![こんにちは。ピアノインストラクターの村上です。 今回は「脱力チェック」です。 CONTENTS脱力チェック①肩に力が入っていませんか?②弾いている指とは違う指が反応する③指に腕がついていっていますか?おわりに執筆者:村上友巴(当店ピアノインストラクター)脱力チェック 皆様ピアノを弾いている時に手首が […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/koube/wp-content/uploads/sites/62/2024/10/20241021-20220314-11299212159113.jpg)
こんにちは。
ピアノインストラクターの村上です。
今回は「脱力チェック」です。
脱力チェック
皆様ピアノを弾いている時に手首が痛くなったり、指が疲れたりしていませんか?
腕はしっかり使えていますか?
独学でされている方ほど、腕が指についていっておらず、手首や指に負担が行っている事をよくお見掛けします。
今回は手のどこを見れば力が入っているかが分かるかご紹介しながら脱力チェックして頂ければと思います。
①肩に力が入っていませんか?
先ず弾いている間にどんどん肩が上がっている方は、力の入れすぎな可能性があります。
緊張したり、譜読みしたばっかりの曲を弾く時は特に曲に慣れていないため、気付けば肩が上がってしまっています。
姿見など鏡でチェックしても良いかと思います。
②弾いている指とは違う指が反応する
使う指以外に力が入っていませんか?鍵盤は底まで約1㎝ありますが、実はそこまで力は必要ないんです。
弾いた直後に手首が跳ね上がったりする場合は、力が余ってバウンドしてしまっている状態です。
使っていない指に力が入っている時は、一旦鍵盤から外して平らな所で指の脱力を感じてみましょう。
一番分かりやすいのは親指の付け根と小指です。

上の写真は中指で鍵盤を押さえている写真ですが、人差し指がピンと張っていたり、親指の付け根の筋が見えていたりすると力が入っている証拠です。
理想はこんな感じ。

弾いた瞬間は力が入っていても、鍵盤を押さえ続けるために力は使いません。
腕の重みや身体の重みを使って鍵盤をおさえます。
③指に腕がついていっていますか?
確かに実際に動くのは指ですが、腕がついていっていない事でミスタッチをしたり、脇から上半身全体に力が入っている事があります。下の写真のような感じだと上手く指が動いてくれない場合があります。

使いたいのは中指なのに、腕は親指をフォローしてしまっています。
中指に対して真直ぐに腕が入っていると手首の可動域も広がります。

音が変わるたびに使う指も変わると思いますので、その度に腕が指をフォローしているかチェックしてみて下さい。
おわりに
いかがでしたでしょうか?脱力する癖は曲が変わるたびに意識しないといけませんが、曲に集中して手首指を傷めないようにして長くピアノを楽しんで頂く為に必要な要素です。弾きにくいと感じるフレーズは一度立ち止まって、余計な力が入っていないか確認してみてください。
執筆者:村上友巴(当店ピアノインストラクター)

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。