フルートサロン通信♪ No.3

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2022年07月28日

こんにちは。フルートインストラクターの辻です!フルートサロン通信では、フルートに関する情報を発信しております。 今回のテーマはフルートのキィについてです。フルートには、『カバードキィ』と『リングキィ』の2つのタイプがあります。では、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか? CONTENTS元々 […]

こんにちは。フルートインストラクターの辻です!
フルートサロン通信では、フルートに関する情報を発信しております。

今回のテーマはフルートのキィについてです。
フルートには、『カバードキィ』と『リングキィ』の2つのタイプがあります。
では、この2つにはどのような違いがあるのでしょうか?

元々キィはなかった?

フルートの歴史を辿ると、元々は木製であり、キィなども付いていない現在でいうリコーダーと同じ形のものでした。
その後、テオバルト・ベームにより改良が加えられ、現在のキィがある形となりました。

改良後の変化として、
・トーンホールが大きくなり、音量がでるようなった
音が安定して出せるようになった
 
などがあげられます。

カバードキィとリングキィの違い

カバードキィ

メリット
・初心者でも押さえやすい
・息漏れがしないので、安定した音が出せる
・手が小さくても押さえられる

デメリット
・細かい表現に限界がある(音程面)
・正しい押さえ方をしなくても穴を塞げる為、正しい姿勢が身に付かないこともある

私もフルートを始めたときはカバードキィのフルートからでした。
カバードキィは初心者向けというイメージがあるかもしれませんが、
プロの方でもカバードキィを使っている方はいます。これは音色の好みもあります。
デメリットの姿勢に関しては、鏡を見ながら姿勢を確認し、意識していれば正しい姿勢で持つことができます。
どんな方でも吹く事ができるのがカバードキィの良さでしょう♪

リングキィ

メリット
・しっかりと穴を塞がないといけない為、正しく綺麗な姿勢で吹くことが出来る
・リングキィでしかできない奏法ができる
・指先に空気の振動を感じる事ができる為、細かなニュアンス調整ができる

デメリット
・手が小さいと穴が塞げない
・しっかり塞げないと音がでない

リングキィでしかできない奏法として、穴を少しずつ開ける事によって音程を変える事ができます。
半音ずつ音が変わるグリッサンドなど、現代曲等に使われる事があります。
リングキィは上級者の方が使っているイメージがあるかもしれませんが、
最初からリングキィで始める方もいます。
穴をしっかり塞ぐのが難しいリングキィですが、正しく塞がないと音が出ないので、
初めからリングキィを使用すると正しい姿勢が身に付くのは早いかもしれません!

とはいえ、手の大きさ、指の長さは人それぞれなので、
実際に持ってみてしっかり塞げるかどうか試してみましょう!

リングキィを埋めるデメリット


リングィの穴は、シリコン製のものやシールパッチなどで埋めることができます。
しかし、そもそもリングキィは穴が開いた状態で吹く事を前提として作られているので、
穴を埋めてしまうと音色・音程が暗くなってしまうというデメリットがあります。

5つの穴全部を塞いでしまうと音色への影響が出てしまうので、
少しずつ塞ぐ箇所を減らしたり、穴を塞ぐのが難しい左手の薬指だけシリコン等で埋めるなどして、
慣れてきたら外して吹いてみる、というのを繰り返すもの◎
穴を埋めている間も、指の腹が穴を塞いでいる事を意識しながら吹くと良いでしょう♪

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