こんにちは!MAIKOこと大倉です。今回で第9回目の記事となります「MAIKOのTAMA大好き!」。
前回、第8回目の記事では『フープチェンジでサウンドメイク!TAMAのフープを一挙紹介「前編」』と題し、フープの役割や種類、「外曲げトリプルフランジフープ」を中心にしてご紹介しました。
今回の記事は引き続き、スネアドラムのフープについての「後編」をお届けいたします。
「内曲げトリプルフランジフープ」「ダイキャストフープ」「ウッドフープ」を中心にご紹介したいと思います。
フープの種類について
スネアドラムに一般的に使われるものは以下の4種類
- 外曲げトリプルフランジフープ
- 内曲げトリプルフランジフープ
- ダイキャストフープ
- ウッドフープ
↑「外曲げトリプルフランジフープ」については「前編」でご説明しましたので、残りの3種をTAMAから出ているフープも交えて見ていきましょう!
内曲げトリプルフランジフープ
「内曲げトリプルフランジフープ」は分厚さが1.6mm~ 2.3mm程度の金属をプレスして作られたフープで、フランジフープ又はプレスフープと呼ばれることが多いです。
スネアドラムに使われるプレスフープは、現在では「トリプルフランジフープ」と呼ばれるものが主流で「トリプル」という名前の通り、3回折り曲げて作られています。
スティックがヒットする面が内側を向いて折り曲げられている事から「内曲げ」と呼ばれています。
| サウンド | 適度にまとまる、まろやか |
| チューニングしやすさ | ★★★★★★ |
| 叩きやすさ | ★★★★★★ |
| 音量 | ★★★★☆☆︎ |

叩きやすく、音量もそこそこ出ます。
フープを内曲げにすることで耳に付きやすい高音の反響音を落ち着かせてくれる効果も期待できるので、チューニングがしやすいのも嬉しいところ。
TAMAの内曲げトリプルフランジフープ2種
2026年現在TAMAからはスネアドラム用のフープは8種類出ていて、その中で内曲げトリプルフランジフープは2種(スティール製1種とブラス製1種)あります。
【TAMA】2.3mm SOUND ARC SNARE HOOPS

| 型番 | MSH1410 など |
| バリエーション | ・14″×10テンション |
厚さ2.3mm のスティール製の内曲げトリプルフランジフープ。
適度にタイトなコントロールしやすいサウンドが得られます。
※厚さ1.6mm、14″×8テンションも有り
【TAMA】2.3mm BRASS SOUND ARC SNARE HOOPS

| 型番 | MSB14-8Dなど |
| バリエーション | ・14″×8テンション |
厚さ 2.3mm のブラス製の内曲げトリプルフランジフープ。
柔らかいアタックと適度にタイトなコントロールしやすいサウンドが得られます。
ダイキャストフープ
型に金属を流し、型取って作られたフープ。
フランジフープよりも分厚く硬い為、高音域が強調されます。
| サウンド | 硬質、太い、金属質 |
| チューニングしやすさ | ★★★★☆☆︎ |
| 叩きやすさ | ★★★☆☆☆︎ |
| 音量 | ★★★★★★ |

良い音を出すために叩き慣れる必要がありますが、音量と音抜けはピカイチ!存在感のあるオープンリムの音が出せます。
チューニングに関しては素材が硬いため、隣同士のボルトの締め具合が干渉し、やや難しめ。1つのボルトを一気に締めるのではなく、全体的にちょっとずつ締めるとやりやすいでしょう。
TAMAのダイキャストフープ1種
「TAMAのスネア=ダイキャストフープ」のイメージはありませんか?
実はラインナップとしては1種類のみですが、それだけでブランドの象徴になっているとは圧倒的な存在感を感じてしまいます。
【TAMA】DIE-CAST SNARE HOOP

| 型番 | MDH14-10 など |
| バリエーション | ・14″×10テンション ・14″×8テンション ・13″×8テンション |
音量と存在感は抜群!亜鉛ダイキャスト製で、リムショット時の鋭いトーンが特徴。
ウッドフープ
薄い木製の板(合板)を型に沿わせて何層も重ねて接着して作られることが多いです。
ウッドフープならではの音色と、見た目のカッコ良さで玄人感が醸し出されます。
| サウンド | 綺麗な音抜け、上品、温かい |
| チューニングしやすさ | ★★★★★★ |
| 叩きやすさ | ★★★★☆☆ |
| 音量 | ★★★☆☆☆ |

ウッドフープは反響音が限りなく出ません。余分な倍音が出にくいという意味では、チューニングがしやすいと言えるでしょう。
クローズリムの音抜けが良いのは勿論、オープンリムの音もウッドフープにしか出せない綺麗な音色。スネアドラム全体の倍音が抑えられるので、アコースティックな演奏向き。
TAMAのウッドフープ1種
「S.L.P. Studio Maple 14″x6.5″」(木に木を重ねた見た目もかっこ良い!)でも採用されているウッドフープ。木でできているとは思えないパワフルな鳴りが特徴です。
【TAMA】MAPLE WOOD SNARE HOOPS

| 型番 | WMH1408B など |
| バリエーション | ・14″×8テンション |
メイプル材のウッド・フープ。打面側の フープには硬質ウレタン塗装を施すことで耐久性&リムショット時の音抜けを向上。またフープ側面に平らな面を設けてありますので、通常の 14″スネアドラム用のスネアスタンドで使用可能。
最後に
いかがでしたか?この記事を読んで、ちょっとでもスネアドラムのフープを変えたくなってもらえたら嬉しいです。
▼ご質問・相談ございましたらこちらからお気軽にどうぞ
特にTAMAから出ているフープはラインナップが豊富なので、お気に入りの音ををじっくり探すことができそうです!
フープとシェルの組み合わせに正解はありませんが、ある程度、組み合わせによる音の傾向を把握しておくと、迷走せずに理想の音作りができるかと思います。
この記事を書くにあたり、私自身「スネア」の音作りにおける「フープ」の役割の重要さを改めて実感しました。理想の音色を求める楽しい旅の道のりはまだまだ続きそうです。
この記事を書いた人
三宮オーパ店ドラムアドバイザー 大倉(おおくら)

中学生のとき、吹奏楽部に所属したことをきっかけにドラムを始める。
高校生のときに初めて購入したマイペダルは、TAMAのアイアンコブラ。
バンド活動を通じ、MaikoとしてTAMA(とZildjian)のエンドースメントアーティストをさせていただいています。
島村楽器入社後は、ドラム担当としてオススメの機材や練習方法などをご提案しています。
MyDRUMS内で MAIKOの「TAMA大好き!」を連載中!