【初心者必見】分かりやすいエレキギターの選び方

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2023年03月27日

皆様こんにちは! 島村楽器 イオンタウン四日市泊店 エレキギター担当 樋口です。 このページは新たにエレキギターを始めたい方々に向けて公開しています。 ギターの初歩的な知識をはじめ、どのようにギターを選べばいいかをご紹介いたします。 皆様がエレキギターを手にするまでの過程ををサポートできれば幸いです […]

皆様こんにちは!

島村楽器 イオンタウン四日市泊店 エレキギター担当 樋口です。

このページは新たにエレキギターを始めたい方々に向けて公開しています。

ギターの初歩的な知識をはじめ、どのようにギターを選べばいいかをご紹介いたします。

皆様がエレキギターを手にするまでの過程ををサポートできれば幸いです。

【目次】


エレキギターの選び方のポイント

ここで掲げるエレキギター選びのポイントはずばり3つ!

デザイン(見た目)
価格による違い

この3つ! です。

この記事をみて自分なりに基準を持っておけば上手なギター選びが出来ると思います。

1つずつ紹介していきます。

音について

ここでは音の良し悪しではなく、あくまで楽器の音の傾向について説明していきます。

みなさんが好きな音ってどんな音ですか?あるいは出したい音でも構いません。想像してみてください。

・・・。

想像して頂けましたでしょうか?

では、その音についてお聞きしますが、以下のどれに該当しますでしょうか。直感でも構いませんので選んでみてください。

Aタイプ

・パワフルで図太いロックな音!

・バリバリヘヴィメタルな音

B'z、ONE OK ROCK、X JAPAN等の音に似ている人はこのタイプ!

Bタイプ

・きらびやかで繊細な音!

・ジャッキっと歯切れのよい音

UNISON SQUARE GARDEN、the band apart等の音に似ている人はこのタイプ!

Cタイプ

・全然わからない!

・ギターの音なんて全部一緒にきこえちゃう

・AタイプとBタイプ両方出したいな…

やりたいジャンルが決まってない、もしくはいろんな音が出したい人はこのタイプ!


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皆さんはどのタイプでしたでしょうか。実は、タイプごとにその音を出すのに適したギターがあります。

ギターごとに得意な音、得意なジャンルが違うのです。

ギターの音はピックアップというパーツの仕様で音がかなり違います。そのピックアップにも大まかに分けて二種類、シングルコイルハムバッカーというものがあります。

それに先程診断した皆さんの好みの音のタイプを照らし合わせると

Aタイプのあなたはこちら!ハムバッカー

パワフルな音です。ノイズにも強い為、大きな音を出しやすい。

Bタイプのあなたはこちら!シングルコイル

繊細で、きらびやかな音です。軽快なサウンドならこれ!

Cタイプのあなたはこちら!両方詰め合わせ

特にやりたいジャンルなどがあるわけではないのなら、このタイプがお勧めです。

どんなジャンルにも対応できる万能さがあります。

音 まとめ

ピックアップにより、出せる音に大幅な違いがでます。

お店に来て頂ければ音の違いを実際におきかせすることも可能です。

百聞は一見に如かずともいいますし、ぜひご来店して、音の違いを体感してください!

【目次へもどる】

デザインについて

お次はギターのデザインについてです。個人的にですが、ここが一番重要と言っても過言ではありません!

お家に帰ってきて自分の部屋のなかにあってほしい。毎日磨きたい!そんな思いを抱かせてくれるギターこそが、皆様の相棒に相応しいとおもいます。

いくつか写真を貼ってみますので、「かっこいい!」と思うものを探してみてください。

ストラトキャスター タイプ

テレキャスター タイプ

ジャズマスター タイプ

SGタイプ

レスポールタイプ

変形タイプ

好きな形はありましたでしょうか?

家にあったらつい手に取ってしまうような、色、形のものをお選びいただければと思います。

「この形で違う色があったらよいのに・・・」といった細かい要望があれば是非相談下さい。ご要望に合うものをお探し致します。

価格について

エレキギターの価格は1万円台から始まり、上は数十万円と、非常に幅が広いです。

一体何が違うんでしょうか?気になりませんか。

というわけで、ギターの値段が変わると何が変わるのか、説明いたします。

以下の様なお悩みがある方はぜひ参考にしてみてください。。

・「続くかどうかわからないし、最初は安いので初めて、続いたら高いの買ったほうが良いのでは?」

・「高い物を買っても音の違いとかわからないし最初は安い物でも良いのでは?」

・「初心者なのに良い物持っても宝の持ち腐れでは?」


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安いギターと高いギターの違い

高いギターと安いギター、一体何が違うのでしょうか?

皆さんは音質が違うと思われているかもしれませんが、価格帯の違いで顕著に表れてくるものは

弾きやすさ耐久性だったりします。

実は、弾きやすさや耐久性は上達に直結する要素で、1本目のギターとしては絶対に満たしておいてほしい要素だと私は考えています。

なぜ上達に直結するのか?

弾きやすさ耐久性に焦点を当てて言及してみます。

"弾きやすさ"とは?

弾きやすさと言っても いろいろな要素がありますが、

・ネックの握り心地

・ピッチ(音高)の正確さ

・調性幅について

この3点について言及してみようと思います。

ネックの握り心地について

ギターを弾くとき、奏者は常にネックを握ることになります。そのためネックの握り心地は弾きやすさに直結すると考えることが出来ます。

特に、安いギターではフレットの端の処理が甘いことが多く、バリ(フレットのはみだし)が発生して弾きにくくなっているものが多いです。

↑バリが出たギター 弾くときにトゲトゲして痛い

↑バリの出ていないギター スムーズなポジション移動を約束

バリは指板の木が痩せることによって発生します。

お買い上げの際、バリが出ている個体に関しては除去したのちに納品することが出来ますが、環境によっては再度発生することもあります。

どうせならスムースな触り心地のやつで弾きたいですね

"音高の正確さ"とは?

ギターは弦をおさえて弦長を変えることで出音の音高を操る楽器です。

ギターはフレットという棒が打ち込まれており、これによって簡単に奏者の意図した音高を得ることが出来ます。

矢印で指し示してあるものがフレットです。

フレットの打つ場所、打ち方等シビアに調整しないと正しい音高を得ることはできません。ネックの歪み等が原因で意図したとおりの弦長とならず、結果ピッチが合わないケースも多くあります。

調整で何とかなることもありますが、価格帯によってこのあたりの作り=ピッチの良さには顕著な差がでます。

ストレスなく奏者の意図した音高を得ることのできる楽器が弾きやすいと言えます。

特に、音感が育つ時期に持つ楽器、つまり最初の一本にはピッチの良いギターを選びたいですね。

"調整幅"とは?

先述しましたが、エレキギターには"調整"という概念があります。

主に弦の高さ(弦高)の調整幅がギターの価格によってかなり異なります。

造りが良く、状態の良いギターであれば、6弦側1.6mm,1弦側1.0mmくらいまで弦高をさげることが出来ます(もっと下げれる物もあります)。

ちなみに、入門用として販売されているギターは、出荷時の弦高が6弦側で2mmを超えているものが殆どです。

調整次第で下げることが出来ますが、ネックの歪み等の影響で、弦高を下げると音詰まりが発生してしまうというケースが多いです。

弦高は弾きやすさを決める重要な要素であるため、調整幅の広いギターを買うことをお勧めいたします。

"耐久性"とは?

ここではギターの演奏のしやすさを決める重要な部分、「ネック」の耐久性について言及してみます。

ギターを製作するにあたって、使用する木材の含水量を調整するシーズニングという作業が行われます。高級なギターであればあるほどシビアに行う作業です。

低価格帯のギターはコスト上の問題であまり力を入れることが出来ません。

使用されている木材の含水量が満足に調整されていない場合どうなるかというと木が水分を吸いすぎたり、吐き出したりを過剰に行ってしまいます。

結果、木が伸び縮みしてしまいます。これによってもたらされる現象がネック反りと呼ばれます。

ネック反りはギターの弾きやすさに大きく影響します。問題なのは初心者の方にはネックが反っているかどうかが分からないという事です。

つまりネックが反ったまま弾きにくい状態で練習を続けてしまう危険性があります。そのリスクを回避するためにも、ある程度耐久性のあるギターをおすすめします。

ご予算の都合上、低価格帯のギターをお買い上げ予定の場合は、1か月に一度お店に持って行って、定期的に状態を診断してもらうことをおすすめします。

また、高価格帯のギターでも、反るときは反ります(木のご機嫌)。すこしネック反りの頻度が少ない程度です。定期的な調整は全てのギターにおいて必要です。

ネック反りを直すのには多少の専門知識、そして慣れが要求されます。最初はお店でやってもらうのがお勧めです。

値段について まとめ

すべて読んで頂けた方、ありがとうございます。

ギターに限らず、楽器はは非常にシビアなバランスで成り立っている為、

個人的には最初の一本に7~8万円以上くらいのものを選べば、末永く使っていただける1本が買えると思います。

予算があまり準備できないという方もご心配なく。来店いただければお客様のご要望に沿って、一緒に楽器をお探しいたします。さらに、できる限りのアフターケア等でサポートさせて頂きます。

この記事を読んで疑問に思ったことなど遠慮なくお問い合わせください。

御来店心よりお待ちしています。


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※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。