ちゃんとしたピアノ、ちゃんとしたエレピ、ちゃんとしたオルガン……「本当に欲しいトコ」がぎゅっと詰まった傑作!ヤマハ・CK61/88リリース!ヤマハシンセ5種比較もあるよ

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2023年03月17日
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![こんなキーボードが欲しかった!MX(低価格シンセ)とMODX+(中堅シンセ)とYC(本格ステージキーボード)の隙間を突いたゲームチェンジャー!! こんにちは!島村楽器三宮オーパ店 フクシマです。 ヤマハさんからCK61/88という製品が新しく発表されました!!CK61に至っては税込10万円を切るほど […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/koube/wp-content/uploads/sites/62/2023/03/20230311-ck6188.jpg)
こんなキーボードが欲しかった!MX(低価格シンセ)とMODX+(中堅シンセ)とYC(本格ステージキーボード)の隙間を突いたゲームチェンジャー!!
こんにちは!島村楽器三宮オーパ店 フクシマです。
ヤマハさんからCK61/88という製品が新しく発表されました!!CK61に至っては税込10万円を切るほどの安さである一方、その中身についてはかなり充実している様子。この記事では他のヤマハシンセとどういう関係にあるのか、どういった人がこのCK61/88にハマるのか、ご紹介します!!
CONTENTS
Combo Keyboard = 小規模な軽音楽編成向けキーボード
CK61/88はCombo Keyboardの名を冠しています。comboとは音楽用語で小規模なバンドのことを指しますから、「バンドものに頻出するいろんな音」をマスターすることを一番の命題にして開発されているようです。つまり、ピアノ~エレピ~オルガンの比重を高めているということですね。
もっと音作りにこだわり抜きたい、聞いたこともないような音を出して周りと差を付けたいといった野心的なキーボーディストはMODX+やMONTAGEといった「真・シンセサイザー」を買ってね、という棲み分けになっています。

では同じくピアノ~エレピ~オルガンを得意とするYCシリーズとはどう違うの?ということになるのですが、ここは
- お値段(安い!)
- 持ち運びやすさ(軽い!)
- 電池駆動への対応
- Bluetoothオーディオ受信への対応
- USBメモリからのオーディオ再生への対応
- スピーカー内蔵
- エレキギターやダイナミックマイクの入力端子+専用FXスロットを搭載
といった、「軽音楽部」「ストリートミュージシャン」「手頃なサブ機が欲しい人」を狙い撃つようなポイントで差別化が図られています。
ヤマハ製シンセ/ステージキーボードまるわかりプロット!
図にするとこんな感じ。各機種61鍵モデルのポジションを、縦横のプロット+人物相関図風に示してみました。フクシマにはシンセ売場がこのように見えています。まるでラブコメ漫画ですね。それぞれの機種が自分の役割をちゃんと持っている=キャラが立っている!ということが伝わるでしょうか?

MXくんが少し気の毒に見えるかもしれませんが、9万円未満でオーディオI/F+MIDI鍵盤+DAWが揃っちゃうのだって、スッゴ~く優秀なことなんですからね!コンパクトなMX49に至っては72,600円です!
※ここに載っている機種は全てオーディオI/Fを搭載。ASIO対応ドライバーが提供されているので、DTMでもちゃんと使えます!(いわゆる『ハイレゾ』に対応しているのはMONTAGEのみ)
CK61/CK88は初心者にもとても親切!なのに音がいい!
初めてキーボードに触れる方がよく陥る/恐れることのひとつに、「音色が多すぎて迷う」というのがあると思います。また、特に低価格帯のキーボードだと「どの音色もなんだかキマらない」という悲しみを負うことも…。そこそこ先輩であるフクシマにとっても、「Piano 1」「Piano 2」…といった「メーカーがどういうシチュを想定しているのかわからない音色」はモヤモヤさせられるもの。
CKシリーズでは音色数を絞った代わりに、例えばピアノなら「これぞヤマハのCFXグランド!」と納得の品質で収録されています。欲しい音を探す。気に入った音を覚える。こういったキーボード使いの当たり前の営みにおいて、「元ネタの年式や型番、音色の制作意図が表示される」って本当に重要なとっかかりなんです。さっきの機種自体もそうだけど、音色がちゃんとキャラ立ちしているって大事。
エレピもかなり音数を絞っているけどいい感じ。おそらく、78Rd = Mark I 最後期 ~ Mark II 最初期、73Rd Studio = Mark I 中期のDMカスタムでしょうか?73Rd Studioはハイが少しプリッとしているのが特徴的ですね。FMエレピと重ねてしっとり弾くとすっかり80sバラードの「あの味」になります。
ピアノ音色 エレピ音色
エフェクターや音色の設定をいじったときに画面に図解が出るのも、現状ではCK61/CK88のみに搭載されているありがたい機能。
ツマミを触るうちに「こんな印象になるはず」というイメージを持てるのはいいですね!音作りガチ勢のフクシマ的には、すべてのお客様にご紹介したいポイントです。
初めてのキーボードを3年とか5年とか使い倒して、「そろそろ上の機種を目指そう」というとき。CKシリーズ出身の人ならたぶん、もう店員さんに尋ねなくても自分に必要な音と機能が見極められるようになっているんだろうな、というような、知性と品の良さを感じる機種です。勉強になるというか、教育にいいというか!
総じて、「安いだけじゃなく、本当に『あなたの血肉になる』要素が盛り込まれた機種」といえると思います!!
アタックの遅さ コーラスの広がり具合
お買い求めはこちらから!(デジマートへのリンク)

ステージキーボードCK61
ピアノ~エレピ~オルガンに集中した、超ハイコストパフォーマンスモデル!本体スピーカー内蔵、電池駆動可能、マイク入力あり、Bluetoothオーディオ対応、USBオーディオ/MIDI対応と、1台で全部済ませたい軽音キーボーディストに最適の一台です!!
¥99,000税込

この記事を書いた人
フクシマ a.k.a. motif:ok
三宮オーパ店 デジタル楽器アドバイザー

オタク。
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