![こんにちは! 島村楽器梅田ロフト店DTM,マイク担当の安井です! 今回は僕が今までレコーディングやミックスをしてきて感じた多くの方達が抱えている悩みについて! CONTENTS1.今回のテーマ【良い音で録りたい...】2.じゃあまず良い音ってなんぞや?て話。3.何をすればいいの?4.良い音にする具体 […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/umeda/wp-content/uploads/sites/155/2022/04/20220429-yasui-.jpg)
こんにちは!
島村楽器梅田ロフト店DTM,マイク担当の安井です!
今回は僕が今までレコーディングやミックスをしてきて感じた多くの方達が抱えている悩みについて!
1.今回のテーマ【良い音で録りたい...】
最近ミュージシャンや歌い手の方はおうちでレコーディングする方が多くなってきたのでは無いでしょうか。
そんな方たちの中で【出来るならスタジオレベルで録りたい.....】って思ってる人多いことでしょう。
今回はそんな方たちの中でもまずは初心者さんに絞りボーカルレコーディングのお話しをしていきます!
少しの工夫で大きな結果が得られたりします。
2.じゃあまず良い音ってなんぞや?て話。
まずは目標を分かっていないと理想の音には近づけることは出来ないかと思います。
なのでエンジニア目線で比較的扱いやすいサウンドがなにかという意味で進めていきましょう。
僕の主観的意見ではありますが、まず初心者さんが目指すべき最初の良い音とは
【余計すぎる反響や雑音が無いフラットな音】の事かと思います。
よく分かんないですよね。その気持ちわかります。
3.何をすればいいの?
じゃあ具体的にどんなことをするべきか。すぐ出来ることだとこんなとこです。
- 部屋の反響を抑えて適度にデッドな空間に
- ポップガードを使用し【ボフッ】などの吹込みのない音に
- ヘッドホンからの音漏れや窓,換気扇,エアコンなど雑音を防ぐ
- マイクと適度な距離感を保ちモコモコしない音に
こういう音が宅録始めたての初心者さんが目指すべき最初の音なのかなぁと感じます。
一つ一つ具体的に掘り下げましょう。
4.良い音にする具体的な対策案
・部屋の反響を抑えて適度にデッドな空間に
まずは反響音について。
反響する理由は簡単に言うと床や壁が平面であること。音が多角的に反射しやすいのです。
よくある例えですが、、、お風呂場を想像してみれば分かりやすいでしょうか。
普段聴く楽曲のボーカルってお風呂場みたいな場所で歌ってるようなの中々ないですよね。
反響対策をしていないお部屋はほぼお風呂場です。(言い過ぎかも?) じゃあ対策しましょう。
よくあるやり方だと
・リフレクションフィルターを使う
やはりこれが一番定番なのかなと。マイクの後方に吸音してくれる素材があるシンプルだけど効き目がある優れもの。

・吸音材を使う
レコーディングスタジオとかの壁に貼ったりしてるの見たことありませんか?
注意するべき点は”吸音”であって”遮音”ではないので防音対策効果は薄い点。
あくまでも余計な反響を無くすためのモノです。

・カーテンや絨毯、毛布や洋服などで反響しそうな壁面床面を無くしていく
地味ですがこれ一番手軽。布製品はしっかり反射を防いでくれます。
リフレクションフィルターでマイクの裏を吸音して自分の後ろ側にカーテンのある場所や毛布をセッティングすれば反響は大分無くなります!
・ポップガードを使用し【ボフッ】などの吹込みのない音に
ポップガードを使わないとコンデンサーマイクの場合ボッフボフ吹き込みがあります。
安価な布製のモノもありますが個人的には金属製のものがオススメ!
理由としては大きく一点。高域が伸びやかなまま録れるという点。
布製だとどうしても高域のきらびやかさが控えめになります。

・ヘッドホンからの音漏れや窓,換気扇,エアコンなど雑音を防ぐ
これが一番大事かも。
”ザー”とか”ボー”みたいな生活音計のノイズだったり、ヘッドホンからの音漏れとか色々防げるものは多いはず、、!!
録った時に目立たなくてもミックス段階で目立つことが多いので細心の注意を払いましょう!
小さなノイズを取り除いていくことで最終的にはとても綺麗なワンランク上の音に変わります!
(ノイズ除去プラグインなども近年多数リリースされてはいますがここまでの注意を払えて初めて効果があるものなのかなと思います、、、)
・マイクと適度な距離感を保ちモコモコしない音に
オンマイク・オフマイクという考え方があります。
オンマイク気味だと低域が膨らみモコモコし
オフマイク気味だと低域がスッキリします。
どちらもやりすぎてしまうと音源が仕上がるタイミングで思った音にならなかったりしますが
初心者さんによく見受けるのが、マイクに近づきすぎてモコモコした音になってしまっている方。
逆にマイクのゲインを上げすぎて音割れしちゃうからとすごく遠くから歌う方もいらっしゃいます。(こうすると部屋の反響が更に分かりやすく入ってしまいます。)
基本的にはマイクとは20~30㎝ほど距離を取って歌ってみるのが良いかと思います。
もちろん狙ってマイクに近づいて歌うことや離れることもありますが、理由がない限り距離感を守るほうが綺麗に録れて良いのかなと思います。
5.まとめ
今回はこんなところで!
小さな工夫で環境的要因などは消すことが出来ます!
録音環境を手に入れたいって方は是非ご参考にして頂ければ幸いです!
お問い合わせはコチラまで
島村楽器株式会社 梅田ロフト店
TEL:06-6292-7905 FAX:06-6292-7906
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