こんにちは。
ピアノインストラクター 村上です。
こちらのページでは、会員様からよくあるご質問や、楽曲解説について触れていきます。
今回は「バーナムピアノテクニック」です。
指の独立にとても役立つ!導入本
著者はエドナ メイ バーナムです。
バーナムはアメリカのピアノ教育界に大きな功績を残した作曲家であり教育者です。
バーナムといえば、「ピアノテクニック」が有名です。
私も半分くらいの会員様へおすすめしていて、実際に取り組んで頂いています。
「ミニブック」・・・ピアノをまったく初めて触る人。両手で弾けない人。<ピアノ歴初めて>
「導入書」・・・両手でなんとか弾ける(スラスラは弾けない)。<ピアノ歴1年~2年>
「バーナム1」・・・両手で弾くことに慣れてきた。左がそれなりに動く。<ピアノ歴2年以上>
あくまでこれは目安ですが、特に初めてピアノに触る方におススメです。
私の場合は「ミニブック」や「導入書」などは会員様によって違う本を提案していますし、
既にピアノを弾いたことがある方でブランクがあるという方へはレベルに合わせて別の本をお勧めしています。
具体的に何がいいの?
これはあくまで個人的見解ですが、
①指の独立を促進するために最短距離で進めてくれる。
②楽譜の表記をどんどん新しいものを入れることで、1曲1曲学ぶテーマが決まっている
③1曲1曲が短いため、練習時間を長くとる事が出来なくても確実に取り組むことができる
この3点が魅力に感じています。
指の独立不足が原因で、曲中で間違えることが多くなってしまうなどを予防してくれます。
取り扱われる和音もだんだん難しく、かつ減3和音なども早いタイミングで登場しますので、
和音によって作られる音楽の雰囲気を感じながらの学習も可能です。
リズムも簡単なものを長期間取り扱いますので、
メトロノームに合わせ慣れていない方の学習にも役立ちます。
総合的に音楽力アップのための教本
上でご紹介した本のようにピアノを弾く事に特化した内容だけでなく、
各本を解説しているDVDや、基礎知識を一緒に確認できる教本など、種類は多岐に渡ります。
3巻以降は、中級の方も少し難しく感じる癖のある(?)内容になっているため、取り組んでもいいですが、
レベルには気を付けておきたいですね。
終わりに
いかがでしたでしょうか?「基礎は確実に、でも効率よく」ということであればおススメなシリーズです。
88鍵をめいいっぱい使う曲も早いタイミングで登場しますので、
「なぜ88鍵盤あるのか」「ペダルってなんで使うの?使うとどうなるの?」等に的確に答えてくれる曲集です。
是非手に取ってみて下さいね。
執筆者:村上 友巴(当店ピアノインストラクター)
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