【私とヴィオラとの出会い②】「カジラジオ」vol.84~ピアノインストラクター・梶通信~

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2025年03月14日

こんにちは。ピアノインストラクターの梶です。今回は前回の続きとして、私が地域のジュニアオーケストラに入団した思い出や、ヴィオラを弾いていて良かったことについて書いていきますね☺ CONTENTSジュニアオーケストラに入団🎻アンサンブルの楽しさヴィオラをやっていて良かった体験レッスンお申込み・お問い合 […]

こんにちは。
ピアノインストラクターの梶です。

今回は前回の続きとして、私が地域のジュニアオーケストラに入団した思い出や、ヴィオラを弾いていて良かったことについて書いていきますね☺


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ジュニアオーケストラに入団🎻

私はピアノの先生に「地域にジュニアオーケストラがあるよ!」と教えていただき、小5の時に入団しました。


入団テストがあったのですが、入団条件として「第3ポジションが弾けること」とあったので、
ヴィオラのレッスンで急いでポジションの練習とポジション移動が含まれる曲の譜読みを行いました(;^ω^)

結果として何とか合格しました。が、ヴィオラパートは人数が非常に少なかったため、もともとほとんど全員合格状態だったかもしれません。

私が初めての合奏で弾いた曲は、シベリウスの「フィンランディア」でした。
この曲は初級~中級レベルの演奏者がいるオーケストラでよく取り上げられるようです。
とは言えども、曲中に非常に速い3連符があり、色々とても苦労しました……。


初めて小学生~高校生まで所属する大人数のオーケストラに入った私は、小学校のオーケストラ部とは違う厚みのある音にびっくりしました。
特に大勢で演奏する弦楽器の迫力がすごかったのをよく覚えています。


私は中学生・高校生のお兄さんお姉さんに優しくしていただきながら、高校2年になるまでジュニアオーケストラに計7年ほど所属しました。
その中であらゆるジャンルと時代のクラシック音楽に触れてきたため、この経験は私の音楽歴としてとても重要なものとなっています。

おまけ

個人的にすごく印象に残っている曲は、ドビュッシーの交響詩「海」とビゼー「アルルの女」です。
「海」では、チェロパートの人数が足りないという理由で、本来ヴィオラが弾かない1楽章始めの壮大なメロディをチェロと一緒に演奏させていただけました。貴重!
「アルルの女」では、「カリヨン」という曲の中間部の美しさに惚れました。この曲のフルートソロが本当に本当に美しいです。ヴィオラも地味にソロがあって美しいです。弾けませんでしたが(;^_^A

アンサンブルの楽しさ

オーケストラに所属して深く心に刻まれたのは、「アンサンブルの楽しさ」です。

ピアノは1人で演奏する楽器なので、ピアノとは違う音楽の楽しみ方をオーケストラで見つけることができました。

ヴィオラは、オーケストラの中で「メロディでもないし伴奏でもない」という何とも言えないパートを担当することが多いです(言い方)。
「内声」と呼んだりもします。
メロディを担当するヴァイオリンパートのハモリをやったり、また低音メロディを担当するチェロのハモリをやることが多かったです。
メロディを演奏しているわけではないけれど、下からメロディを支える快感がありました。



下からメロディを支える快感というと難しいですが、例えると自分が「音楽」というとても大きい物語の一部になるようで、音楽に身体が包まれているような気分になります。

「私の演奏はたぶん人からは聞こえないんだろうけど、音楽の深い内側の部分に存在していて、音楽を支えてるんだぞ」という誇りのようなものがありました(笑)
この誇りは今も私の音楽観に含まれているんだろうと思います。

そして、普段メロディが少ない分、たまーにもらえるメロディパートのありがたみと嬉しさ、テンション上がりようがすごかったです。

ヴィオラをやっていて良かった

ヴィオラは今でもたまに弾きますし、やっていて良かったなと思います。
アンサンブルの良いところとして、一緒に演奏する人と仲良くなれるというのもあります。


私はジュニアオーケストラで毎年夏に行う合宿をとても楽しみにしていました。
4年に一度、全国のジュニアオーケストラが新潟「りゅーとぴあ」に集まって行う「ジュニアオーケストラフェスティバル」というものがあり、東北の仙台から九州の博多まで色んな学生たちと知り合うことができたのも貴重な思い出です。


夏の合宿で山梨県清里に行った時の写真


あと、アンサンブルってシンプルに幸せを感じます。
私が高校時代にドヴォルザークの交響曲第9番をオーケストラで取り組んだ時、1楽章で陰鬱に始まってから一気に曲調が明るくなる場面があるのですが、
その場面に演奏者みんなで向かっていくときのドキドキ感のようなものをとっても覚えています。
大学院入試の英作文でもそれをテーマに書いたくらいです。

アンサンブルはやらないとわからない楽しさがありますよ!
迷っている方はぜひ始めてみませんか。




今回の記事はここまでです。
それではまた次回をお楽しみに!

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