![こんにちは!スタッフ樋口です。]]弾き語りとかしてみたいし、アコギが欲しいけど色んなものがあってどうやって選んでいいかわからない...。そんな方に向けて選び方を簡単に解説させて頂きます。 ===top=== 【目次】 -[#a:title=サイズの種類] -[#aa:title=材質の種類] -[# […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/yokkaichi/wp-content/uploads/sites/53/2019/02/20190213-detail-nt-l4-nat.jpg)
こんにちは!スタッフ樋口です。
弾き語りとかしてみたいし、アコギが欲しいけど色んなものがあってどうやって選んでいいかわからない...。そんな方に向けて選び方を簡単に解説させて頂きます。
【目次】
サイズの種類
いろいろなボディサイズのものがありますが、ここでは代表的な2サイズを解説させていいただきます。
ドレッドノートサイズ
名前は、「ド級/超ド級」といったずば抜けて大きいものや、出来事を表現するときに使う言葉の元となった英国戦艦ドレッドノート号にあやかって付けられました。
元々は、マーチンというアメリカの老舗メーカーが20世紀の初頭に発表したモデルです。
今ではアコースティックギターの代表的なサイズですが、当時としてはもちろん「ド級」なモデルでした。
形としては台形に近く、厚みもあるため次に紹介するオーディトリアム等のサイズよりも構えづらく感じるかもしれません。
音色は、ボディの容量が大きいので良く反響し、低音まで響くダイナミックなサウンドです。
弾き語りなどの伴奏に適しています。
オーディトリアムサイズ/オーケストラモデルサイズ(000(トリプルオー))/OM(オーエム)サイズ)
ドレッドノートに比べると小ぶりで、大きなくびれを持った少しひょうたんに似たシェイプです。
こちらも元はマーチンが世に発表したモデルです。
オーディトリアムとオーケストラモデルは、ボディの形状は一緒でスケール(弦を張る長さ)が違います。
メーカーによって異なりますが、オーディトリアムタイプの方が24.9インチ(632mm)、オーケストラモデルタイプは25.4インチ(645mm)です。(ちなみにドレッドノートも25.4インチ(645mm)です。)
ドレッドノートに比べると小振りなので、構えるのが楽です。
ボディの容量が少ない分ダイナミックさはドレッドノートには及ばないですが、反響して音が返ってくるのがはやくレスポンスの良いすっきりしたサウンドです。
アルペジオ(コードをバラシて演奏)をすると綺麗に聴こえます。また、メロディを演奏したりするのに好んで使う方もいます。
これからアコギを始められる方には、構えやすさからオーディトリアムサイズのものがおすすめです。
ただ、持ってみて構えた時にドレッドノートの方がしっくりくるという方ももちろんいらっしゃいます。
お試しいただくのが一番ですので、ご相談いただければと思います。
その他にもマーチンにはコンサート(0(シングルオー))/グランドコンサート(00(ダブルオー))/グランドオーディトリアム(0000(クワドラオー)))といったボディサイズも存在し、0の数が増えるほどボディの大きさも大きくなります。
これらが今日のアコースティックギターの一つのスタンダードとなっています。
余談ですが、百数十年前のギターは現代の物よりとても小さく、マーチンからも1.2.3...(基本的に数字が小さいほどボディのサイズが大きい。つまり0は1よりも大きい)と言ったモデルが発売されており、ギターの演奏形態の変化、演奏場所の規模の拡大に伴って大音量を求めて大型化していった歴史があります。
ボディの材質の種類
アコースティックギターのボディは、トップ (表)/ サイド(横) / バック(裏)の3つが組み上げて造られています。
トップにはスプルースという松の木の仲間の木材が、使われることが多いですがサイド/バックには様々な木材が使われます。
その中でも代表的なものが、マホガニーとローズウッドです。
しかし近年マホガニーやローズウッドは希少となってきており代替の木材が使われることも多くなってきています。
マホガニー
ギターに使われる木材としては最もポピュラーなものの内の1つです。
近年大変希少になってきている為、音色・見た目がよく似た下記のサペリが代替として使われることが多いです。
また、厳密にはマホガニーではない同属のアフリカンマホガニーと呼ばれる木材が使われることも多いです。きらびやかで、広がりのある音色です。
サペリ
マホガニーの代替材として近年よく使われています。
サペリマホガニーと呼ばれることもあります。音色もマホガニーに非常に似ておりきらびやかな響きです。
ローズウッド
マホガニーとともにポピュラーな木材です。
まとまりのあるサウンドで、マホガニーに比べると低音に迫力があります。
近年数が少なくなってきており保護の為に条約で輸出入の規制の対象となっています。
その為、ローズウッドも代替材が使われることが多くなってきています。
オバンコール
ローズウッドと同じマメ科の木材です。
ローズウッドよりもやわらかく、音色はローズウッドとマホガニーの中間と言われることが多く、粘りと温かみのあるサウンドです。
近年アコースティックギターにも使われることが多くなってきています。
単板と合板について
アコースティックギターに使われる板には単板と合板があります。
単板とは、文字通り1枚の板で、合板はべニヤ板です。合板は強度的に優れていますが、木と木の間に接着剤の層が出来ていますので、振動が妨げられてしまい音色の響きも妨げられてしまう傾向にあります。
トップ (表)/ サイド(横) / バック(裏)の3つが組み上げてアコースティックギターは造られていますが、トップ(表)が響きに1番影響がある板で、ここに単板を使うと音色の響きが大幅に変わります。ここに単板を使ったモデルは3万円前後からある為これから始められる方でも少なくともトップ単板のモデルがおすすめです。
また、全ての板が単板のモデルは弦の振動をボディ全体で反響させ、木材本来の暖かみのある音色を鳴らすことができます。
総単板のギターは、弾きこむことによって更に深みのある音色へと変化しやすくなる傾向にあります。
まとめ
- アコースティックギターの代表的なボディサイズは、ドレッドノートとオーディトリアム。オーディトリアムのが構えやすいので初めての方にはおすすめ。
- アコースティックギターに使われる木材にも様々なものがあり、音色も変わってくる。
- また、単板と合板があり、一般的に単板のモデルの方が音色は優れる傾向にある。
いかがでしょうか?
選ぶポイントを絞って考えられそうな気がしませんか?
今回は、簡単な説明のみなので、ほかにも気になる点はあると思います。
そんな時はどんどんお気軽にお問合せ頂ければと思います!
当店ではどのギターでもお試しいただけます。また、音が聞いてみたいという場合もスタッフが鳴らしてみますのでお気軽にお申し付けください!
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