~5台ピアノの響演~有森博とピアニスト5人によるコンサートレポート

ピアノショールーム市川コルトンプラザ店

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2024年11月02日

三者三様ならぬ、六者六様の「音の響演」 皆様こんにちは。島村楽器ピアノショールーム市川コルトンプラザ店です。島村楽器では、クラシック音楽をより身近にお楽しみ頂くことをコンセプトに、店舗でのサロン形式のコンサートなど多数開催しております。 さて、今回は10月19日(土)に、当店のピアノショールーム内に […]

三者三様ならぬ、六者六様の「音の響演」

皆様こんにちは。島村楽器ピアノショールーム市川コルトンプラザ店です。島村楽器では、クラシック音楽をより身近にお楽しみ頂くことをコンセプトに、店舗でのサロン形式のコンサートなど多数開催しております。

さて、今回は10月19日(土)に、当店のピアノショールーム内にて人気ブランド(YAMAHA・KAWAI・BOSTON)のグランドピアノ5台を使用した、スペシャルなコンサートが開催されましたので、その盛況ぶりをレポートさせて頂きます!
三者三様ならぬ、六者六様の「音の響演」こんなイベントが開催出来るのも、ピアノショールームである当店ならではと言えるでしょう!

開催にあたり

それぞれ音色の異なる各メーカーのピアノ達が同じ空間で共鳴をしたならば、その時に果たしてどの様な音楽的化学反応が起きてしまうのだろうか......?という、夢のような発想も、随時5社以上のメーカーのピアノを常設展示している当店ならば、正夢になります。また、この5台ピアノによるコンサートは本公演に演奏者として出演して下さり、その他にも本公演を開催するにあたって多大な尽力を頂いた有森博先生が長年に渡って抱かれていた夢でもありました。そんな先生の長年の夢と、私たち当店スタッフの想いが共に実現したのが、本コンサート「~5台ピアノの響演~有森博とピアニスト5人によるコンサート」です。

当日のプログラム

  • ワーグナー ニュルンベルクのマイスタージンガーより第1幕への前奏曲(3台12手)
    演奏:岩井亜咲、栗原良介、高倉圭吾、戸澤正宇、山﨑夢叶、有森博
  • バッハ 4台のチェンバロ協奏曲イ短調BWV1065より第1楽章(4台8手)
    演奏:高倉圭吾、栗原良介、岩井亜咲、山﨑夢叶
  • きらきら星(5台10手)
    演奏:栗原良介、戸澤正宇、山﨑夢叶、岩井亜咲、有森博
  • リムスキー=コルサコフ 熊ん蜂の飛行(5台10手)
    演奏:岩井亜咲、高倉圭吾、戸澤正宇、山﨑夢叶、有森博
  • チャイコフスキー イタリア奇想曲作品45(5台10手)
    演奏:山﨑夢叶、戸澤正宇、高倉圭吾、栗原良介、有森博
  • チャイコフスキー 花のワルツ(5台10手)
    演奏:岩井亜咲、栗原良介、戸澤正宇、山﨑夢叶、有森博

コンサートで使用したピアノについて

各リンクをタップまたはクリックしていただくと、コンサートで使用した5台のグランドピアノそれぞれの製品情報をご覧いただけます。

ヤマハC5X

ヤマハS3X

ヤマハC3X~espressivo~

ボストンGP178PEⅡ

カワイGX-3

当日に向けて

今回は前述のとおり、それぞれ音色の異なるメーカーのピアノ達を使用するため、コンサート前には一台一台へと入念な調律を行ないました。
コンサートで使用するグランドピアノの配置は、お客様と演奏者様、それぞれの目線に立って当店スタッフがこだわり抜いたものです。
まるで花びらの様に美しく展開した5台のグランドピアノの姿は、圧巻の一言でした。

リハーサル風景

コンサート前には入念なリハーサルが行われました。
皆様とても真剣なご様子...... 当店スタッフも、真剣な表情で見守ります。
まるで本番さながらの、とても熱気に満ちたリハーサルでした。

当日の様子

まず、コンサートはワーグナー ニュルンベルクのマイスタージンガーより第1幕への前奏曲(3台12手)で華やかに幕を開けました。
ワーグナー作品の持つ荘厳さと、大迫力の3台12手は相性バッチリ!まるでオーケストラを聴いているようでした!
2曲目 バッハ 4台のチェンバロ協奏曲イ短調BWV1065より第一楽章(4台8手)
バッハ作品ならではのシンプルかつ奥ゆかしい響きが、とても耳に心地よかったです。
3曲目 きらきら星(5台10手)ジャズ風のアレンジがとってもお洒落で素敵でした!
4曲目 リムスキー=コルサコフ 熊ん蜂の飛行(5台10手)
この曲はとてもテクニックのいる複雑なメロディーが連続する難曲ですが、凄腕のピアニストとグランドピアノがタッグを組めば、いとも鮮やかな演奏に。
5曲目 チャイコフスキー イタリア奇想曲作品45(5台10手)
バレエ作品「くるみ割り人形」で広く知られているロマン派を代表する作曲家のチャイコフスキーが、イタリア旅行へ出向いた際に構想したのが本曲「イタリア奇想曲」その名が示す通り、曲の随所にイタリア風のエッセンスが散りばめられています。
最後となる6曲目はチャイコフスキー作曲 花のワルツ(5台10手)
こちらも1曲目と同じく元々がオーケストラ作品なので、5台ピアノとの相性は抜群。優雅で甘美的な音色に包まれて、気分はすっかり夢心地......
終演後には、スタッフと一緒にお写真を撮らせて頂きました。素晴らしい演奏をありがとうございました!

当店スタッフによる感想

・当店では前代未聞の5台ピアノ!まるでオーケストラのサウンドを聴いているかのような、大変贅沢な時間でした。1台1台ピアノの音色を美しくバランスよく響かせてくださるピアニストの皆様に感銘を受けました。
(当店インストラクター 山下)

・グランドピアノが同時に5台も鳴っているにも関わらず、騒がしさを一切感じる事はなく、極上のハーモニーにとても感動しました。
(当店スタッフ 角)

出演者プロフィール

今後の当店主催のイベント予定

当店では今後もクラシックに特化した様々なイベントを開催予定です。

また、当店ではピアノのレッスンも開講しております。皆さま、是非この機会にピアノを始められてみませんか?

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。