こんにちは!ピアノインストラクターの村上です。
まだまだ暑い日が続きますね。。熱中症などにお気を付けください。
今回は、「コードってクラシック音楽にも使えますか??」です!
「クラシック音楽もコードを使って理解を深めていきましょう」
コード(=和音)ネームとは、音楽を縦に切って理解しようと試み、クラシック音楽で培われた和声理論が分かりやすくなるようにつけられた名前の事です。
クラシック音楽にももちろん使えますので、コードで示した方が分かりやすい場合は、もちろんコードを使っていきましょう!
年代によってはコード表記も難しくなる・・?
クラシック音楽は古い年代から順に、作曲の制限がだんだん緩くなっていっていきます。モーツァルトやベートーヴェンなどの作曲家はまだ和声の制限が厳しく非和声音が使えない年代でしたが、近現代史になると非和声音のルールをあえて破る作曲がどんどんなされます。ルールよりも聞いた時の印象やイメージを大切にする曲が増えていきます。
例えば。。
和音として基本的に単純に見えます。左手の和音もほぼ1段同じ動きをしていますね。しかしこれが年代が変わると・・・
コードが得意な方はこれを書いてみて「こんな音か・・なるほど!💡」と思われると思いますが、見た目だけでも随分複雑ですね。。
トルコ行進曲に比べて不協和音の概念が緩くなり音楽がよりお洒落に聞こえます。
またメジャーコードなのかマイナーコードなのか分かると、切なく聞こえたりする音が実は明るい和音で作られているという驚く出来事にも遭遇します。
ピアノもこのころには現代と同じ構造のピアノを使っているため、雑味があっても、運指で音量を調整することによって雑味を和らげることもできる様になっています。
コードが複雑でも和音に名前をつけることによって、記憶しやすくなるという事もありますので、積極的に使っていきましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか?コードはピアノの楽譜だとポップスやジャズの楽譜によく出て来るため、
「コードはクラシック音楽の理論じゃない」というイメージも強いと思いますが、実はそうではありません。
同じ音楽の仲間ですので切り離して考えずにどんどん取り入れて広い視点で音楽を見ていけるより音楽を深堀りしていけますよ!
執筆者:村上 友巴(当店ピアノインストラクター)
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