フルートサロン通信♪ No.10 フルートの特殊管について

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2023年02月24日

こんにちは。フルートインストラクターの辻です!フルートサロン通信では、様々な情報を発信しております。 今回は「フルートの特殊管について」です。リコーダーやサックスにソプラノ・アルト・テナー、、などがあるように、フルートにもそれぞれ音域の異なった特殊管がございます。今回はその中でも主にアンサンブルなど […]

こんにちは。フルートインストラクターの辻です!
フルートサロン通信では、様々な情報を発信しております。

今回は「フルートの特殊管について」です。
リコーダーやサックスにソプラノ・アルト・テナー、、などがあるように、
フルートにもそれぞれ音域の異なった特殊管がございます。
今回はその中でも主にアンサンブルなどで使用されている5種類をご紹介します!
フルートの特殊管には、記譜音と実音とでは音が異なるもの(移調楽器)もございますので、
前回の記事と合わせて見て頂くとより分かりやすいかもしれません!

コンサートフルート

一般的に皆様が知っているフルートのことを指しています。
「C管」のフルートであり、音域はド(またはシ)~3オクターブ上のドまで出ます。
一般的な音域は3オクターブ上のドまでですが、実際にはその上のド~ファまで鳴らすことが可能です。

フルートソロでも演奏される「チャルダッシュ」には、高音のド#やレが出てきます。
基本的にはあまり譜面に出てこなく、出すものとても難しい音ですが、気になった方はチャレンジしてみてください!

ピッコロ

大きさは約30センチ程の小さな楽器で、その見た目通りピッコロとはイタリア語で「小さい(piccolo)」という意味です。
甲高い高音が特徴で管体自体も短いため、右耳がキンキンするので要注意です!
耳への負担を考え、耳栓をして練習する方もいらっしゃいます。
ピッコロは、アンサンブルや吹奏楽のフルート持ち替えなどで使用されることが多い楽器です。

ピッコロはコンサートフルートと同じ「C管」ですが、実音はコンサートフルートの1オクターブ上の音が鳴っています。
音域はレ~3オクターブ上のドが曲で用いられています。

アルトフルート

アルトフルートは、コンサートフルートよりも管体が長く、コンサートフルートよりも低い音が出ます。
管体は長くなりますが、頭部管は通常のフルートのようにストレートのものや、
子供用フルートのようにU字に曲がったものがあります。

アルトフルートは「G管」の楽器です。
そのため、記譜が「ド(C)」の場合、実音は完全4度低い「ソ(G)」の音がなります。

バスフルート

バスフルートは「C管」の楽器で、コンサートフルートよりも1オクターブ低い音がでます。
バスフルートはアルトフルートよりも更に重くなるので、座って演奏する際に補助ができる支持棒を取り付けることができます。
立奏もできない事はないですが、長く吹くには大変かもしれません。

コントラバスフルート

全長約180㎝と、フルートの特殊管の中でもかなり大きな楽器です。形は数字の4のような形をしています。
調整はコンサートフルートと同じ「C管」で、2オクターブ低い音が出ます。
主にフルートアンサンブルで使用されることが多く、その名の通り弦楽器のコントラバスのような低音を担っております。

バスフルートもコントラバスフルートも、コンサートフルートに比べて歌口が広めのため音が比較的出しやすいですが、
綺麗な低音を出すことは難しい楽器です。




以上、主にフルートアンサンブルで使用されるフルートの特殊管紹介でした!
もちろんソロ演奏でも使用されていますので、気になった方は様々な演奏動画を見て音色の違いを楽しんでみてください♪

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