【電子ピアノ】GP-1000の魅力

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2023年08月18日

こんにちは。ピアノ担当の小村です!今回は発売から大人気のCASIOハイブリットピアノ「GP-1000」の魅力を徹底分析していきます。発売から4年が経ちますが、いまだに人気No.1のモデルといっても過言ではありません!商品の特徴をご紹介した後、アミュプラザ鹿児島店のピアノ経験者が様々な楽曲を弾き比べて […]

こんにちは。
ピアノ担当の小村です!

今回は発売から大人気のCASIOハイブリットピアノ「GP-1000」の魅力を徹底分析していきます。
発売から4年が経ちますが、いまだに人気No.1のモデルといっても過言ではありません!

商品の特徴をご紹介した後、アミュプラザ鹿児島店のピアノ経験者が様々な楽曲を弾き比べてレビューしたいと思います!

CASIO × C.BECHSTEIN
セルヴィアーノグランドハイブリッド
本格的なタッチを追求したGP-1000

ピアノ作りの伝統を徹底的に研究、そしてカシオの革新的なデジタル技術を投入した、カシオセルヴィアーノグランドハイブリッドシリーズ。世界有数の歴史あるピアノメーカーであるC.ベヒシュタイン社と共同開発した音や鍵盤を搭載し、2015年の発売以降国内外のピアニストたちから好評を博してきました。
島村楽器とのコラボレーションモデルとして登場した「GP-1000」は、シリーズ最上位モデルであるGP-510をベースに楽器専門店としてのノウハウやお客様のご要望にお応えした機能を投入。ピアノ音色の追加や操作パネルの変更、ヘッドホン使用時の響きにもこだわった最高峰の電子ピアノです。

鍵盤のこだわり

より繊細な表現を可能にした「ナチュラルグランドハンマーアクション鍵盤」搭載。
白鍵、黒鍵そして鍵盤の土台となる筬(おさ)にも、C.ベヒシュタインのグランドピアノの鍵盤に用いられる良質なスプルース材を使用。鍵盤の表面にもグランドピアノと同様の仕上げを施すことで、指になじみ、すべりにくく弾き疲れしないタッチを可能にしました。また、グランドピアノの弾き応えに大きく関係するハンマーの動きを追求し、3つのセンサーを搭載した独自のアクション機構により、繊細な指先のニュアンスをより正確に伝え、多彩なタッチをそのまま音にする表現力を備えています。

音へのこだわり

ベルリングランド…
C.ベヒシュタインとの共同開発から生まれたベルリングランド。輪郭がはっきりとして、落ち着きのある上品な音。透明感のある音と響きが、軽やかで色彩豊かな旋律を奏でます。印象派の音楽を演奏するのに適しています。

ハンブルクグランド…
迫力と力強さを備え、弦共鳴の多い華やかな音。表現幅が広く、多くのピアニストから愛される音です。あらゆる演奏、ジャンルにマッチします。

ウィーングランド…
迫力ある低域弦と、やわらかく美しい弱打が特徴的。豊かな表現力を持つ、重厚で落ちついた音です。古典派の音楽を演奏するのに適しています。

演奏レビュー

ピアノ歴:約30年ピアノ担当:小村

ピアノ歴:約30年ピアノ担当:小村

高校1年までクラシックで育ち、高校からはバンドでキーボードを演奏。
オリジナルバンドでピアノボーカルとして活動していましたがコロナ禍をきっかけにクラシック再開しました。

弾き心地としてはまず連打感がすばらしいです。
電子ピアノは弾いてるつもりでも早い奏法のとき微妙に反応してくれなかったり、戻りの感覚がもたつく感覚があって弾きにくいと感じることもありますが、その違和感がほとんどなかったです。

音色は3種類とも個性が違い、弾きたくなる曲が全然違いました。
ベルリングランドは1音1音が粒だって華やかな印象でしたので、ドビュッシーの月の光やリストの愛の夢が合うと感じました。
一方で表現の幅が広く出せるイメージでしたので、ブルグミュラーやツェルニーなどの練習曲にも合うと思いました。
ハンブルググランドは特に低音に深みがあり全体的に音の迫力を感じましたので、ショパンの幻想即興曲やエチュードが合うと思いました。
表情が豊かでしたのでJ-POPやジャズもいいと思います。
ウィーングランドは3つの中でも優しい音色でしたのでベートーベンの悲愴の2楽章やショパンの別れの曲が合うと思いました。

ピアノ歴:約30年ピアノインストラクター:谷

ピアノ歴:約30年ピアノインストラクター:谷

私も幼少期からクラシックを勉強していました。音大ではクラシックを勉強しながらも、ジャズ研究サークルに入るなど、ジャズやポップスにも触れていました。

色々な電子ピアノがある中で、サクサク弾けて気持ち良い反面物足りなく感じるものもあるのですが、GP1000は弾いていてしっかりとした手ごたえがあり、実際のアコースティックピアノを弾いている感覚を味わえるのがとても魅力だなと思います。

音色の違いですがそれぞれの魅力があり面白いです。低音から高音まで隅々とピアノ全体の音鳴らして弾きたくなります。

ベルリングランドは印象としては粒だつ曲やキラキラと輝くみずみずしい曲、例えばラヴェルの水の戯れ、ショパンの黒鍵や蝶々などのエチュード、モーツアルトのソナタなどの曲が思い浮かびました。

ハンブルクグランドだと王道ですがショパンの英雄ポロネーズやベートーヴェンの月光や熱情などのソナタ、力強くピアノ全体を鳴らすような曲が弾きたくなります。

ウィーングランドの音色は優しくふくよかで、シューベルトの即興曲やブラームスのワルツなどの曲が似合うなと思いました。同じ曲でも音色を変えることで印象を変えて楽しむことができるので練習や弾きがいがありますね!

ピアノ歴:約20年ピアノインストラクター:野村

ピアノ歴:約20年ピアノインストラクター:野村

幼少期からクラシックを中心に勉強しています。ジャズやポップスも演奏出来るよう、少しずつ勉強中です。

GP-1000を実際に演奏してみて、指が滑りにくく、指先の力が鍵盤にしっかり伝わってくれるような感じがしました。
小さく繊細な音から大きく迫力のある音まで表現の幅が広く、アコースティックピアノを弾いているような感覚です。

今回弾き比べた3種の音色にはどれも違った特徴があります。曲に合わせてお好みの音色を選べるので、演奏がさらに楽しめます!

ベルリングランドは音の透明感が際立っている印象です。ドビュッシーの喜びの島やリストのラ・カンパネラなど、輝きのある音を出したい曲に合っていると思いました。
ハンブルググランドは華やかで音に迫力があり、ショパンのバラードやソナタなどのロマン派の曲が特に合うと感じました。
ウィーングランドは深みのあるあたたかい音色でしたので、シューマンのトロイメライなど柔らかい印象の曲を演奏するとより曲の雰囲気が味わえると思います。

お問い合わせ

島村楽器アミュプラザ鹿児島店 担当:小村(コムラ)  TEL:099-812-6818

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