【管楽器】リガチャーの選び方

イオンモール伊丹昆陽店

イオンモール伊丹昆陽店店舗記事一覧

2023年10月11日

CONTENTS管楽器担当者紹介そもそもリガチャーって…?リガチャー選びのコツリガチャー選びに重要な3つのポイントリガチャーを保管するときの注意点まとめ管楽器担当者紹介 島村楽器 イオンモール伊丹昆陽店で管楽器担当を務めます、西本です♪ そもそもリガチャーって…? とっても簡単にいうと、リガチャーと […]

管楽器担当者紹介

島村楽器 イオンモール伊丹昆陽店で管楽器担当を務めます、西本です♪

名前西本
担当楽器管楽器
弦楽器
管弦アクセサリー
社内専門資格管楽器アドバイザー
自己紹介お酒とクロミちゃんが大好きなサックス奏者です♪
中学生の吹奏楽部でテナーサックスと出会い、現在は趣味で演奏しております。
YAMAHAの「YTS-875EX」を愛用中…
皆様の音楽生活を精一杯サポートさせて頂きますので、
本体は勿論、お手入れアクセサリーのご相談までお気軽にお声がけくださいませ!

そもそもリガチャーって…?

とっても簡単にいうと、リガチャーとはリードを止める金具のこと。
実際、音が鳴るのはリードとマウスピースですし、一見リガチャー自体に音色への影響は少なそうですが…

マウスピース・リードほどの絶大な影響力は持ち合わせていませんが、実はリードを固定しているパーツですから思った以上に音に影響しているんです!

リガチャー選びのコツ

新しいリガチャーを選ぶとき何を基準に選んだら良いのか難しいですよね…
見て欲しいポイントはこの3つ!

・各音域が無理なく出せるか
・ppp~fffまで、低・中・高音域の音色はどうか
・全音域で数種類のタンキングをしたときの音の反応はどうか

リガチャー選びに重要な3つのポイント

リガチャー選びのポイントで重要な、「リガチャーの素材」「リードの留め方」「ネジの本数」の3つをご紹介します。

リガチャーの素材

金属

初心者、吹奏楽におすすめ!

リードの振動が伝わりやすいため、 吹きやすく立ち上がりの明るい音 です。
音が出やすい半面、キンキンと耳に響くような音になりやすく、ゴールド、シルバーなど仕上げによって音色が変わります。

仕上げ特徴
ニッケル (NP)安価なものが多く、奥行き感が少なく音がまとまりやすいので初心者向け。
ゴールドラッカー仕上げ (GL)響きが少ないがメッキに比べ鳴りやすく音抜けがよくシャープな音。
銀メッキ仕上げ (SP)柔らかい音色でよく響く。
金メッキ仕上げ (GP)ボリュームが出やすくラッカーに比べ音色が深くてよく響く。
銅素材柔らかく温かみのある音。
ピンクゴールドメッキ仕上げ (PGP)ほど良い明るさと柔らかさを兼ね備えた音色。銅が含まれているためにGPよりはやや柔らかめ。
サテンゴールド (SGP)ほど良い抵抗感で、重厚感のある音色。
総銀製銀特有の艶やかで柔らかく力強い音色。

経験者、ソロにおすすめ!

タンギングのアタックを柔らかく受け止めてくれるのでまとまりのある音色が特長です。金属製よりリードの振動が伝わりにくいので、 音はやや飛びにくくなります。伸縮性があるため様々なマウスピースにフィットする事も多く、適合リガチャーを探すのが難しいメタルマウスピースにもおすすめ

経験者、ソロにおすすめ!

紐製のリガチャーは程よく音が締まり軽やかな音色になります。金属や革と違い、音のレンジ(幅)が広いので表現も広がり、音色も明るめ。

リードの留め方

順締め (正締め)

ネジをリード側で締めるのを順締め(正締め)と呼びます。重心が低くなるため 安定性が上がります。 また、 締め具合で音色が変化する のも特徴です。
初心者の方はまず順締めがオススメ。

逆締め

ネジをリードの反対側で締めるのを逆締めと呼びます。 中音域より上の倍音が豊かになりレスポンスも良くなります。 圧力が一定にかかるので、締め具合での音色の変化は少ないです。

ネジの本数

1本

リガチャーが軽いので息が入りやすく明るく軽快な音色になります。2本ネジに比べ締め具合のバランスを取る必要がないため調整が簡単。マウスピースの形状によっては歪むこともあります。

2本

リガチャーに重さが出るので、吹き心地がやや重くなり暗い音色になります。ネジの締め具合を上下で変え、音色の微調整が出来ます。

リガチャーを保管するときの注意点

実は、リガチャーを保管する時とても大事なことがあります…!
正しい保管方法を知らないとリガチャーが曲がってしまうことも…!
皆さんのリガチャーは大丈夫ですか…?

リガチャーを装着するマウスピースは主にエボナイトという素材が使われていますが、製造後の一定期間はその成分のもつ特性から銀メッキを変色させることがあります。
新しいマウスピースはエボナイト素材の特性が残っている場合があり、銀メッキ仕上げの楽器、リガチャー、キャップと一緒に楽器ケース内に保管すると変色する場合があります。
変色しやすいリガチャーはマウスピースとは別に収納することをオススメします。

購入時の箱などに入れて保管するのが理想です。
変色してしまったリガチャー

リガチャーに変色の恐れがない場合は使わなくなったリードを一緒に装着しておくことで歪み・変形を防ぐことができます。

まとめ

如何でしたか…?実は奥が深いですよね…!
なんとなく使っていたリガチャーも、一つ一つ意味があるんです…!

この機会に、リガチャーを新しくしてみませんか?
伊丹昆陽店では様々なリガチャーをお取り扱いしておりますので、いかがでしょうか。

店舗イオンモール伊丹昆陽店
電話番号072-787-8840
担当者西本

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。