概要
Unika Electronicより、プロオーディオ用スピーカー・システムやシステム・アンプへの組み込みを想定した、4入力8出力のスピーカー・マネージメント・プロセッサー「DSP-428II」が登場しました。
ミキサーなどから入力した信号を最大8系統に振り分け、帯域分割、イコライジング、ディレイ、コンプレッサー、リミッター、FIRフィルターを用いて、マルチウェイ・スピーカー・システムの構成や調整を行えます。
4系統のアナログ入力に加え、AES/EBUデジタル入力を装備。3基のDSPクラスタ、64ビット変換深度、96kHzサンプリング・レートを採用し、アナログ入力で125dB(A特性)、アナログ出力で120dB(A特性)のダイナミック・レンジを備えます。
ギャラリー


特徴
4入力8出力でスピーカー・システムを管理
DSP-428IIは、4系統のバランス・アナログ入力と1系統のAES/EBU入力を備え、8系統のアナログ出力を装備しています。入力信号は専用ソフトウェアから各チャンネルへ割り当てられ、ミキサーや周辺機器からの信号を、パワー・アンプまたはパワード・スピーカーへ出力できます。
各入出力には10バンドのパラメトリックEQを装備し、入力ごとに5バンドのグルーピングEQを用意。入力側では24dB/Oct、出力側では48dB/Octのローパス/ハイパス・クロスオーバーを設定できるため、低域用、高域用など、複数のスピーカー・ユニットで構成するシステムの帯域分割に対応します。
ディレイ、コンプレッサー、リミッターによる出力調整
入力チャンネルには最大2,000ms、出力チャンネルには最大50msのディレイを設定可能です。スピーカーの設置位置やシステム構成に応じて到達時間を調整する用途に対応します。
さらに、各入出力には4バンドのフィルター・コンプレッサーと、True RMS/Zero Attackを切り替えられる1バンドのリミッターを装備。信号レベルやダイナミクスを管理しながら、システムに合わせた出力設定を行えます。
RTA測定とFIRデータのインポートに対応
各出力チャンネルには384タップのFIRフィルターを搭載。専用ソフトウェア上でパラメトリックEQやクロスオーバーからFIRフィルターを作成できるほか、RTA測定結果を用いたFIRフィルターの作成、外部ファイルからのFIRデータ読み込みにも対応します。
RTA(リアルタイム・アナライザー)では、ホワイトノイズ、ピンクノイズ、1kHzサイン波を用いてスピーカー出力の周波数特性を確認できます。測定用マイクの信号は、コンピューター内蔵マイク、USBマイク、外部サウンド・カード、Dante Virtual Sound Cardを経由して取り込めます。
ネットワーク経由の設定とプリセット呼び出し
詳細な設定は、WindowsおよびmacOS対応の「UNiKA DSP CONTROL」から行います。100Mbps Ethernet経由でコンピューター、ネットワーク・スイッチ、ルーターへ接続でき、ネットワーク上の複数台を同時に管理できます。ネットワーク・スイッチまたはルーター経由で、最大255台のDSP-428IIを制御できます。
本体フロントパネルには、8系統の出力MUTEボタンと6つのプリセット呼び出しボタンを配置。ソフトウェアで作成した設定を本体のプリセットとして保存し、現場では必要な設定を呼び出して運用できます。
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