【ピアノインストラクター平林ちえのblog vol.9】大人ならではの悩み～指が硬い・開かない…

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公開：2025年12月22日

更新：2025年12月22日

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皆さんこんにちは。ピアノインストラクター平林ちえです。

大人ならではの悩みと言えば…

「指が硬くて開かないんです」
「子どもの頃から、手が小さいのがコンプレックスで…」
大人の生徒さんから、とてもよく聞くお悩みです。

でも、最初にお伝えしたいのは——
指が硬くても、開かなくても、ピアノはちゃんと弾けます。

確かに、子どもの頃から習っている方と比べると、
大人の指は柔らかさが少なかったり、開きにくかったりします。
それはごく自然なこと。年齢のせいでも、才能のせいでもありません。

大切なのは、
「無理に開こうとしないこと」と「今の手に合った弾き方を知ること」。

ピアノには、オクターブが届かなくても弾ける工夫がたくさんあります。
和音を分けて弾いたり、音を入れ替えたり、
少し形を変えるだけで、音楽の響きはちゃんと保てます。

また、指は使えば少しずつ動くようになります。
最初は思うようにいかなくても、
毎週鍵盤に触れているうちに、
「あれ？前より楽に押さえられるかも」と感じる瞬間が必ず来ます。

レッスンでは、
手の形や力の入れ方を一緒に確認しながら、
その方の手に合ったフォームを大切にしています。
無理なストレッチや、痛みを我慢する練習はしません。

大人のピアノは、
自分の体と相談しながら、長く楽しむことが何より大切。
若い頃のようにいかなくても、
その分、音楽を味わう力や、感じる心はとても豊かです。

「指が硬いから無理かも…」と迷っている方にこそ、
ぜひ一度、ピアノの楽しさに触れてほしいと思っています。
今のあなたの手で、今のあなたの音楽を奏でていきましょう。

今年もたくさんの音に包まれながら、笑顔あふれる一年となりました。

生徒様のチャレンジする姿、少しずつ上達していく姿に、私自身も元気をいただいています。

新しい年も、ピアノとともにワクワクする時間を重ねていきましょう。

皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

サロンインストラクター

平林　知英

ひらばやし　ちえ

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