とても大事!!エレキベースのメンテナンスと弦交換

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2020年07月18日

こんにちは!島村楽器四日市店エレキベース担当の坪井です! 皆さんベースのメンテナンス、していますか? エレキベースは大部分が木でできた楽器(例外もあります)、生き物と捉えても良いでしょう。 日々の状態確認、メンテナンスで弾きやすさにも直接かかわってきます! ということで今回はエレキベースの弦交換、メ […]

こんにちは!島村楽器四日市店エレキベース担当の坪井です!

皆さんベースのメンテナンス、していますか?

エレキベースは大部分が木でできた楽器(例外もあります)、生き物と捉えても良いでしょう。

日々の状態確認、メンテナンスで弾きやすさにも直接かかわってきます!

ということで今回はエレキベースの弦交換、メンテナンスの方法についてお話ししていきたいと思います!

メンテナンスって何をすればいいの?

オイルケア

まずは指板のオイルケアです。エレキベースはボディやネックは塗装されていますが指板は塗装されていないものがほとんどです!(されているものもあります)

塗装されていないということはつまり指板表面から水分の出入りがあるということですね。この水分の出入りがネックの反りにつながったり、急激な乾燥が木へのダメージにもつながったりもします。そのため指板にオイルを塗り乾燥を防ぐのです。

ボディの掃除

これは弾きやすさに直接は関わりませんがやはり手垢や埃がついたベースよりもピカピカの状態の方が気分がいいですね!

ボディに着いた指紋はクロスなどでとることもできますが、放っておいた所為で乾拭きではなかなか取れなくなっているものもあると思います。

そんな時にはポリッシュを使いましょう、汚れを落とすだけでなく表面をコーティングし汚れそのものをつきにくくするものもあります。

ボルト、ナットの増し締め

長い間ベースを使っているとジャックやペグなどのボルトやナットが緩んできていることもあります。

ペグが緩んでいるとチューニングの安定性にかかわりますし、ジャックが緩んでいるとキャビティの中で動いて断線の原因にもなったりします。

弦交換

これはかなり大事です。エレキベースはギターと違い弦が切れることがほとんどありません。

そのため同じ弦をずっと張りっぱなしという方も少なくないのではないでしょうか。

古くなった弦や錆びた弦はピッチが安定しなかったりフレットの摩耗につながりベースに対して優しくないです。

2ヶ月ほどを目安として交換しましょう!

メンテナンスと弦交換の手順

では実際に弦交換とメンテナンスをしているところを画像で載せながら解説していきます。

弦を外す

まず弦をある程度緩めダルダルの状態にします。

弦が当たってボディが傷つかないようにクロスを弦の下に挟んで弦を切ります!

この時画像のように切る位置の両側を持ってあげれば切った弦が明後日の方向に行くことを防げます

弦を外し終えて、メンテナンス開始です!

ボディをきれいにする

普段弦が邪魔で掃除できないところをきれいにするチャンスです。

刷毛等を使って埃を取って

クロスで汚れを取りましょう。

頑固な汚れはポリッシュを使いましょう。

※塗装によって適したポリッシュが異なります。どれを使えばいいか分からない方はスタッフに直接聞いてみましょう。

ピカピカです!

ここからオイルケアやフレット磨きなどのメンテナンスをしていきます!

弦交換の手順だけ知りたい方は飛ばしてください

フレットを磨く

先ほどでは語りませんでしたがフレットを磨きます

フレットを磨くと滑りが良くなるためグリッサンドやチョーキングがしやすくなるといわれています。

しかしベースにおいてプレイアビリティへの影響はギター程にはないと感じます。

私はピカピカにすると気持ちがいいというところがフレットを磨く理由の大部分ですね。

フレット磨きに使用するスクラッチメンダーは木にあまり優しくありませんので指板を保護しましょう。

マスキングテープで指板を保護します。

フレット磨き用の工具もあります。

フレット磨き用のクロスにスクラッチメンダーを出し(少しで大丈夫です)

磨いたらスクラッチメンダーを付けていないところで乾拭きしましょう。


オイルを塗る

指板にオイルを塗ります

オイル用のクロス(フレット磨き用と分けてください)にオイルを数滴たらし塗っていきます

2,3フレット塗ったらオイルを付けてないところで乾拭きしまた数滴つけて塗ります。

この時指板表面が湿る程度で大丈夫です。

弦を張る

これでオイルケアは完了です。弦を張っていきましょう。

弦はパッケージに丸まって入っているので巻き癖を取るため何度かしごきます。

弦をブリッジに通しピンとなるように手で引っ張ります。

弦を切る長さですがペグポスト2周半分くらいにしたいのでペグ2個半くらいとります。

ジャズベースだとペグ一個分が一週分くらいになります。ペグの種類ごとに長さが変わるため長さは参考程度でお願いします。

弦をまげて切って

巻いていきます。

この時に引っ張ってあげるとペグ上でゆがんだりせず巻いていけます

全部の弦をまいてチューニングを合わせたら弦交換完了です!!

いかがだったでしょうか?弦交換やメンテナンスの方法、理解していただけたでしょうか?

ポリッシュやスクラッチメンダーの付ける量や弦交換で弦の長さをどれくらい取るか等写真ではどうしても分かりづらいところあると思います。

今回ご紹介したオイルケア、フレット磨きは島村楽器の弦交換のデラックスコース(¥2,970、多弦ベースは本数ごとに追加料金有)で実際に行っているメンテナンスです。

前もってご連絡いただければ説明しながらの弦交換も行っておりますので質問したいことなどあればお問い合わせいただければと思います。

※店内の状況によってはお預かりになる場合がございます。弦交換希望の方は前もってお問合せください。

それではみなさん、愛機をメンテナンスして良きベースライフを!



この記事を書いた人

名前 坪井 一馬(つぼい かずま)
プロフィール 18歳の時友人に誘われエレキベースを始める。その後エレキベースの魅力に取りつかれエレキベース以外の趣味がなくなりついには島村楽器で働き始めた。
所有機材 YAMAHA TRBJP2 pulserbass400  HISTORY HG-B5A        GALLEN-KUREGER 1001RB2
好きなベーシスト(敬称略) Jhon Myung
好きなバンドとか YOASOBI ずっと真夜中でいいのに。dream theater 他にもいろいろ


お問い合わせは

店舗名 島村楽器 イオン四日市尾平店
電話番号 059-330-0625
担当 坪井

皆様のお越しをお待ちしております。








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