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Live Looping Lab. Vol.01 新企画スタート!

皆様こんにちは!

この度、島村楽器梅田ロフト店にて新しいコーナーをオープンしましたので、そのご紹介記事となります。ぜひご覧下さい!

気になる動画…!

ある時当店のスタッフと話していると「これ面白いですよ!」とこんな動画を見せてくれました。

確かに面白い!それでいておしゃれです。そして、格好良いパフォーマンスを見るとそれを自分でやってみたくなる気持ちがふつふつと湧いてきます。

「でも、これってどうやってるの?」

そんなふとした疑問から今回の企画はスタートしていきます。

店頭にて

皆様ご存知の通り、生活環境が一変した2020年。店頭でのお問い合わせにも変化がありました。

「普段バンド活動をしているが、そろそろデジタル楽器を扱わなければ…」
「配信などや動画の収録でギターを演奏したい」などなど。

ライブハウスなどでのパフォーマンス機会が少なくなった今、違った形での発信を模索している方が少なくないようです。(もちろん私もそのうちの1人)

そんなお客様に先の動画をお見せすると「そうやねん、これこれ!」「でもデジタル機材って難しそう、どんな仕組みで動かして演奏しているの?」というお声がちらほら。

ギタリスト x ループJAMセッションのご紹介。面白そうだなぁ、からこれはやるしかない!ということで、ここからは当店のギタースタッフ西島くんにも協力してもらうことになりました。

先ずはやってみよう!

という訳で、幾つか機材をピックアップ。実際に演奏してもらいました。以下の動画をご覧下さい。

実際に演奏してみると、複数のパートを同時にこなす難しさも感じると同時に、曲がどんどん組み上がっていく楽しさ、面白さを感じます。やはりやって良かった!

「でも、これってどうやってるの?」

当初の私と同じように、疑問が湧いている方もいらっしゃるでしょう。

早速以下で使用機材やそれぞれの組み合わせ、技術的なポイントを補足していきます。

まず鍵となるのはルーパー。

1人で何パートも担当する必要があるため、ギター等の演奏をすぐにその場でキャプチャーし、再生できる便利な機材が必要です。

今回はBOSS RC-500という機材を使用しました。

RC-500

メーカー名 型番 外部リンク
BOSS RC-500 メーカーHP

この他にもルーパーは各社よりいくつもリリースされているのですが、今回の様な複数の機器を繋ぐセッティングを行う際のルーパーを選ぶポイントはMIDI端子が搭載されているか?bpmのクロック信号(テンポ情報)で同期できるか?となります。

ルーパーには大きく分けて2つのタイプ

①ループのスタートポイント・エンドポイントを決めて(ペダルを踏んで)その間をループできるもの
②ループを作る際に小節数・bpmを調整して演奏できるもの

があり、①はシンプルで使いやすくもあるのですが、ループを繰り返しているうちに他機器のリズムなどと徐々にズレていくことも。ループ長の決定(ペダルのストンプ)もタイミングがシビアになることがあり今回の趣旨には適しません。

②の機器でなおかつMIDIの端子が実装されているものであれば、(私の知る限り)基本的にはbpmの同期を想定した機材のため、パフォーマンスを安定させることができます。

また、リズムマシン・エフェクターも含め様々な機器にはbpmの設定ができるものがありますが、同じbpmで併走してもテンポがずれていくことがあります。各機器のbpmクロック信号にはそれぞれ精度ムラがあるため、複数の機材を扱う場合MIDIのクロックを同期するのが一般的です。

次はドラムマシン(リズムマシン)を見ていきましょう。

多くのドラムマシンはMIDIでの同期に対応していますので、選択肢はルーパーと違いかなり多くなります。

皆様お好みのドラムマシンを導入できますが、今回は先の動画と同じelektron digitaktを使用しました。

メーカー名 型番 外部リンク
elektron digitakt メーカーHP

ギターと違いドラムマシンにはシーケンサーが搭載されていますので、ルーパーに通さずとも打ち込んだリズムはループし再生されます。

ただし今回の様なギターと共に使用する場合、以下の点に注目して選ぶと良いでしょう。

・既に打ち込んだリズムパターンが目に見えて分かりやすいかどうか?
・エフェクトが内蔵され、単体でもリズムパターンに充分な変化がつけられるかどうか?(物足りない場合は外付けのエフェクトで補えはします)
・ギター演奏時にどうしても手が塞がってしまうため、よく使うミュート操作など、使い方が分かりやすく、簡単かどうか?

また、多くのドラムマシンはテクノ、ハウスなど様々なクラブトラックの中の特定のジャンルでよく使われる音色が基本として収録されていますので「買ったは良いが出したい雰囲気が出せない…!」なんてことにならないよう、(普段扱わない分野の機材だからこそ)しっかりとお店で相談して検討して下さいね。

以下の通り、様々なドラムマシンがありますね。

メーカー名 型番 外部リンク
Roland TR-6S メーカーHP

メーカー名 型番 外部リンク
Roland TR-06 メーカーHP

メーカー名 型番 外部リンク
Behringer RD-8 メーカーHP

基本構成はこれらの2つの機材となるので、ここからは+α、演奏をより充実させるための工夫となります。

先ずはギターのアンプを考えてみましょう。

パフォーマンスとして1つの曲・音声データにまとめる際、ギターのオーディオをドラムマシン等とどうやってミックスするか?普段アンプからギターの音を出されている方が大半だと思いますので、以下のいずれかの方法を検討する必要があります。

①普段通り、ギター→ルーパーなどのエフェクター→アンプ、と通した後アンプをマイキングしミキサーへ。ミキサーでドラムマシンのオーディオとミックスする方法。

メリット:普段のギター演奏の延長で、ライブルーピングを行うことができる。

デメリット:ドラムマシンの高音質なLINE音声とバランスが取れる、音質重視のアンプマイキング用のコンデンサーマイクの導入がベター。

1度外音に出すため、音量の問題があり、作業時間が限られてしまう。

②ミキサーへの入力に適したアンプシミュレート・LINE出力搭載のマルチエフェクターやアンプヘッドを使い、ギター→ルーパー→アンプシミュ→ミキサー、とする方法。

メリット:ミキサーでギター、リズムマシンそれぞれの音量感を簡単に調整できる。

機材がコンパクトになり、机の上でも演奏が可能になる。

ここ最近のマルチエフェクターはアンプシミュ部がより高性能になっており、音質面で安心できる。

デメリット:ミキサー経由でヘッドフォン・モニタースピーカーでギターをモニタリングするため、音作りなど少し慣れが必要。(クリーンめな音色のギターアンプを配列で繋ぐなど工夫も可)

どちらで演奏しようかな、と迷いながら売り場をうろついていると、あるではありませんか、新商品!Hughes&Kettnerから発売のSpirit Nanoシリーズというとてもコンパクトなアンプです。使いやすそうなので今回は②の方法を採用して行きましょう。

spirit of vintage

メーカー名 型番 外部リンク
Hughes&Kettner Spirit of Vintage【HUK-SPNANO/V】 メーカーHP

次はギター担当の西島くんが持ってきてくれたオクターバーエフェクトについて。

ルーパーパフォーマンスは見て頂くと分かる通り時間との闘いでもあります。いかに手際良くフレーズを重ねていけるかにパフォーマンスの質が掛かっていると言っても良いくらいです。

演奏中の楽器の持ち替えは大変なので、このエフェクターでギターもベースもこなしてしまおうという発想ですね。BOSSはメインからニッチまで、欲しい機能を持ったエフェクターが大概あるのが嬉しいですね。

メーカー名 型番 外部リンク
BOSS OC-5 Octave メーカーHP

この他にも創意工夫で、今回導入したディレイエフェクトの様に、さまざまなエフェクターを接続しても良いでしょう。ループでの録音に対して、ギターにエフェクトを掛けてから録音するか?録音した音に後からエフェクトを掛けていくか?など接続方法でも工夫は広がりそうです。

そしてギターと同じくコード・メロディ担当のキーボードについて。

特に仕様的に注意点はありません。皆様お好きなものを選べると思います。

ただ強いて言えばMIDIの同期でbpmを揃えたアルペジオ演奏ができるものなども面白いと思います。

今回はコンパクトさと、お洒落な音色の雰囲気を重視して、YAMAHAのエレピKey. reface CPで演奏しています。refaceシリーズはコンパクトなボディに高品質の音源を搭載した機種ですのでファンの方も多く、扱いやすさと相まって定番となりつつあるキーボードですね。



メーカー名 型番 外部リンク
YAMAHA reface CP メーカーHP

最後にミキサーを確認します。

こちらも基本的なポイントで、

・入力したい音声の数(モノラル、ステレオ)
・本体にエフェクトが付いているかどうか?

などを踏まえてお好きなものを選んで頂けます。

今回は元々店頭で使用していたAllen&HeathというブランドのZED-10を使用しています。


メーカー名 型番 外部リンク
Allen&Heath ZED-10 メーカーHP

そしてこちらが動画収録時の機材セッティング図となります。

まとめると、このセッティングの肝は

①ドラムマシン・ルーパーのbpm同期(MIDI Clock信号の使用)
②扱いをシンプルにするため、機材はコンパクトさを重視
③アンプではなく、アンプシミュの活用

となるでしょうか。

もちろんこれらはあくまで一例ですので、皆様のクリエイティブな感性で色々試してみて下さいね!

実際に演奏してみて

ここで、実際に演奏した現役バリバリのギタリスト、西島くんに感想を聞いてみましょう。

「今回の演奏は、シンプルに演奏する!ということを心掛けました。イントロ部分のギター・ベースパートはコードの構成音をバラバラにして(=コード・和音で使われる音を1音ずつにして)弾いています。単音を重ねることで、例えば難しいコードでも簡単に演奏ができそうですね。また、実際の演奏中は、ビートを常に頭の中で鳴らしながら演奏することが重要だな、と感じました。自分が今どのセクション・パートにいるか?次に何をするか?をビートを指標に組み立てるようなイメージです。始めは難しかったですが、慣れてみるとそこがライブルーピングの面白い部分でもあるのかな、とも感じます。あと、シンセはエフェクトが付いていたのでとりあえずぐりぐりツマミを動かして遊んでみましたが、面白いですね(笑)普段の楽器の演奏とはまた違ってとても新鮮でした。」とのこと。

なるほど、これは興味深いですね。

ライブルーピング・パフォーマンスは、それぞれの機材のちょっとしたポイントを押さえることは必要ですが、意外と簡単に楽しめる演奏方法で、1つの楽器の超絶スキルというよりかは、曲全体を即興で作り上げていくイメージや、何よりも楽しむ気持ちが重要なようです。

実際にところ、動画で彼が弾いていたフレーズやコード、ドラムマシンのパターンや操作方法は初心者でも取り組みやすい内容ですし、それでも動画のように格好良い曲をパフォーマンスできるなんてなんだかお得な話です。

また、複数のパートを聴いたり扱う時のバランス感はバンド活動にも活かせる経験ですし、(もちろん良いことなのですが)1つの楽器に集中されている初心者の方こそ今後の広がりを見据えて経験して欲しいな、と個人的に思ったりする部分でもあります。

あなたの音楽人生をこの先必ず充実させるライブルーピング。ぜひ一緒にチャレンジしてみませんか?間違いなく楽しいですよ!

おわりに

海外のパフォーマンス動画をきっかけに始まったこの企画、ただし国内ではライブ・プレイ動画を見る機会は多くない様な気がします。そこで当店では「ライブルーピングが気になる!やってみたい!やってみた!一緒に盛り上がりたい!」という方の演奏動画を募集します!

更に!

当店へお預け頂いた撮影動画は当店のこのLive Looping Lab.常設コーナーにて随時放送させて頂きます!

平日でも1日100名以上の方にお越し頂く当店ですので様々な方の目に留まること間違いなし!

当コーナーでは、ギターも初めてなんです、という方でもすぐに曲が作れてパフォーマンスできるよう、ギターのコード進行例やギターソロで使う音程(スケール)の一覧、はたまたドラムマシンのボタンの操作方法まで、分かりやすくご準備しております。

「まだ出来ないな…」を「すんなり出来たぞ!」に変えるのはあなたの興味と踏み出してみるその一歩です!(段々と鼻息が荒くてすみません…)

あなたの創意工夫や演奏が島村楽器梅田ロフト店の店内だけではなく、ひいては大阪・関西のライブルーピング・ムーブメントの先駆けになることを目指し、私たちスタッフも全力でサポートさせて頂きます、お任せ下さい。

Live Looping Lab.担当のスタッフはシンセサイザー担当の横山と、ギター担当の西島となります。

横山のスタッフ紹介はこちら

西島のスタッフ紹介はこちら

今後も工夫を凝らしたライブルーピング演奏を動画にし、お届けする予定です。新商品のレビューも兼ねつつ、皆様へ面白さやヒントをご提供出来ればと思います。

長くなりましたが、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

皆様と同じく、音楽を楽しみたい!という気持ちでお待ちしておりますので、お気軽にご来店・お問合せ下さいね。

それではまた次回まで。こきげんよう!

  • 記事中に表示価格・販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その価格・在庫状況は記事更新時点のものとなります。
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