【髙橋コラム(仮)①】フィドルでアイルランド音楽を始めよう!

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2022年05月09日

CONTENTSフィドルって何?アイルランドを知るアイルランド音楽について'伝統'の音楽意外と聴き馴染みのあるアイルランド音楽あなたもアイルランド音楽を始めよう!最後にフィドルって何? フィドルとは?下の写真をご覧ください。 そうです、皆さんご存知のバイオリンです。わざわざ名前を変えてフィドルと呼ぶ […]

フィドルって何?

フィドルとは?下の写真をご覧ください。

そうです、皆さんご存知のバイオリンです。
わざわざ名前を変えてフィドルと呼ぶのには理由があり、演奏されるジャンルによって以下のように分かれます。

フィドル民族音楽(主にアイルランド音楽)やカントリー
バイオリンフィドル以外の曲(主にクラシック)

主にアイルランド音楽発祥の音楽かそれ以外かで異なります。

アイルランドを知る

音楽について触れる前に軽くアイルランドについてお話しします。

アイルランドは北西ヨーロッパのアイルランド島(広さは北海道とほぼ一緒)を領土とする国です。

気候は緯度が近いこともあり北海道と共通する箇所が多く、道東の釧路に住んでいる私は(一方的に)親近感を覚えます。

  • 1年を通して天気が安定しない
  • 霧が多い
  • 夏も涼しい(近年はそうでもなくなってきましたが…)

※ただし北海道よりも高緯度な為、雪はあまり降らないようです。(近年は例外が増えつつあるとか…)

アイルランド音楽について

ここからはアイルランド音楽についてお話していこうと思います。
以下の曲を調べて聴いてみて下さい。

・John Ryan's Polka

軽快で楽しく踊り出したくなるような曲調ですね。アイルランド音楽は歌や踊りを主とした伝統音楽で1800年前後に起きた産業革命により船や鉄道などの移動手段が発達した後、アイルランド人の移民らによってアメリカやカナダ、オーストラリアといった他国にも広がっていきました。

アイルランド音楽は次のように様々な形式で分類されます。

ジグ6/8拍 
ホーンパイプ1/2拍 テンポはゆっくり
リール1/2拍 テンポは速め
ポルカ2/4拍 (動画の後半部分)
マズルカ3/4拍 (ポーランド)
ハイランド1/2拍 (スコットランド)
エア(スローエア)テンポはゆっくり 
スライド(シングルジグ)12/8拍 (動画の前半部分)
スリップジグ9/8

クラシック音楽はワルツやマーチ、ロックもバラードやパンクといった様々な形式がありますよね。
上記以外にもアイルランド音楽には沢山の形式が有ります。

「色々な国同士が隣り合っている」「より住みやすい場所を求めて人々が移動した」といった背景が関係しているようです。

'伝統'の音楽

アイルランド音楽は日本における雅楽のようなもので歴史も長いです。
伝統音楽と聴くと様々な制約の元で演奏されているイメージが浮かびますがアイルランド音楽は異なります。

アイルランド音楽の演奏では楽譜は基本的に確認程度でしか使用せず、曲を覚える際に使う手段は耳、いわゆる「耳コピ」です。
その為、継がれるメロディーや歌詞は時代を経るごとに少しずつ変わってきました。
楽器の持ち方や弾き方の決まりも無く、人によってそれぞれ型が違うのが当たり前です。

意外と聴き馴染みのあるアイルランド音楽

「聴いたこと無いのに何故か聞き覚えがある」といった感覚もアイルランド音楽あるあるです。
それは何故なのか?様々な仮説を立てました。

①映画やゲーム、アニメといったメディアでよく使われる

ファンタジー映画や中世ヨーロッパ風のRPGといった色々な題材の(主に)BGMで使用される機会が多いです。
1度聴くと酒場(パブ)や草原といった異国の情景を連想させられるのは不思議です。

②色々な音楽ジャンルで引用されていることが多い※諸説あり

先程もお話した産業革命の頃に大飢饉や交通網の普及といった様々な要因が重なり、多い時にはアイルランドの人口の約半分がイギリス本土(イングランド)やカナダに移住しました。
その先々でフィドル等の楽器を持ち込んだ移住者たちによってアイルランド音楽は現地の音楽と混ざり合い、新たなジャンルが生まれていきました。(ブルーグラス等)
「ビートルズ」や「クイーン」などの歴史的ミュージシャン達の楽曲の中にもアイルランド音楽を引用した曲が多々あります。

③使われている音階にどことなく'和'を感じる

アイルランド音楽では五音音階、別名ペンタトニックスケールが使われていることが多いです。
(ピアノの鍵盤でドレミソラと弾いてみて下さい。)
我々日本人が五音音階を親しみやすいと感じるのは「民謡」や「わらべうた」を聴く機会があるからなのかもしれません。

あなたもアイルランド音楽を始めよう!

ここまで読んで頂いたあなたは「既にアイルランド音楽に興味が有った」か「アイルランド音楽に興味が湧いた」のどちらかではないでしょうか?
ここからは既にフィドルを嗜まれている方もこれからチャレンジしてみたい方にも耳寄りな情報を2つご紹介いたします!

まずは楽譜のご紹介です。

音楽之友社フィドルが弾きたい!

音楽之友社フィドルが弾きたい!

本書は日本では類を見ないフィドル教本である。クラシック・ヴァイオリンよりも手軽に始められるポイントは「弓の持ち方が自由」「ヴィブラート不要」「ポジション移動がない」「安い楽器で十分」などなど無数にあるが、フィドルといえばなんといってもアイリッシュ。数あるスタイルの中でもアイリッシュを体得すれば立派なフィドル弾きということで、その伝統的な奏法を80曲を通じてマスターする。

フィドラー待望のフィドル教本が音楽之友社さんから発売されました。
日本語のフィドル専門の教本が出版されたのは初です!
内容はパブでのセッション定番曲はもちろんロールやカットといったフィドル独特のテクニックも解りやすく記載されており、どの箇所を弾いても「それっぽく」聴こえます。私はもちろん速攻購入いたしました。

¥3,300税込


前文でアイルランド音楽では'聴く力が一番大切'とお話しましたが「実際にアイルランドのパブに足を運んで学ぶのは厳しい…」
現地の情報はこの本に載っているコラムや楽譜で勉強するのが良さそうです。

2つ目は当店で開催しているKushIrishのご案内です!

こちらのサークルでは主にアイルランド音楽、北欧やブルターニュの音楽も演奏します。
フィドル以外にもバンジョーやアコースティックギター等も募集しているので
興味がある方はぜひご参加ください!

最後に

当店では常時バイオリン(フィドルも可)体験のご予約をお承りしています。
お申込みやご質問は下記のお電話番号へご連絡下さい!

北海道のフィドラーの人口増加を願っております。 髙橋

☎TEL0154-55-7228
弦楽器担当者髙橋



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