【電子ピアノ】電子ピアノの奥行って実際どれくらいなの？

2023年08月16日

カテゴリ商品情報
タグCASIO KAWAI Roland YAMAHA

皆様こんにちは。
島村楽器浦和パルコ店ピアノ担当の春名（はるな）です。

突然ですが、「電子ピアノの置き場所」って皆様気になりますよね？
電子ピアノの奥行・横幅などは各メーカーのスペック表をご覧いただければわかりますが、
それはあくまで大きさだけのお話です。

電子ピアノは置くためではなく演奏・練習するために設置される方がほとんどかと思います。
よりよい演奏・練習のためには「置き場所」は非常に大切になってまいります。

そこで今回は「電子ピアノの横幅」「電子ピアノの奥行」にフォーカスをあて
どのくらいのスペースが電子ピアノの演奏にとって必要かご紹介いたします！
（演奏というワードが重要です！）

ぜひ電子ピアノ選び・置き場所選びの参考にしていただければ幸いです。

CONTENTS

電子ピアノに必要なスペースは?
電子ピアノの横幅って？
電子ピアノの奥行って？
この60cmが大事!
電子ピアノを置くのに避けるべき場所とは？
浦和店電子ピアノラインナップは下の画像をクリック！

電子ピアノに必要なスペースは?

早速ですが、電子ピアノに必要なスペースは？のご質問にお答えします！

ピアノの演奏において必要なスペースは

横幅：150cm

奥行：ピアノの奥行＋60cm

なぜ、このスペースが必要なのかを解説していきます。

電子ピアノの横幅って？

電子ピアノの横幅とは具体的にどこの大きさのことでしょうか？

今回、上の写真の↔の部分の大きさを「横幅」と定義しております。
電子ピアノの横幅は、鍵盤数によって大きく変わります。
ピアノの練習・演奏のために電子ピアノをご用意される方であれば

88鍵盤

あるものをご用意される方がほとんどかと思います。(現在88鍵盤以外の電子ピアノの販売はほぼございません。)
88鍵盤の電子ピアノをご用意される・設置されるようであれば

横幅150cm

確保いただければ、ほとんどの電子ピアノを設置することが可能です。

電子ピアノの奥行って？

電子ピアノの奥行とは具体的にどこの大きさのことでしょうか？

今回、上の写真の↔の部分の大きさを「奥行」と定義しております。
ただ、実際に弾く場合は「奥行」＋演奏者の椅子の位置もさらに必要になります。

上の写真の↔部分がピアノ演奏において最低限欲しい幅です。
上の写真の↔部分の長さは60cmでございます。

この60cmが大事!

上記のピアノからイスまでの距離60cmについてよりフォーカスしてお話します。
ピアノの姿勢というのはただ座ればいいということではありません。ピアノ演奏のパフォーマンスを最大限上げるためには
・イスの前のほうに腰掛ける！(ペダルの踏みやすさ・姿勢をよくするため)
・ひじの角度は無理のない角度（ピアノはパワーを使います。このパワーを生むためには姿勢が大事です。）
これが非常に大事です！！

ここでピアノからの距離を「30cm・45cm・60cm」と離した状態での演奏者の姿勢の写真をご覧ください。

ピアノ+30cmの場合

ピアノ+30cmに座ってみた写真が上の写真です。見ていただくとわかりますが、
・イスからはみ出るほど後ろに座っている。
・「小さく前ならえ」のような肘角度で演奏している。
ことがこの写真からわかります。
この状態ですと鍵盤も見づらいですし弾きづらいので上達はかなり難しいです。
この状態で演奏されている方はいますぐに改善してください！！

ピアノ+45cmの場合

先ほどの30cmの写真に比べるとひじの角度は問題ないかと思いますが、
イスに深く腰掛けすぎのためペダル操作が少々やりにくいです。
レッスンの練習で使用されるのであればペダル練習は非常に大切です。
正しい・無理のない姿勢で練習することがとても大事ですので、もう少し浅く腰掛けるためにも
ピアノからイスをもう少し距離を取りたいです。

ピアノ+60cmの場合

先ほどの45cmの写真と比べるとイスの腰かける位置が前になったかと思います。
このくらい前に座ると演奏の安定性が高くなります。
また、前に座ることで自然と背中が伸びて姿勢が良くなる効果もございます。

ピアノ+60cm確保していただくと無理なくピアノの練習が可能です。
ぜひピアノ選びの際は参考にしていただければ幸いです。

電子ピアノを置くのに避けるべき場所とは？

電子ピアノの横幅・奥行のお話をここまでしてきましたが、ここでさらに「理想の置き場所」についてもう少しフォーカスします。

壁ぴったりの設置は避けるべき

壁にぴったりの設置は
・電子ピアノの裏側のホコリの掃除がしづらい
・壁が電子ピアノによってよごれてしまう
ことがあるため、避けるべきです。（ホコリは電子ピアノ故障の原因につながります。）

そのため、壁＋5cm以上あけて設置すると上記のトラブルにつながりにくいです。
（配送業者さんからも上記の指摘はありますので、ぜひ確認をお願いいたします。）

湿度が高くなりやすい場所への設置は避けるべき

電子ピアノは電化製品ゆえ水に弱い楽器です。
そのため、結露の出やすい窓ぴったり・エアコンの吹き出し口の真下などは避けると故障につながりにくいです。

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