2024夏Martin調整会レポート

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2024年07月08日

みなさんこんにちは!甲府昭和店アコギ担当の今村です! 今回は先日7/6に開催されたMartin無料調整会についてご紹介させて頂きます! CONTENTSMartinについて調整会の様子まとめMartinについて ドイツに源流を持つ160年以上の歴史を誇る老舗ギターメーカー 1833年に創立されたマー […]

みなさんこんにちは!甲府昭和店アコギ担当の今村です!

今回は先日7/6に開催されたMartin無料調整会についてご紹介させて頂きます!

Martinについて

ドイツに源流を持つ160年以上の歴史を誇る老舗ギターメーカー

1833年に創立されたマーティン社は、1850年にマーティン・シニアが考案したXブレイシングから放たれるサウンドによって、多くのギターメーカーに多大な影響を与え、まさにアコ―スティック・ギター界のスタンダードとなりました。その伝統ある仕様は今も風化することなく受け継がれています。マーティンはドイツ時代も含めると、既に200年近い歴史を持つアコースティックギター・ブランドであり、初代C.F.マーティンのウィーン時代にはシューベルトの為にギターを作ったこともあるという。しかし、マーティン社は伝統を重んじてはいるが、決して伝統に縛られない発想で現在に至るまで様々なスタイルのギターを発表し続けています。

古い歴史と長年培ってきた技術から裏付けられる品質

Martin(マーチン)はC・F・マーチンによって創業されました。マーチンはドイツ生まれで、15歳まで父の元でギター作りを学び、その後、ウィーンの「バイオリンとギター工房」で腕を磨きました。ギター作りを続けていましたが、1833年にアメリカへ移住します。アコースティック・ギターのヘッドに入っている金文字ロゴのEST.1833は移住した年を表しています。1839年、現在も本社・工場のあるペンシルバニア州ナザレスに移住。現在に連なる本格的な楽器づくりに専念します。

調整会の様子

今回も9枠全てご予約頂きありがとうございました!

Martinの総代理店の黒澤楽器店様よりリペアマンを招きマンツーマンでギターの調整、弦交換、お悩み相談を行わせて頂きました。

こちらは中に鏡を入れブレース剥がれやブリッジプレートに異常が無いかをチェックしているところです。

弦を外し、ペグワッシャーのゆるみをチェック。

こちらはトップの膨らみが見受けられ、サドルにも変形があったためブリッジ周りをチェックしています。

こちらは全体調整、弦交換を終えリペアマンによる最終チェック。

まとめ

甲府店では恒例となった本イベント。今回は初めて参加いただくお客様も多くとても有意義な調整会となりました。

今年は湿度も高く、弦高の変化、ネックの反りの変化が多く見受けられました。

中でも今回は70年代のMartinが多く、これからの季節の管理法を多くお問い合わせ頂きました。

湿度管理や温度管理、人と一緒で不快指数の高い所を楽器も嫌います。

是非お持ちの楽器が良い状態を維持していけるよう、湿度管理などしてみることをお勧めします!

もしどの様に対策したら良いか等あればお気軽にお問い合わせ下さい!

今回の調整会で出た話は、毎日ちょっとでも弾かれている楽器は状態が著しく悪いことが無い印象でした。

頻繁に弾くことで楽器の変化にも気が付けます。

こういった定期的に自分の楽器の状態を知ることが出来る機会はなかなか御座いません。

また今後もMartin調整会計画してまいりますのでぜひお楽しみに!

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