【悩めるお父さん・お母さんの為の】超入門編!「春から軽音楽部に入りたい!」エレキギター選びのポイントは?親子でおさえてみましょう!

梅田ロフト店

梅田ロフト店店舗記事一覧

2021年03月19日

*「軽音楽部に入りたい!」でも家族に楽器経験者はいない…。 皆さんこんにちは。島村楽器梅田ロフト店です!]]この春から新たに[!!「エレキギターをはじめたい」「軽音楽部に入りたい」「バンドを組んでみたい」!!]といったお子様がいらっしゃるお父さん・お母さんにわかりやすく、選び方はもちろんエレキギター […]

「軽音楽部に入りたい!」でも家族に楽器経験者はいない…。

皆さんこんにちは。島村楽器梅田ロフト店です!
この春から新たに「エレキギターをはじめたい」「軽音楽部に入りたい」「バンドを組んでみたい」といったお子様がいらっしゃるお父さん・お母さんにわかりやすく、選び方はもちろんエレキギターとは?とったところから解説していきたいと思います!

楽器について詳しくなくても大丈夫です!どんな観点ではじめてのギターを選んでいけばいいのかを解説いたします!

目次

エレキギターって?

まずはじめに、そもそも「エレキギターってどんな楽器?」というところから解説していきたいと思います!

音の出る仕組み

エレキギターはどのようにあのカッコいい音色が出ているのか、ご存知でしょうか。まずはそこからおさえていきましょう!
「ジャーン!」とエレキギターは大きな音が鳴るイメージが強いですが、実はアンプに繋がずに出る音(生音)は非常に小さい楽器です。アコースティックギターやピアノよりも随分と楽器自体が出す音は小さな楽器です。
では、どのようにしてあの音が出ているのでしょうか。

そこで重要となるのが「アンプ」という機材と「ピックアップ」と呼ばれる弦の振動を電気信号に変えるマイクのようなパーツ。こちらから弦の振動を拾って、一般的に「シールド」と呼ばれるケーブルでアンプへ信号を送り、増幅。そこではじめて大きな音・エレキギターらしい音が鳴ります。

ピックアップについて

「ピックアップ」というパーツについて詳しくご紹介いたします。こちらはエレキギター選びにも重要な要素となるので、覚えておきましょう!

エレキギターには必ず搭載されているパーツで、前述の通り、弦の振動を電気信号に変えるものです。厳密には異なりますがかみ砕いて言うと、マイクのようなもの、といった認識でOKです。
このピックアップには大きく分けて2つの種類が存在します。それは"シングルコイル"と"ハムバッカー"というように呼び分けられます。これら2種類はエレキギターの「音色」に大きく関与するパーツとなっており、それぞれの特徴から自分の好きな、あるいはプレイスタイルに合ったものを選んでいくこととなります。一般的にシングルコイルは歯切れが良く、ハッキリとした音、シングルコイルが2つ並んだハムバッカーはノイズに強く、迫力がある太めの音が得られます。

ギターだけではだめなの?アンプを用意しましょう!

残念ながらエレキギターは本体だけではかっくよく大きな「ジャーン!」という音色が出せません。そこで用意するのが先ほどから度々登場している「アンプ」と呼ばれる機材です。
アンプはエレキギターからの音(信号)を増幅させてスピーカーから出す機材で、これが無いと始まりません!ですので、必ず家に一台練習用アンプを用意しましょう。

また、エレキギターはこういったアンプを使わなければならない特徴を活かして、家庭用のギターアンプにヘッドフォンを繋ぎ、実際に演奏している人以外には聞こえない小さな音で自宅で練習することができます。もちろんヘッドフォンを用意せずとも小さな音量でも楽しめるように家庭用アンプは設計されていますのでご安心ください。
よくアーティストのライブで見かけるような大型のアンプは多くのスタジオやライブハウス、軽音楽部の備品などで用意されているのでご自身で用意することはほとんどありません。

どうして見た目が違うの?エレキギターにはそれぞれ個性があります。

ピアノやヴァイオリン、サックストランペットなどの管楽器、ギター仲間のアコースティックギターなどは、素材や仕上げは違えどその個体ごとに大きく姿・形・色を変えることはなかなかありませんが、エレキギターはどうでしょうか!

こちらに並んでいるギターはすべてエレキギターです。驚くべき種類と数です。
本当に多くの種類が存在しています。通常ギターは6本の弦が張られたものが多いですが、中には7弦・8弦といったものも存在しており、多種多様の個性がある楽器です。

今回はその中から最初の1本にオススメの代表的な3種類のタイプ(シェイプ)をご紹介いたします!

theエレキギターな万能選手! ストラトキャスタータイプ

「エレキギター」といえばこの形を思い描く方も多いのではないでしょうか。
最もバリエーションが広く、様々な価格・豊富なカラーバリエーションがあり非常に選びやすいタイプです。
また、音色の幅も非常に広く多くのジャンルに対応したサウンドが魅力です。オールラウンダーなのですが、後述のレスポールタイプに比較するとパワーはない傾向にあります。(機種によってはそのポイントもカバー)
「色々な楽曲にチャレンジしたい!」といった様々なジャンルを弾く、あるいは定まっていない方にオススメです!
鋭く軽快! テレキャスタータイプ

ジャキっとした歯切れがよく鋭いサウンドが特徴のタイプ。比較的小ぶりで重量が軽いものが多く、立っての演奏も楽です。伴奏がメインのギターボーカルが用いたり「カッティング」という奏法が得意分野。
ポップスやギターボーカルがやりたい!という方におすすめです。
甘くパワーのある音色! レスポールタイプ

ハムバッカーピックアップの太い音色が魅力のタイプ。しっかりと深く音が歪む(ひずむ)のでロック・ハードロックなど、カッコいい音が出したい方にオススメ。
音が太く、単音で弾いても存在感があるのでリードギターを弾きたい方にオススメのモデルです。
その他バリエーション

ストラト・テレキャス・レスポール以外にも無限のバリエーションがあるエレキギターという楽器。「多すぎて何がいいのか…。」となりますがご安心ください、スタッフが1本1本丁寧にご紹介いたしますのでぜひご相談ください!ここでは「ほかにもいっぱいあるんだなぁ…。」という程度で留めておいていただけると幸いです!

では、ざっくりとエレキギターの世界観が分かったところで具体的に「エレキギター選び」についてみていきましょう!

ギター選びで大切な3つのポイント

1.この見た目が好き!色が好き!音が好き!

まずは何よりもそのギターが大好きであること!これがかなり重要な要素です。後述でも紹介していますが、大切にお手入れをしたり、モチベーションの維持など、ギターに愛着があるだけで楽しくなり、ついつい演奏したくなるものです。ですので、そういった「このギターが良い!好き!」という感動を大切に選んでいただきたいです。

2.弾きやすさ・持ちやすさ

少し実用的な切り口になりますが、エレキギターは価格帯はもちろん同じ種類(形)のギターでも個々に違う弾き心地を持っている楽器です。
「はじめても無いのに弾きやすさがどうとか分からない…。」そうですよね、ですが実際に手に取って膝の上に乗せて弦を1本だけ押さえてつま弾くだけで感じていただける事が多いので是非一度触ってみてください。試奏はタダなのでお求めやすいのから、高額なギターまでを触り比べてみるだけでも違います。

また、弾きやすいということが大切な最大の理由は「上達しやすさ」と言い換えることができるからです。演奏しにくい楽器で練習するのとでは大きく異なりますので大切にしていただきたいポイントです。

3.チューニング(音合わせ)がしやすく、狂いにくいものを!

こちらは作りの良さ・丁寧さ、ともいうことができます。ギターという楽器はその性質上、音程が狂います。どれだけ高級なギターでも弦の劣化など様々な要因で弾き続けていれば必ず音程は狂います。ですので、毎回練習の前、演奏の前にチューニングをしてから弾き始めるのですが、その精度・合わせやすさ、狂ってしまう頻度が作りや使用されているパーツによって大きく変わってきます。
始めたばかりだからこそそういった側面で躓かないためにも注意したいポイントです。傾向としてお求めやすいものほど狂いやすくなっています。

お求めやすいギターと高額なギターの違いって?

ギターもピンからキリまである楽器です。「ギター選びで大切な3つのポイント」の中の2・3と内容がリンクしてくるのですがギターは価格帯によってそれぞれ特徴があり、高額になるほど弾きやすく、上達しやすい傾向にあります。ですが、高ければいいというものでもなく演奏される方に寄り添った楽器を選ぶということが重要ですので、一度以下の表を参考にしてみてください!

1万円~3万円
長く3年間弾き込むというよりも「今すぐに始めたい!」という方にオススメの価格帯。
最もお求めやすく、セットでの販売も充実しています。
また、カラーバリエーションが豊富で、好きな色から探しやすいのも特徴です。上達してくると買い替えが前提となってきます。
この価格帯のギターを見る
3万円~5万円
有名なメーカーのギターがラインナップされてくる価格帯です。
チューニング用のパーツ(ペグ)などもしっかりとしたものに変わってくるので、まずはこのくらいの価格帯から考えてみて欲しいラインです。
ですが音質や表現力、演奏性を求めるようになると物足りなくなることもありますので、買い替えを前提とした1本目になります。
この価格帯のギターを見る
5万円~10万円
この辺りから日本製のモデルが購入できる価格帯です。
楽器用に厳選された木材を使うようになるので、音の響きや耐久性も良くなります。
ライブでの激しいパフォーマンスでも安定したチューニングと音色自体の迫力や表現力も出てくるので、8万円前後のモデルが軽音楽部に入るのであれば一番オススメです。また、付属のケースが丈夫なものも増えてきます。
この価格帯のギターを見る
10万円~20万円
憧れのギタリストやプロミュージシャンが使用しているものと同じブランドが購入できます。
音色にもギターそれぞれの特徴が出てきたり、演奏へのストレスはほぼなくなります。ギターを楽しんでやるぞー!という熱い方にはこのクラスをおすすめ。
お気に入りの一本が見つかるまで弾き比べて聴き比べて触り比べて選んでみてください。
この価格帯のギターを見る
20万円以上
ここからのクラスは生涯付き合っていける大切な一本になることでしょう。
ご年齢を重ねてからも選んだギターで必ず音楽を楽しめますし、演奏のレベルもどんどんギターに導かれていくかと思います。
この価格帯のギターを見る

お子様と相談しておきたいギター選びのポイント

どんな色が良い?

同じ形のギターでも様々なカラーがございます!繰り返し申し上げておりますが、ギター選びでお子様と相談していただく中で一番重要と言っても過言ではないのは「色が好みであるかどうか」です。
好きな色、こんな色、など具体的にイメージを持ってご相談いただけるとよりスムーズにギター選びが出来ます。
愛着を持てる楽器を持つことでモチベーションを保ち続けれますし、ついつい練習したくなる要素になりますので大切にして欲しいポイントです。

島村楽器梅田ロフト店では↓のカラーチャートをギターそれぞれにご用意しております。在庫状況などはスタッフにご相談ください。

※ギターの型番によっては製作されていないカラーがございます。

どの見た目が好き?

さて、おおよその色の好みを定めたら今度は形です。
エレキギターには様々な形状があることはもうご理解いただけたかと思います。それぞれに音や得意なジャンルなど個性がありますが「特にこんな音楽がしたいとかは定まっていない…。」というお子様もいらっしゃると思います。ですが、見た目だけなら「こっちがいい」と選べることも多いです!
こちらも先ほどのカラーバリエーションと合わせて「この形がかっこいい!かわいい!!」という観点で選んでください!とにかく愛着を持てる楽器であることが大切です!
お気に入りの見た目を見つけていきましょう!

どんな音楽が好き?やりたい?

そして色や見た目と同じくらい大切な要素、「どんな音楽がやってみたいか」をざっくりとイメージすることが大切です。「こんな曲をよく聴いています」「この曲がやりたい!」「こんなジャンルが弾けるようになりたい!」などなるべく具体的に想像できていると選びやすくなります。
そういったお好みをスタッフまでお伝えください、ぴったりの一本をご提案いたします。

ご両親が押さえておきたいギター選びのポイント

いつまで使うギターなのか

お子様のギターはいったいどのくらいのスパンでの使用を想定しているのか、これは非常に重要な要素です。
例えば、入門向け本体価格1万円~3万円ほどのギターと~10万円のミドルクラス、20万円を超えるようなモデルとでは使っていける期間が大きく異なります。「使っていける期間?壊れるの?」という疑問があるかと思います。
では、何を以ってその違いが生まれるのでしょうか。
多くのギターは基本的にしっかりと手入れをして、落としてしまったりといった大きな事故が無ければ半永久的に使用することができます。つまり物理的に壊れてしまって使えなくなってしまうという状況はそこまで多くないと言えますし、何よりギターは修理が可能な楽器です。

「なら、安いモデルで良くない?」そう思いますよね、ですがもう少し突っ込んだお話をいたします。

ギターのみならず楽器全般に共通することなのですが、「上達すればするほど、良い楽器が欲しくなる」「上達するためにも良い楽器を持つ方がいい」といったことがよくあります。
お求めやすい楽器は弾く本人、お子様が上達すると楽器自体に物足りなさを感じられるかもしれません。その物足りなさというのは「好きなアーティストのあんな音が出したいのに出ない」「もっとこういう風に弾きたい!」といった要望に壊れていなくても楽器自体が応えれなくなってしまいます。
ですので、入門向けギターを購入しても、すぐに上達するとまた新しい一本が欲しくなってしまいます。

「そうは言ってもピンとこない…。」そうですよね、この辺りのイメージは少し難しいかと思います。
ですが、ご安心ください。楽器は実際に見て・触って・聴き比べていただけるものです。演奏できなくても違いを感じていただけます。是非店頭でスタッフが代わりに演奏いたしますので、お子様とご一緒に違いを体感してみてください。

ギター本体以外にも必要なモノがいくつかある

さて、エレキギター本体が決まりました!これでOK!
という訳にはいかないのがギターという楽器。冒頭でもご紹介した通り、アンプをはじめとする周辺アクセサリーもいくつかご用意していだく必要があります。

ざっくりご説明すると↓の画像のセットに含まれるものが必要なものです。

大体全て揃えて本体+1万円~3万円程度のものとなります。もちろんここから更にこだわって選びたい!というお子様の場合、価格は前後いたしますが目安はこの辺りの金額となっております。

弦の交換など消耗品、ランニングコスト

エレキギターという楽器の性質上、弦の交換は避けられないコストです。一般的なお求めやすい弦で800~900円程度、コーティング弦という比較的長持ちする弦は1700円程度の価格で販売しております。
そして、どのくらいの頻度で交換しなければならないのか、ですが1か月程度を目安に弦の消耗具合、錆び具合で適宜交換していくのが一般的です。

たくさん持ち運ぶなら…もしもの時に備えよう!

エレキギターは決して安価なお買い物ではありません。大切なギターを末永く安心してお使い頂く為に、島村楽器では

「ギター もしもの安心保証」をご用意しております。
ご購入と同時にご加入いただくことで、ご愛用のアコースティックギター、エレキギター、エレキベースで起こりがちな故障や事故で発生する修理費用に対して最大10万円(1回のみ)、トータル5年間を保証いたします。

上記のような場合はもちろん、こちらの保証では「フレットの損耗」もカバー。

「大きな事故がなければ保証は要らないよね?」と思われてしまいがちですが、決して無駄にはなりません!ギターを弾けば弾くほど必ず損耗していくフレット。実はフレットを全て交換する場合4万円程度の修理費用(※目安)がかかりますので、同時にご加入いただくだけで「弾き続ければ将来必ず起きる修理」への備えにもなります。
免責事項や料金等詳しくはこちらからご覧いただくか、店舗までお問合せ下さい。

※必ず契約商品のお預かり対応になります。

※フレット交換が必要か否かは当社リペアセンターでの判断となりますので、もしもフレット交換が必要ないほど摩耗度が極軽微にもかかわらずの交換依頼等、お客様都合での交換依頼には応じられない場合がございます。

※お預かり修理中の、代替楽器の貸出等は一切行っておりません。

※もしも、保証限度額を超える修理費用が発生した場合は、超過額をお客様にてご負担いただく必要がございます。

実際にギターを触ってみて決めよう

ギターを選ぶなら楽器屋さんに相談するメリット

ここまでご説明してきましたが、ギターという楽器は量産されている型番でも個体によってわずかに触り心地や状態が異なり、電子機器等とは異なります。また、せっかくお子様と色や形の相談までばっちり出来たのに、実際に見てみると色味が違う…。なんていうこともあります。
また、何よりも実際に触れてみることで弾きやすさや持ち心地を感じることができ、音色に関しても聞いてみてご自身のやりたい音楽のイメージに本当に近いのかを確かめることができます。そして何か困った時、あるいは「こんな機材が欲しい…。」といったより先に進んだ時の相談もしやすいのもポイント。

島村楽器梅田ロフト店では

しかしこのご時世、なかなか来店が難しい場面もございますが、島村楽器梅田ロフト店ではデジマートでの通信販売を行っており、ご購入いただいた方向けに、リペアマン常駐、ギターアドバイザーも多数在籍しており、手厚いサポートを行っております。
また音楽教室も充実しており、ギターをはじめてからの上達を応援しております!

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。