき、今や各分野の最前線の現場で活躍するといった作曲家・トラックメイカーは数多くいます。皆さんもぜひそんな分野の人になってみませんか?すでに楽器を始めて年数が経過している方は、今まで曲をコピーしていたスタイルからオリジナル楽曲を作ってみることにチャレンジしても面白いかもしれませんね♪
必要な機材
DTMを始めるには「機材」が必要です。いきなり「機材」と言われて物々しい感じがしたかもしれませんが、大丈夫。必要最低限のものさえ揃えればすぐにDTMを始めていただくことが可能です。
今回はDTMにおける最低限必要な機材をご紹介していきますので、DTMや作曲に興味のある方はぜひ参考にしてみて下さいね♪
このページの目次/INDEX
DTMに最低限必要な機材
必要な機材①~PC・スマホ・タブレット~
何においても端末は重要です。パソコン、タブレット、もしくはスマートフォンでの音楽制作が可能です。DTM専用のパソコンを1台持っておくのがオススメです。
もし「どんなパソコン選べばいいの!?」と迷われた方は下記の基準を参考にしてみてください。DTM担当中村が最低限必要だと思うスペックとなっています。
CPU | Intel Core i5 AMD Ryzen 5 |
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メモリ(RAM) | 8GB |
ストレージ | HDD 1TB |
もちろん、上記の数字がより大きいことに越したことはないですし、ストレージもHDDでなくてもSSDであれば高速でデータのやり取りが可能なのでそちらもオススメです。しかし、これよりの下のスペックのPCでも動作はしますが、動きがカクついたりストレスを感じながらの作業となってしまいます。島村楽器でもなんとDTMパソコンのオーダーが可能ですので、迷ったら是非お近くのスタッフをお呼びください!!
必要な機材②~DAWソフト~
突然「DAW(ダウ)」と言われてもしっくりきませんね・・・。「DAW」とは「Digital Audio Workstation」の略語で、つまりは「楽曲制作ソフト」のことを指します。今世の中には様々なDAWがあり、これをもとにいろいろな楽曲が制作されます。これもDTMでは必須の機材となります。でもいっぱいDAWが存在する中で「どれを選んでいいか分からない!」なんて方もいらっしゃるかと思いますので、主要DAWソフトと価格、ジャンル用途などをご説明いたします。
steinberg Cubase
ドイツのsteinberg社が開発した国内人気No.1のDAW。直感的な操作が非常に簡単で、初心者向けの作曲支援ツールなども多彩です。付属のソフトシンセ音源なども大量で、これ一つで制作、ミキシング、マスタリングまで完結出来ます。(ちなみに、DTM担当中村のDAWもCubaseです)あらゆるジャンルの楽曲制作にも対応できるDAWです。
販売価格(税込) | |
---|---|
Cubase Pro | ¥62,700 |
Cubase Artist | ¥35,200 |
Cubase Element | ¥13,200 |
Presonus Studio One
こちらも直感的な操作が簡単で、近年若いDTM人口に人気が出てきているDAWです。市販されているソフトシンセとも互換性が良く、こちらも作曲におけるすべての工程を完結できるソフトとなっています。オールマイティな楽曲に対応できます。
販売価格(税込) | |
---|---|
Studio One 5 Pro | ¥42,800 |
studio One 5 Art | ¥10,600 |
AVID Protools
アメリカのAVID社が開発したDAW。レコーディングスタジオでのミキシングやマスタリングなどには必ず使われる、「業界スタンダード」のDAWソフトです。プロミュージシャンもProtoolsを使い作曲している方も多くいらっしゃいます!作曲でも使用する場合も良いのですが、内蔵プラグインなどの効きが非常に良いので自宅ミキシングやマスタリングに向いているDAWです。
販売価格(税込) | |
---|---|
ProTools サブスクリプション版 (1年) |
¥38,830 |
Image-Line FL Studio
ベルギー発のDAW。あの故Avicii氏も使用していた世界でも人気のDAWです。EDMやダンスミュージック、Hip-Hop向けのDAWでトラックメイカーなどからも支持が熱いDAWです。カラフルで見やすい操作画面が人気です。
販売価格(税込) | |
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FL Studio Signature | ¥29,920 |
FL Studio Producer | ¥22,880 |
FL Studio Fruity | ¥14,080 |
Ableton LIVE
こちらもEDMやダンスミュージックなどの制作を得意とするDAWです。DJやトラックメイカーなどから熱い支持を受けるDAWで、基本のドラッグ&ドロップの簡単操作でループ作成などが簡単にできるのが特徴です。
Live 11 Suite | ¥80,800 |
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Live 11 Standard | ¥48,800 |
Live 11 Intro | ¥10,800 |
必要な機材③~オーディオインターフェース~
こちらもDTMには必須の機材です。名前だけ聞くと難しく感じるかもしれませんが、簡単にご説明すると「アナログ信号をデジタル信号に変換し端末に入力するもの」という機械です。つまり、エレキギターやベースなどの演奏信号やマイクなどの音声信号をPCに入力・出力するものになります。また、これがあるとサウンドが高音質で再生されるので楽曲のクオリティをアップさせるには必須のアイテムです!中にはDSP(Digital Signal Processer)を内蔵している機種もあり、PCや端末に負荷をかけずにエフェクト処理を行えるすばらしい機種もあるので、なおさら必要になること間違いなし!こちらもオススメのインターフェースをいくつかご紹介しますのでぜひ参考にしてみて下さいね♪
Focusrite Scarlett 2i2
こちらもDTM界隈では非常に人気のシリーズ。エンジニア業界では"超"有名なRupert Neve氏が立ち上げたイギリス発祥のオーディオ機器ブランドです。こちらの機種は低レイテンシー設計で、信号を入力し自分の耳でモニタリングするまでの時間がかなり短く、より遅延の少ないレコーディング・再生が可能です。搭載している「Airモード」は非常にクリアな音質となり、ボーカルやアコギなどのレコーディングには最適な仕様となっています。コンパクトかつお手頃な価格なのも嬉しいところです。
メーカー | 型番 | 販売価格(税込) |
---|---|---|
Focusrite | Scarlett 2i2 | ¥19,140 |
YAMAHA AG06
こちらはミキサータイプのオーディオインターフェースです。DTM使用でも非常に人気ですが、ウェブキャスティング(生配信)などでは名機中の名機です。最大6チャンネルのインサートがあり、マイク・ギターはもちろん、ピアノやDJコントローラーまで入力できるのが特徴です。最大24bit 192KHzの高音質仕様にもなっているので、例えば「DTM作曲配信」なんてことも楽々できちゃうインターフェースです。
メーカー | 型番 | 販売価格(税込) |
---|---|---|
YAMAHA | AG06 | ¥19,800 |
steinberg UR-RT2
ドイツsteinberg社の4イン2アウトタイプのインターフェース。最大の特徴はゲインつまみ上に搭載したRupert Neve Design社開発のアナログトランスフォーマーのオン/オフスイッチです。このアナログトランスフォーマーをオンにすることにより豊かな倍音を付加する効果があり、ボーカルやアコースティックギターのサウンドがより煌びやかに仕上がります。また、電源供給方式もACアダプター方式となるため、通常のUSBバスパワー方式より電源供給が安定しローノイズになるのが特徴です。
メーカー | 型番 | 販売価格(税込) |
---|---|---|
steinberg | UR-RT2 | ¥42,570 |
UNIVERSAL AUDIO Apollo Solo USB
こちらはハイエンドなインターフェースとして有名なブランド「UNIVERSAL AUDIO」から新発売したシリーズエントリークラスのインターフェースです。すでにプロミュージシャンでも10万円程する同社のインターフェースを使用している方も多くいらっしゃいますが、こちらは低価格でもクラス最高クラスのA/Dコンバーターを搭載し本格的なサウンドを得られるモデルで、レイテンシーもほとんどないのが特徴です。また、レコーディングスタジオでも名機の1176コンプレッサーやLA-2Aコンプレッサーをモデリングしたプラグインが付属し楽曲のクオリティをさらに上げることができるので非常にオススメです。WindowsではUSB3.0規格での接続となるのでデータの高速やり取りが可能なのも注目すべき点です。
メーカー | 型番 | 販売価格(税込) | 備考 |
---|---|---|---|
UNIVERSAL AUDIO | Apollo Solo USB | ¥59,400 | Windows専用 |
【DTMオーディオインターフェース】Universal Audio 新製品「Apollo Solo」「ApolloSolo USB」入荷しました!
必要な機材④~モニタースピーカー/モニターヘッドホン~
「良い楽曲を作るためには良いモニター環境を」と言われるくらいモニター環境の整備は大切です。また、オーディオインターフェースを使用した場合、オーディオインターフェースからサウンドの再生がされますので、そこに接続するモニタースピーカーもしくはモニターヘッドホンが必須となります。本当は今後のミキシングやマスタリングなどに備えて両方持っておきたいところですが、最初はどちらか一方でも問題ありません。では、こちらでオススメのモニタースピーカーとオススメのヘッドホンをちょっとだけご紹介しますね♪
YAMAHA MSP5 STUDIO
YAMAHA人気のモニタースピーカー。DTM界隈の中では一番人気のモニタースピーカーと言っても過言ではありません!5インチのウーファー+1インチのツイーターを搭載し(ウーファーとツイーターの詳しい説明は割愛いたします)、50Hz~40KHzという非常に広いレンジで低音から高音までバランスよく聞き分けることができます。MAX67Wというド迫力の出力なので細かいサウンドのニュアンスまで聴きながら録音や再生・ミキシングを行うことができます。
メーカー | 型番 | ペア販売価格(税込) |
---|---|---|
YAMAHA | MSP5 STUDIO | ¥58,960 |
YAMAHA HS5
こちらもYAMAHA社の人気モニタースピーカーです。最大の特徴はお求めやすい価格ながらも非常にフラットな帯域で音をモニタリングできるポイントです。5インチのウーファー+1インチのツイーターを搭載しており、モニタースピーカー初心者の方や、「何を買っていいか迷った!」なんて方はとりあえずコレを揃えておけばOK!DTM担当も非常にオススメの定番モデルです。
メーカー | 型番 | ペア販売価格(税込) |
---|---|---|
YAMAHA | HS5 | ¥31,240 |
SHURE SRH440
ヘッドホンやマイクなどでも有名な「SHURE」から、1万円ちょっとぐらいで購入できるスタンダードモデルのヘッドホン。密閉ダイナミックタイプで音漏れしないのが特徴です。また帯域も10Hz~22KHzというワイドなレンジをカバーするので低域~高域バランスよくモニタリング可能となります。ヘッドホン初心者の方にはこちらが非常にオススメ!
メーカー | 型番 | 販売価格(税込) |
---|---|---|
SHURE | SRH440 | ¥10,978 |
SONY MDR-CD900ST
こちらはDTM人口の中でも人気No.1のヘッドホン。プロのレコーディング現場やアマチュアの方も非常に多く使用されています。実は30年程前から発売され支持され続けているモデルなんです!今も音楽業界の最前線で活躍するこのモデル、帯域も5Hz~30KHzとかなり幅広い帯域をモニタリング可能とします。本体も軽く頭に負荷をかけず、パッドも締め付けを感じない、装着感の良さが魅力的です。動画サイトなどで見た有名アーティストが耳に付けているヘッドホンがこれだった、なんてことはよくある話です。(笑)個人的にはDTMの中で一貫して使用するのではなく、レコーディング時に使用するのがおすすめです。
メーカー | 型番 | 販売価格(税込) |
---|---|---|
SONY | MDR-CD900ST | ¥19,800 |
SONY MDR-M1ST
こちらはMDR-CD900STの後継機種として2019年から発売になったSONY新作のヘッドホンです。ヘッドホンの中では価格は少し高めですが、MDR-CD900STよりもかなりレンジの広い音域をカバーでき、なんと80KHzまでカバーできるのが魅力的です。MDR-CD900STのハイファイな感じを少し抑え、原音に忠実な再現力を目指したヘッドホンとなっており、モニタリング環境をしっかり整えたい方にはオススメのモデルとなっています。
メーカー | 型番 | 販売価格(税込) |
---|---|---|
SONY | MDR-M1ST | ¥34,650 |
まとめ
いかがでしょうか?少々長くなりましたが、オススメ機材のご紹介も含め、DTMを始めるにあたって必要な機材をご紹介させていただきました。以下に改めて必要な機材を記載します。
- PC
- DAWソフト
- オーディオインターフェース
- モニタースピーカー/モニターヘッドホン
以上の4点をまずは揃えればDTMをスタートさせることが出来ます!もちろんそれ以外にも、MIDI鍵盤、マイク、ソフトシンセサイザー音源、エフェクトプラグインなど、様々な機材を揃えていくことにより楽曲のクオリティがグンッと上がります!ぜひ皆さんも今回ご紹介した機材でスタートし、色んな機材を駆使しDTMを楽しんでみてください♪また、ぜひこの記事を参考に島村楽器長野店にお立ち寄りくださいませ!担当スタッフが随時様々なご相談に乗らせていただきます。
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電話番号 | 026-223-7111 |
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