いよいよMarshall徹底検証も最終章、キャビネット比較です!
これまでの第一弾、第二弾はすでに読まれましたか? まだの方はぜひそちらを先に読む事をオススメしますよ。Marshallアンプというもの、そしてヘッドほ違いを知った上でキャビネットの違いを知ると、自分の音作りにも活かしてもらえると思います。
- 【徹底検証】「アンプの王道」Marshallを改めて知る! Part1 ~Marshallを知る
- 【徹底検証】「アンプの王道」Marshallを改めて知る! Part2 ~Marshallヘッドラインナップ比較~
そして今回も前回に引き続きmi-yaさんにデモンストレーションをお願いします。

※前回から今回の間に、mi-yaさんはS7Gアーティストになりました♪ 詳しくはStrictly 7 Guitars日本公式サイト、およびブログへどうぞ。
まずは基準を。 ~Marshall JVM205H & 1960B~
前回mi-yaさん一番のお気に入りアンプだったJVM205H。

Marshallフラッグシップシリーズの50w出力モデルです。
基準:1960B
キャビは、どのヘッドも全て1960Bで鳴らしていました。

アンプの三段積みをする際に一番下に置くキャビネットです。Marshallキャビネットの中でも色付けがほとんどないキャビネットとして位置づけられています。
~スペック~
- WEIGHT (KG): 37
- DIMENSIONS(W x H x D): 770mm x 755mm x 365mm
- WATTAGE: 300W
- INPUTS: 2
- SPEAKERS SIZE: 4 x 12″
- OUTPUT POWER: 75W EACH
- NAME: CELESTION G12-75
- IMPEDANCE: 16/4 Ohm MONO, 8 Ohm STEREO
実際に音を聞いてみましょう。
https://youtu.be/ILfzFXyZHDA
がっつり太い音が鳴ってくれています。今回の検証はこのJVM205Hサウンドをいろんなキャビで鳴らして行きたいと思います。
なぜ1960Bなのか?
キャビネット検証に入る前に、「そもそもなぜ前回は全部1960Bで鳴らしていたのか?」を少しだけ。
スタジオやライブハウスで見かけるのはこの角度がついた1960Aですよね? ヘッドとキャビ1個の組み合わせであればAの方をセットするのが一般的です。
ちなみにスペックは以下の通り。
- WEIGHT (KG): 36.4
- DIMENSIONS(W x H x D): 770mm x 755mm x 365mm
- WATTAGE: 300W
- INPUTS: 2
- SPEAKERS SIZE: 4 x 12″
- OUTPUT POWER: 75W EACH
- NAME: CELESTION G12-75
- IMPEDANCE: 16/4 Ohm MONO, 8 Ohm STEREO
スペックを見ると1960Bと全く同じであることが分かります。(重量だけ少し軽いのはスラントがついている分ですね。)
スピーカーが上を向くことで出て行くサウンドを図で表すとこんな感じ。
というわけで二つの違いを簡単に言うと、
- Aは上段二つのスピーカーが上を向いている事で音が広がりやすい
- Bは角度を付けていないためキャビネット自体の容積が大きい(→中低域がしっかり出る)
です。mi-yaさんはしっかりと中低域が効いた音が好みだったため、Bを選んで鳴らしていたのでした。
ためしにJVM205Hと1960Aを組み合わせたサウンドを聞いてみましょう。
Bの方が中低域にしっかりとした厚みを感じたと思います。Aは広い会場で音を飛ばすのには向いていますが、こういった撮影だと低音が足りないと感じるかもしれませんね。
ちなみにA、BはA、B、C…の順にA・Bというわけではありません。
AはAngled(角度付き)、BはBase(土台)という言葉の略です。覚えておきましょう。
キャビネット比較スタート
それでは! キャビネット比較を進めて行きます!
Marshallのキャビネットは、ヘッドに合わせて最適なサウンドになるように製作されています。そのため普通であればヘッドと違うシリーズのキャビネットで鳴らすという事はあまりないのですが、組み合わせてみると「実は気持ち良い」という事もあるかもしれません。(その辺が音楽の不思議なところ♪) なので今回はmi-yaさんお気に入りのJVM205Hでいろんなキャビを鳴らしていくのです。
さらにmi-yaサウンドにマッチしたBのキャビネットでの比較を行って行きます。
①1960BHW

1960BHWは、1960B Hand Wiredの略。すなわちヘッドのHand Wiredシリーズに合わせて作られたキャビネットという事です。特に2245THWにマッチングさせて60年代のサウンドを再現する事を目的としています。
ということは少し低音が少なくなるかも知れません。と思いましたが、Marshallサイトには「タイトな低音、パンチのきいたミドル、明るい高音」とあります。タイトという言葉の表現が少し分かりにくいです。何はともあれ音を聞いてみましょう。
~スペック~
- WEIGHT (KG): 37
- DIMENSIONS(W x H x D): 770mm x 755mm x 365mm
- WATTAGE: 120W
- INPUTS: 1
- SPEAKERS SIZE: 4 x 12″
- OUTPUT POWER: 30W EACH
- NAME: CELESTION G12H-30
- IMPEDANCE: 16 Ohm MONO
~1960BHWデモンストレーション by mi-ya~
お待たせしました。ではJVM205Hとのコンビネーションを聞いてみて下さい。(曲は21gの「21 Generation」。)
~サウンド・インプレッション~
さてどうでしたか? 低音がしっかり出て、さらにクリアな印象。ぶわぁっと広がらずに締まっているので、パワーコードでも音が潰れませんね。この組み合わせはなかなか良いです。特に今回のような歪みをしっかり出す場合は気持ち良いと思います。
②1960BX

1960BXは1960Bの1/3のワット数。ヘッドルームが狭くなるので歪みやすいキャビネットと言えるでしょう。そのためか、サウンド傾向は明るめな印象です。低音も1960Bよりは減ります。このキャビネットはどちらかと言えばJTM45 2245や1959のようなヴィンテージライクなヘッドと相性が良いと思われます。
~スペック~
- WEIGHT (KG): 38.2
- DIMENSIONS(W x H x D): 770mm x 755mm x 365mm
- WATTAGE: 100W
- INPUTS: 1
- SPEAKERS SIZE: 4 x 12″
- OUTPUT POWER: 25W EACH
- NAME: CELESTION G12M-25
- IMPEDANCE: 16 Ohm MONO
~1960BXデモンストレーション by mi-ya~
今回、曲は全て21gの「21 Generation」でデモして頂きました。音の特性を比べやすいように。
~サウンド・インプレッション~
少し低音が足りない、軽めな印象を受けます。ヘヴィなサウンドを求めるのであれば1960Bの方が良いと思います。やはりこのキャビネットはJTM45や1959などのヘッドがマッチしますね。
しかし音が締まってくれているので、ゴリゴリのメタルで不要な低音をカットしてタイトに鳴らしたい方にもアリです。
③1960BV

VINTAGEの「V」の名を関した1960Bです。VINTAGEという名がついていますが、中域の輪郭がくっきりするのが特徴との事なので、激しく歪ませた時のサウンドが楽しみです。
~スペック~
- WEIGHT (KG): 41.4
- DIMENSIONS(W x H x D): 770mm x 755mm x 365mm
- WATTAGE: 280W
- INPUTS: 2
- SPEAKERS SIZE: 4 x 12″
- OUTPUT POWER: 70W EACH
- NAME: CELESTION G12 VINTAGE
- IMPEDANCE: 16/4 Ohm MONO, 8 Ohm STEREO
~1960BVデモンストレーション by mi-ya~
さてVINTAGEの名がついた1960Bはどんなサウンドなのか? ワクワク♪
~サウンド・インプレッション~
予想以上にマッチしていました! 1960Bで少し丸みがかっていた低音域がしまり、でもしっかり前に出てくる。さらに高音域もクリアなので歪みを上げてもスカっと抜けてきます。「VINTAGE」なのに近代的な音がします。1960Aと比べても高音域に遜色は無く、むしろ1960BVの方がクリアに出てきているかもしれません。
今後歪ませたサウンドを前に押し出したい、と言う方はMarshallヘッドと1960Aや1960Bではなく1960BVがオススメ!
mi-yaさんもとても気に入っていました♪
番外編:S7G & JVM205H & 1960BV
というわけで先ほどmi-yaさんお気に入りのサウンドが見つかりました。21gのライブでJVM205Hと1960BVの姿が見られるかもしれませんね!
そしてmi-yaさんの所属するADOJでもそのお気に入りサウンドがどう映えるか、デモして頂きました。
おぉ! 前回JVM410HJSと1960Bで鳴らした時より低音がクッキリしている!さらに1960BVのおかげで高音域にハリも出て7弦でも重過ぎないクリアさが良いです。
検証後記
全3回にわたってお届けしました、Marshall徹底検証。身近すぎて本格的に比較した事がなかったというのも本音です(汗) 今回検証した事でMarshallの凄さが分かりました、ホント。これだけ世の中に広がるのにはしっかり理由がありますね!
ヘッドはMarshall時代の幕開けと言ってもいいJTM45から、新時代を切り開いた1959、超がつくほどの定番JCM800、新時代のフラッグシップJVMとそれぞれがMarshallサウンドを持ちながら個性を発揮しているという事実。これはなかなかありません。
そして今回のキャビネットは地味ですが重要なポイントです。AキャビよりもBキャビの方が低音が出る、というのは分かっていたものの、こうして同タイミングで比べてみるとその違いに驚きます。「スタジオやライブハウスにMarshallのセットがあるから…」と、そのまま使用するよりは自分だけのMarshallサウンドを求めて、ヘッドと共にキャビを持ち込むというのもポイントでしょう。
さらにそのキャビネットのモデルそれぞれでここまで音が変わるのですから、ルックスも含め自分らしいサウンドを出してくれるモデルを選んでみても良いのでは無いでしょうか?
Marshallヘッド&キャビネットご購入キャンペーン
前回行いましたMarshallヘッドアンプご購入キャンペーンの第二段。
ヘッドとキャビをセットでご購入頂いた方を対象としたキャンペーンです。しかーし!「前回ヘッド買ったのにまたセットで買わなきゃいかんのかーい!」というお声も頂きそうなので、そういった方はキャビのみ購入でも対象となります。
期間中、島村楽器各店で対象Marshallアンプヘッド&キャビネットをご購入頂いた方にもれなく! Marshallロゴ入りスツール、プレゼント!
そうです。今回はヘッド&キャビということで前回よりも少し豪華に「スツール」プレゼント。…欲しい。
~キャンペーン期間~
6月26日(金)~7月20日(月)
~対象モデル~
●ヘッド
前回キャンペーン、【徹底検証】「アンプの王道」Marshallを改めて知る! Part2 ~Marshallヘッドラインナップ比較~4ページに記載したアンプヘッド。
- JTM45 2245
- JTM45 HANDWIRED 2245THW
- 1959SLP
- 1987X
- 2061X
- JCM800 2203
- JVM410H
- JVM205H
- JVM410HJS
- JVM210H
●キャビネット
1960A

メーカー希望小売価格¥159,500(税込)
販売価格¥135,740(税込)
JAN:5030463039595
1960B

メーカー希望小売価格¥159,500(税込)
販売価格¥135,630(税込)
JAN:5030463020791
1960AV

メーカー希望小売価格¥176,000(税込)
販売価格¥149,600(税込)
JAN:5030463029947
1960BV

メーカー希望小売価格¥176,000(税込)
販売価格¥149,600(税込)
JAN:5030463029947
1960AX

メーカー希望小売価格¥190,300(税込)
販売価格¥161,810(税込)
JAN:5030463046265
1960BX

メーカー希望小売価格¥190,300(税込)
販売価格¥161,810(税込)
JAN:5030463020746
1960AHW

メーカー希望小売価格¥236,500(税込)
販売価格¥189,200(税込)
JAN:5030463146125
1960BHW

メーカー希望小売価格¥236,500(税込)
販売価格¥201,080(税込)
JAN:5030463146231
この機会にMarshallスタックを手に入れてください!

