1. ピアノを習い始めたお子さんのパパ、ママに。初めての電子ピアノ選び。

ピアノを習い始めたお子さんのパパ、ママに。初めての電子ピアノ選び。

はじめに

お子さんがピアノを習い始めた時、必ず必要になる練習用のピアノ。カタログや、メーカーHPなどをみるとスペックや各メーカーが力を入れている仕様については色々な情報が出ていても、イマイチよくわからなかったりしませんか?
そんなお父さん、お母さんのために、ここでは専門用語の飛び交うスペックの説明は抜きにして、ピアノ選びのポイントをお伝えできればなと思っています。

ピアノを習い始めるにあたって、ご両親としては『お子さんが自分でやりたいと言い始めたことは挑戦させてあげたい。』とか『素敵な趣味として、ずっと続けてもらえたらいいな。』とか、お子さんの未来を見つめて色々な思いをお持ちだと思います。
お子さんがピアノを弾くことが楽しくなって長く続けてもらって、大きくなった時に習っていてよかったなと思ってもらえるように、ぜひ素敵な電子ピアノを選んであげてください。

お目当ての電子ピアノには実際に触れてみよう。

今はネット上にいろいろな方が評価を書かれていて、私もいつも買い物の時に大いに参考にさせてもらっているのですが、楽器を選ぶ時は、やはり実物に触れて音を確かめてください。音のよさ、鍵盤のタッチというものは絶対的ではなく、どうしても評価には主観が含まれますので、ぜひ実機に触れられることをお勧めします。
『そうはいってもピアノは弾けないし、音の違いとかわからないよ。』といったお父さん、お母さんもいらっしゃると思います。
大丈夫です!そんなときは我々スタッフに気軽に頼って下さい。
そして実際に音を聞いてみると、ピアノの音を初めて聴いたとという方であっても、その違いは意外とわかるものですよ。

ここでピアノの音を聴き比べるときのポイントをいくつかご紹介します!

ピアノを弾き比べるときの姿勢

鍵盤タッチの比べ方

音の違い

ヘッドホンを付けた時の音

その他あったほうが良いもの

ポイント1:ピアノを弾き比べるときの姿勢

まずは座って聴き比べてください。イスに座るのはちょっと気恥ずかしかったり、気構えてしまったりするかもしれませんが、長く使っていく楽器を選ぶためなので、ここはぜひ座った姿勢で弾き比べをしてみてください。

理由その1

電子ピアノはスピーカーで音を出すシステム上、座って弾いた時に本当のピアノの様に聞こえる様にスピーカーのセッティングがされています。立った姿勢で聴くと、響きが全く違って聞こえてしまう事があります。
音の聞かせ方というのは、各メーカーかなりこだわりのあるところなので、その良さや違いを知るためには、ぜひ座った姿勢で聞いてみてください。

理由その2

鍵盤の重さも座って弾くことを前提に設計されています。立ったまま鍵盤を押すと、指に体重が乗ってどうしても軽く感じられてしまいます。ですのでタッチを比べるのにも、ぜひ座って本来ピアノを弾くときの姿勢で弾き比べてみてください。

ポイント2:鍵盤タッチの比べ方

まず、電子ピアノを選ぶ上で一番気になるのは鍵盤の重さですよね。ピアノの先生からも『指の力をつけるために鍵盤の重たい物を選んでください』と言われることもあると思います。
ここで大事なのは、実は鍵盤は『ただ重ければいい』というわけではないという点です。単に重い方が良いのであれば、どのメーカーさんも重たいおもりをつけて鍵盤を重くするはずですが、実際は違いますよね。
ここで大事なのは、鍵盤を弾く力と音の関係です。まず先に音があって、自分が出したい音を出すにはどれぐらいの力で弾いたらいいか、その感覚を身につけるための適度な重さが大事になってきます。

鍵盤の比べ方その1

まずは鍵盤を優しく弾いたり強く弾いたりして鍵盤の重さの違いを比べてみてください。いろいろな機種で比べてみると、強弱を変えてもそこまで重さの変化を感じられない鍵盤もあれば、優しく弾いたときは他のモデルよりも軽い力で押せるのに、強く弾いたときはかなり重たく感じるものもあると思います。この強弱の重さの差がしっかり出る方が、より本物のピアノの鍵盤に感覚が近いものになります。
電子ピアノの鍵盤が軽いと言われてしまうのは、実は指の力がより必要な強いタッチで弾いたときに軽く押せてしまうことが原因だったりもします。

鍵盤の比べ方その2

次に鍵盤の重さを比べるときのもう一つのポイント!ぜひ白鍵の端だけでなく奥の黒鍵横も弾いてみてください。
最近、各メーカーが注目して改良している点に『鍵盤の長さ』というものがあります。イメージしやすいように、大分簡略してはいますが図をのせておきますね。上がグランドピアノの鍵盤で、下が一番ポピュラーな電子ピアノの鍵盤の構造になっています。

従来、電子ピアノの鍵盤はスペースの都合上グランドピアノに比べて鍵盤が短いのが普通でした。でも鍵盤が短いと、白鍵を押したときは軸との距離があるので自然なタッチを返してくれるのですが、黒鍵の横を弾くと軸との距離が短くなり、不自然に重くなってしまう事があります。時々、お使いの電子ピアノで黒鍵横の白鍵を弾くと音が小さくなると仰るお話をされる方がいらっしゃいますが、じつは原因はここにあります。最近は各メーカーさんとも鍵盤の長さに注目して、いろいろ改良されてきています。鍵盤が長ければ、白鍵の端でも奥でも重さに大きな違いは出なくなり、自然なタッチで弾けるようになります。

ポイント3:音の違い

音違いを比べるときは人差し指1本でもいいので、ぜひご自身で音を出して見てください。ここで大事なのは強弱の表現力です。まずはボリュームを7割くらいに上げて、鍵盤をすごく弱い力で押してみて、音が出るかどうか確認してみてください。内蔵音源のグレードが上がれば上がるほど、より優しいタッチで、より柔らかい音が出せると思います。
次に思いっきり強く鍵盤を押してみてください。強く押したときの限界の音も搭載している音源によって違いが出てきます。より力強い音が出せる方が、より本物のピアノに近い感覚になります。
最後に弾き終わったら、そっとボリュームは元に戻してあげてくださいね。

音源の種類

ピアノ音源にはサンプリング音源とモデリング音源があります。サンプリングとは、実際に本物のピアノをピアニストが段階的に強弱を変えて弾いた音を録音してある音源です。ざっくり言うと、電子ピアノの鍵盤タッチに合わせて、録音されている音が再生される仕組みです。この強弱の録音段階の細かさが音の表現力の違いになり、上位モデルではより細かく段階を分けてサンプリングされています。録音されていない音は出しようがないので、電子ピアノによって表現力に差が出てきます。
もう一つモデリング音源は、タッチに合わせてピアノが演算処理して音を作り出す仕組みです。サンプリングのような強弱の段階分けが無く、ちょっとしたタッチの違いも音で表現可能でになります。
ここだけ聞くとモデリングの方が良いように思えますが、実際にはサンプリング音源もモデルによってかなり細かく強弱分けされていて、加えてレゾナンスといって、響の要素などを追加することで表現力で必ずしも劣るという事でもありません。ぜひご自身の耳で確かめてください。

スピーカーの数

音に関しては内蔵されているアンプやスピーカーの違いも大事です。せっかくいい音が作られていても、スピーカーにその良さを表現できる力が無ければもったいないですよね。普段音楽を聴くときでも、小型のポータブルスピーカーで聴くか、大きなスピーカーで聴くかで、音の印象が大きく違うと思います。
加えて、電子ピアノのカタログを見てみると、上位モデルほどスピーカーの数が多いことに気付くと思います。お値打ちなクラスではまず下側に2台、一つランクが上がると上に2つ加わって合計4台、最上位機種ではさらに後ろに2つ追加されて合計6台となります。これは、まず下の2台はピアノのメインの音である響板の音を再現していて、上に2台加わることでグランドの蓋を開けた時に上から聞こえるピアノ線の音を主に再現しています。さらに追加される2台ではキャビネット全体の奥行きを追加しています。
ここでポイントのおさらいですが、ぜひ座って聞き比べてみてください。スピーカーの数が増えるほど、音に本物のピアノのような奥行きが出ることが感じて頂けると思います。

ポイント4:ヘッドホンを付けた時の音

最近の住宅事情や練習時間の都合で、ヘッドホンをつけての練習も多くなると思います。お目当ての電子ピアノが絞れて来たら、最後にヘッドホンの音も確認してみてください。
最近は各メーカーとも、ヘッドホンを付けて弾いてもスピーカーと近い感覚で聞こえるように、いろいろ工夫がされています。その一つにバイノーラル録音というのがあるのですが、これはピアノの前にピアニストが座ったときの耳の位置で録音がされているもので、通常の立体音像と一味違ったリアルさが再現されています。
そして使用するヘッドホンも、最初に付属しているものでもいいのですが、出来れば音も良く、最近は長時間の練習をしても耳が疲れにくいモデルなどもありますので、お子様の耳の健康のためにも、ぜひヘッドホンの購入も含めて予算をお考え下さい。

ポイント5:その他あったほうが良いもの

最後に、お子さんの練習にぜひご用意頂きたいものをご紹介します。

足台

まずは足台です。ピアノを始める頃の年齢では、椅子に座った時、まだ足が地面に届かないお子さんも多いと思います。
この足がぷらぷらしている状態だと、身体が安定しないので、鍵盤を押す指にも力が入りません。出来れば足台ですが、なければ何か代わるものでもいいので体が安定するようにしてあげてください。

マット

集合住宅にお住まいの方には、最近は必需品になってきている振動吸収マット。電子ピノで音を小さくしたり消したりしていても、鍵盤をたたく『ドコドコ』という音だけは。足を伝わって階下や隣の部屋に聞こえてしまします。振動吸収のマットを敷いておけば、この打鍵音はかなり軽減されるので、ご近所とのトラブルでピアノの練習が制限されないように、ぜひあらかじめマットの使用をご検討下さい。

あとがき

ピアノは他の習い事と違って、続けてもらうためには本人の努力だけでなく、練習の環境づくりという点で、ご両親の協力が必要なことを心にとめて頂けるとうれしいです。
まずは一緒に教室を探して、お家のピアノを一緒に選んで、そして普段練習の時も音がうるさいと感じることはあっても多少は我慢してあげたり、練習も出来る限りそばで見てあげて、出来たことは褒めてあげる。いろいろ大変かとは思いますが、そういったサポートが、お子様がピアノを続けるうえで、とってとても大事なことだと思います。
お子さんがピアノを続ける動機はシンプルだと思います。ピアノを弾くのが楽しいとか、新しい曲やフレーズが弾けるたことへの喜びや、努力して出来たことを褒められるのがうれしいなどといったことが、ピアノを続けるポイントになんだと思います。
そして、ピアノは人生最初の習い事というお子さんも多くいらっしゃると思います。希望をもって習い始めたピアノで自分はできるっていう自信をつけられるのと、上手に弾けなくて自信を無くしてあきらめてしまうのとでは、お子様のその後の人生にも少なからず影響が出るのではないかと思います。
ピアノを習う教室が決まったら、お子さまのレッスンをサポートする次のステップとして、この記事をピアノ選びのお役に立てて頂ければ幸いです。

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店名 島村楽器 イオンモール名古屋茶屋店
担当 早坂
電話 059-330-0625
営業時間 10:00(日曜日は9:00)~22:00

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