![こんにちは!ギター担当の樋口です!皆さん楽器のメンテナンス、していますか?ギターやベースは大部分が木でできた楽器(例外もあります)ですので、日々の状態確認、メンテナンスで弾きやすさも変わり、演奏性にも直接かかわってきますよね!というわけで、私どもは定期的な楽器のメンテナンスをお勧めしているのですが、 […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/yokkaichi/wp-content/uploads/sites/53/2024/12/20241212-20240827-0d8ad3eeb1c3069bfdcfa68defe77284.jpg)
こんにちは!ギター担当の樋口です!皆さん楽器のメンテナンス、していますか?
ギターやベースは大部分が木でできた楽器(例外もあります)ですので、日々の状態確認、メンテナンスで弾きやすさも変わり、演奏性にも直接かかわってきますよね!というわけで、私どもは定期的な楽器のメンテナンスをお勧めしているのですが、特に弦交換は重要です。当店は複数のプランをご用意して皆様の大切な楽器の弦交換を承らせていただいています。プラン内容や料金など詳しい情報はコチラからどうぞ!
メンテナンスって何をすればいいの?
オイルケア
まずは指板のオイルケアです。ギターやベースの多くは、ボディやネックが塗装されていますが、指板は塗装されていないものが中心です!塗装されていないということはつまり指板表面から水分の出入りがあるということですね。この水分の出入りがネックの反りにつながったり、急激な乾燥が木へのダメージにもつながったりもします。そのため指板にオイルを塗り乾燥を防ぐのです。
ボディの掃除
これは弾きやすさに直接は関わりませんがやはり手垢や埃がついた楽器よりもピカピカの状態の方が気分がいいですね!
ボディに着いた指紋はクロスなどでとることもできますが、放っておいた所為で乾拭きではなかなか取れなくなっているものもあると思います。そんな時にはポリッシュを使いましょう、汚れを落とすだけでなく表面をコーティングし汚れそのものをつきにくくするものもあります。
ボルト、ナットの増し締め
長い間楽器を使っているとジャックやペグなどのボルトやナットが緩んできていることもあります。
ペグが緩んでいるとチューニングの安定性にかかわりますし、ジャックが緩んでいるとキャビティの中で動いて断線の原因にもなったりします。
弦交換
古くなった弦や錆びた弦はピッチが安定しなかったりフレットの摩耗につながり楽器に対して優しくないです。
ギターは1か月、ベースは2か月ほどを目安として交換しましょう
メンテナンスと弦交換の手順
では実際に弦交換とメンテナンスをしているところを画像で載せながら解説していきます。今回は意外とWEBに掲載が少なめのベースのメンテナンスの様子を掲載します。
弦を外す
まず弦をある程度緩めダルダルの状態にします。
弦が当たってボディが傷つかないようにクロスを弦の下に挟んで弦を切ります!
この時画像のように切る位置の両側を持ってあげれば切った弦が明後日の方向に行くことを防げます
弦を外し終えて、メンテナンス開始です!
ボディをきれいにする
普段弦が邪魔で掃除できないところをきれいにするチャンスです。
クロスで汚れを取りましょう。
頑固な汚れはポリッシュを使いましょう。※塗装によって適したポリッシュが異なります。
ピカピカです!
フレットを磨く
フレットを磨くと滑りが良くなるためグリッサンドやチョーキングがしやすくなるといわれています
フレット磨きに使用するスクラッチメンダーは木にあまり優しくありませんので指板を保護しましょう。
マスキングテープで指板を保護します。
フレット磨き用の工具もあります。
フレット磨き用のクロスにスクラッチメンダーを出し(少しで大丈夫です)
磨いたらスクラッチメンダーを付けていないところで乾拭きしましょう。
オイルを塗る
オイル用のクロス(フレット磨き用と分けてください)にオイルを数滴たらし塗っていきます
2,3フレット塗ったらオイルを付けてないところで乾拭きしまた数滴つけて塗ります
この時指板表面が湿る程度で大丈夫です。
弦を張る
これでオイルケアは完了です。弦を張っていきましょう。
弦はパッケージに丸まって入っているので巻き癖を取ります。
弦をブリッジに通しピンとなるように手で引っ張ります。弦を切る長さですがペグポスト2周半分くらいにしたいのでペグ2個半くらいとります。ジャズベースだとペグ一個分が一週分くらいになります。ペグの種類ごとに長さが変わるため長さは参考程度でお願いします。
弦をまげて切って
巻いていきます。この時に引っ張ってあげるとペグ上でゆがんだりせず巻いていけます
全部の弦をまいてチューニングを合わせたら弦交換完了です!!
いかがだったでしょうか?弦交換やメンテナンスの方法、参考になりましたか?
ポリッシュやスクラッチメンダーの付ける量や弦交換で弦の長さをどれくらい取るか等、写真ではどうしても分かりづらいところあると思います。今回ご紹介したオイルケア、フレット磨きは島村楽器の弦交換のデラックスコースで実際に行っているメンテナンスです。
前もってご連絡いただければ説明しながらの弦交換も行っておりますので質問したいことなどあればお問い合わせいただければと思います。※店内の状況によってはお預かりになる場合がございます。弦交換希望の方は前もってお問合せください。それではみなさん、愛機をメンテナンスして良き楽器ライフを!
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