Distressor実機とUADプラグインのDistressorの倍音付加をDDMF Plugin Doctorで比較してみました | エミテラス所沢店
それぞれの設定
実機はUmbrella Company様からお借りしている Empirical Lab Distressor EL-8X を使用しました。
プラグインはUADxのUAD Empirical LAB Distressor EL8を使用しました。
どちらもゲインリダクションが -6dBになるように設定しました。
Dist スイッチはどちらもDist 2に設定しました。
ATTACKとRELEASEを合わせるのを忘れていました💦
倍音付加(歪み)の比較のなので大丈夫かと思います。
プラグインと比べて、実機のインプットが高めでアウトプットも高めになっていますが、
使用したインターフェース ProTools Carbonが +4dBu = -20dBFS Peak にキャリブレーションされていて、
Distressorがおそらく+4dBu = -18dBFS Peak など別の基準でキャリブレーションされていることによるズレです。
Plugin Doctorからは-18dBFS Peakの99.6Hz(約100Hz)の信号を出しています。


計測結果
緑: 実機 Empirical Lab Distressor EL-8X (Plugin Doctorの仕様でピンクも見えてしまっています)
ピンク: プラグイン UAD Empirical LAB Distressor EL8


2次倍音(200Hz)と3次倍音(300Hz)に若干の差があり、実機の方が3次倍音が出ていますが、基音の-18dBに比べて、数dBの差のため、あまり差はないかと思います…!
実機はおそらく4次倍音以降の2の倍数の倍音がフロアノイズに多くが隠れてしまっていますが、プラグインと同様に倍音付加されています。
バイパスしたとき


実機は非バイパス時はフロアノイズが-125dBほどありますが、バイパス時は-150dBまで下がっています。
プラグインはバイパスボタンを押したときはフロアノイズなしで完全にバイパスされているように見えます。
スペックシートに Dynamic Range – 110 dB(最大)とありますが、計測した結果でもだいたい -110dBくらいダイナミックレンジがあるように見えます。
※ ヘッドルームを -18dB で十分にとっても、92dBのダイナミックレンジがあるため、実機のフロアノイズはほぼ問題になりません。
計測結果は近いですが、実機のほうが良いです!
サインスイープで折り返しノイズなどが見れるソノグラムで計測したり、コンプレッションのカーブを比較したり、もっと多面的に比較するとまた違いがあるかもしれませんが、プラグインはかなり実機に迫るクオリティでモデリングされています。
ですが、実機とプラグインで比べてみると、実機の方が強いコンプレッションをしても自然に聞こえたり、違いがあります。
実機はレイテンシーがなく、リダクションメーターも自然に見ながら設定ができるので、音質以外の面でも優位性があります。
測定できていない良さが実機にはあります!
数量限定の30周年記念モデルが近日入荷予定です!
EL-8X の入力段にTRIAD MAGNETICS HS-56 トランスを搭載した
Distressor EL-8 30周年記念モデル「EL8-XXX」
EL8-XXX は、Distressor EL-8 の発売30周年を記念して製作されたリミテッド・エディションです。EL-8X に搭載されている機能(Stereo Image Link、British Mode)に加え、入力段には Pultec EQ に採用されていたことでも知られ、低域の明瞭さや大きな音像を加える TRIAD MAGNETICS HS-56 トランスを新たに搭載しています。
このトランスはサチュレーションや質感を加えるだけでなく、入力インピーダンスを 600Ω まで大幅に低減します。さらに新しいディスクリートパーツの採用により、 EL8-XXX はクラシックな EL-8 よりも早い段階でサチュレーションと色付けが得られる設計になっており、ミックスのローエンドを、他にはない輝きで際立たせます。