ライブハウス巡り旅 ~ Live Cafe SaLa ~

音楽ライターのしばたです。いつもHappy Jamをご愛読されている皆さんは、楽器演奏を始めたばかりの方や、これから始めようとしている方が多いのではないでしょうか。

曲が少しずつ弾けるようになり、もっと気軽に人前で演奏したい、楽器はまだ弾けないけどふらっと音楽を聴き楽しみたい。そんな方のためにこれから私がお届けするのは、さまざまな形で音楽を楽しめるライブハウスやカフェ、バーなどのお店たち。美味しい食事&飲み物とともに実際に参加した様子をレポートしていきます!

赤坂にあるアコースティックなお店、Live Cafe SaLa

私が訪れたのは、東京都赤坂にあるLive Cafe SaLa(ライブカフェサラ)さん。地下鉄赤坂駅から徒歩5分圏内と駅近ながらも、オフィス街から少し離れた小道沿いにあるビルの地下2階にお店を構えています。

入り口はこんな感じです。さあ店内はどんな雰囲気でしょうか。

いざ、お店の中へ

店内はシックな印象で、落ち着きがありつつも温かい空気を感じました。
テーブル席の他、バーカウンターもあります。

コンセプトは、「どんな音楽も受け入れる、ノンジャンルのお店」。オーナーさんご自身が幅広いジャンルの音楽を渡り歩かれた経験もあり、ジャンルに縛られることなく音楽を楽しむことができます。

この日は『SaLaオープンマイク&JAMセッションというイベントが開催されました。オープンマイクとは、一般的に、店のマイクを一般のお客様に解放するイベントのこと。自由に楽器演奏や歌唱で参加ができます。セッションとは、演奏者が集まって一緒に即興演奏を楽しむこと。コード進行上で自由な演奏を楽しむジャズで楽しまれることが多いですが、こちらではどんな音楽ジャンルでも参加OK!まさにお店のコンセプト通りのイベントです。ちなみに、ジャズやJ-POPでの参加者が多い傾向にあるようです。

開催日は毎月第1・第3金曜日。ピアノとベースのセッションホスト(いわゆる伴奏者のこと)が1名ずついらっしゃり、楽譜があれば参加者の希望に合わせて伴奏をしてくれます。セッションホストは演奏技術だけでなく人柄も含めてしっかりと審査されたうえで任されている方々ばかり。参加者がどんな風に演奏をしたいのか、歌いたいのか、気軽に相談できるのはありがたいですね!

セッション初心者の方にはオーナーさんが参加時に必要な準備物などを教えてくださいます。ジャズ、洋楽、J-POPの定番曲であれば貸出用の楽譜もあるので、選曲に迷う場合もオーナーさんに相談の上貸し出していただけます。

また、音楽教室で習ったことをアウトプットしたい方、発表会本番を控えていて人前で演奏しておきたい方にもおススメ。そしてオリジナルソングでの参加も可能なので、プロの演奏をバックに自分の曲を人前で披露したい、という方にはとてもうれしいですね。

さあ、いよいよセッションスタートです!

最初は元クラブ歌手でもいらしたオーナーさんが歌い、我々参加者の緊張をほぐしてくれます。この日のベーシストさんは、島村楽器の音楽教室でも講師をされているミズノダイスケさんでした。

オーナーさんが歌い終わったところで、いよいよ私たち参加者の番。基本的に受付をした順番に出番が来て、1回につきひとり1曲演奏。これを参加人数に応じて繰り返していきます。

今回はヴォーカルさんが多い日でした。ジャズスタンダードで参加される方もいらっしゃれば、椎名 林檎の楽曲を中心に参加される方も。私しばたもヴォーカルで参加。ジャズ、ジブリ音楽、シャンソンなど全部で4曲ほど歌ってきました。ジャンルにこだわらず、自分が演奏したい曲が自由にできる気軽さがとっても魅力だと感じました!

途中で挟む休憩時間が、参加者同士の交流の場に。偶然にも私と同じ1987年生まれが3人も集まり、同年代トークで盛り上がりました。

きのこドリアとともに

ボリュームがあって濃厚な風味が魅力の「きのこドリア」をいただきました!飲み物はノンアルコールのレモンサワー。音楽と一緒だとより美味しく感じられます。

オーナー・さくらさんへインタビュー

――出演者はプロミュージシャンとアマチュアのどちらが多いですか?

さくらさん:アマチュアの方が多いですね。当初はプロの歌や演奏を聴くためのライブハウスとして15年前にお店をオープンしたのですが、最初は全くお客様がいらっしゃらなくて。当時から音楽の楽しみ方に変化が見られ、自分自身が音楽を楽しみたいという需要の方が高まっていました。そのようなことから、オープンから3ヶ月で現在のスタイルに方向転換したんです。

『SaLaオープンマイク&JAMセッションが始まった経緯も、多くのお客様から「セッションを開催して欲しい」との要望をいただいたことがきっかけでした。

――どのようなタイプのお客様が多いですか?

さくらさん:20代~60代と幅広い年代の方がいらっしゃいますが、なかでも40代くらいの方が中心となります。また、J-POPをセッションできるお店が少ないこともあってか、遠方からわざわざご来店くださる方が多いです。演奏には参加されず、聴くことを楽しむ方もいらっしゃいますが、ご自身が演奏されるお客様がほとんどです。

――今回取材で伺ったイベントの他に、おススメのイベントがあれば教えてください。

さくらさん:毎月第2日曜日に開催する「スペシャルオープンマイク」は人気イベントのひとつです。通常オープンマイクではひとり1~2曲歌うと次の参加者に出番が回る仕組みですが「スペシャルオープンマイク」ではひとり25分の持ち時間が与えられ、チケットノルマも無く、ミニライブ感覚で参加いただけます。伴奏者はいないので、ご自身で楽器を持ち込むか、お店の備品(グランドピアノ、ウッドベース、ドラム)を使っていただけます。

他にはプロの演奏を聴いて楽しむ『SaLa Presents Live』を月3回開催しています。こちらは1ライブにつき3組のアーティストが出演します。ほかにもブッキングライブがあり、こちらはアマチュアのミュージシャンの方が参加されるイベントですが、現在は新型コロナウイルスの影響で実施を見合わせています。

イベントの開催頻度としては、コロナ禍の現在では月10回ほど。通常時は月10回~15回前後位となります。

――ライブスケジュールの確認方法&予約方法について教えてください。

さくらさん:スケジュールはお店のホームページでご確認いただけます。予約方法は、問い合わせフォームからメッセージールをお送りいただくか、直接お店にお電話いただく形です。第2日曜日のオープンマイクは枠が決まっているので予約制ですが、それ以外の定期イベントは基本的に予約不要です。

――最後に、今日取材させていただいたセッションへ参加してみたいと思っている方に向けてメッセージをお願いいたします。

さくらさん:まだ参加のご経験がない方は「セッションに出るならうまく演奏できなきゃ…」とお考えになるかもしれません。でもあえて言わせていただくと、セッションは失敗してもいいんです。いわば「音楽の実験室」といいますか、ご自身の腕試しや練習の場所として気軽にご参加いただきたいです。私もセッションに昔から参加していれば、もっと歌がうまくなったのにな~と思いますね。


取材を終えて

セッション参加中は終始アットホームな空気が流れていて、人前での演奏に慣れていない方でも安心して参加できると感じました。

さくらさんのおっしゃるとおり、まさに音楽の実験室のよう。出だしを失敗してもやり直しができますし、うまくやろうと気負う必要もありません。

セッションの参加の仕方も教えてもらえるのは魅力ですね。なかなかこういったお店は少ないので、まずはルールを優しく教えてくれる人がいるところに行くと良いのではないでしょうか。気になった方はぜひ、お店のスケジュールを確認のうえ、遊びに行ってみてください!

Live Cafe SaLa(ライブカフェサラ)
HP:https://www.livecafe-sala.com/
ACCESS:〒107-0052 東京都港区赤坂2-17-58 赤坂福住ビルB2
TEL:03-3505-0690
OPEN:平日 18:30~23:00 土曜日・日曜日・祝日 13:30~23:00
CLOSE:毎週月曜日(貸切の場合は対応可能)
※新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言やまん延防止措置により変更となる場合がございます。詳細はホームページよりご確認ください。
 お問い合わせ・イベント予約方法:お電話、もしくはホームページ内の問い合わせフォームよりご確認ください。

この記事を書いた人

しばた はるか

音楽と旅と猫をこよなく愛するミュージックライター。ピアノとヴォーカル歴は10年以上で、新たにライアーハープにも挑戦中です!最近は夜な夜なYouTubeにて「お文具」のアニメに癒されています。