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Bass Analyseをご覧の皆様こんにちは、土師 尚起(ハジ ナオキ)です。
残暑も過ぎ去り、秋を感じる気温になってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
今の時期は体調を崩しやすいので、皆さまも体調管理にはお気を付けくださいませ。
さて今月から新しく始まったUMEDA BASS ANALYSEですが、早くも連載7回目です。
ベーシストの皆様の見分を少しでも広めるお手伝いができていれば幸いです。]
]それは早速ベースをAnalyseしていきましょう。本日ご紹介するのはこちら。]
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Low Enb LEJ Exotic 24 KOA
今日ご紹介するのはアメリカのテネシー州マーフリーズボロにあるベース専門店、
The Low EndのオリジナルブランドLow End BassesのLEJ Exotic 24というモデル。
Low Endは今回紹介するLEJのようなハイエンド系ジャズベだけではなく、他にもトラディショナルなスペックのジャズベやプレベ、サンダーバード、ストラト等のギターも販売しており、そのクオリティは非常に高いものになっています。
基本的にLow End社は自社でベースを製作せず、あの世界最高峰の木工技術を持つと言っても過言ではないと言われるBenavente Guitarsに委託製作(OEM)を依頼しているようです。
木工等はBenaventeが行っていますが、ピックアップやプリアンプはLow Endオリジナルとなっています。]
]メーカーの話は程ほどに、早速各部の解説をさせて頂こうかと思います。
Body
ボディはWalnut Body / Flame Koa Topとなっています。Walnutといえば、Janek GwizdalaやTony Grayのシグネイチャーベースにも使われているように、世間一般ではLow Midがしっかり出る為、指弾きが中心であまりスラップ等には向かない音色の木材というイメージが強いかと思います。
ですが、こちらのLow Endを弾くと、本当に質の高いWalnutというのはLow Midだけではなく、どの帯域もバランスよく出るということがとてもよく分かります。TopにKoaを貼っている影響もあるかと思いますが、それを考えても非常にアタッキーで尚且つ扱いやすい音色は素晴らしいの一言。
個人的にKoa材は色味があまり好みでなかったのですが、こうして改めてじっくり見るとこのフレイムが入ったコアは見た目が非常に美しいですね。音に関してはもちろん文句なしです(笑)
ちなみにですが、このLEJはボディにチェンバード加工が施されている為、使用されている木材とは裏腹に軽量な仕上がりになっていますので、長時間の演奏でもストレスなく使用できるかと思います。
ボディの重量が軽くなった分、多少ヘッド側に重心が寄っている感じはしますが、ストラップで吊るせば丁度良いポジションに落ち着く重量バランスとなっています。
ブリッジにはHipshotのAタイプを使用。これはLowEnd全機種共通のようです。
PUはLowEnd社製オリジナル。Benaventeで製作して貰っているようです。]
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Control
コントロールは1Vol、PU Balancer、Master Tone、2BANDEQ、Mid Boost Switchとなっており、トーンを引っ張ることでパッシブになります。]
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コントロールキャビティ内も非常にすっきりとしていて、配線も丁寧です。電池が2つありますので18Vで駆動するプリアンプのようですね。]
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プリアンプの基盤部分はガッチリと熱収縮チューブでモールドされています。モールドを剥がしてしまいたい...]
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このベースにはMid Boost Switchが付いているのですが、実はコントロールキャビティ内にポットがあり、それを弄ることでMid Cut Switchにもなります。
一応今はフルテンにしてあります(個人的にフルテンが一番音が良いと感じました)]
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Fingerboard
指板にはBirdseye Mapleを使用。BirdseyeMapleはメイプルの中でも非常に硬いものになりますので、ネック全体の剛性の強化だけではなく、音もアタックのハッキリしたメリハリの音ながらも、メイプル特有のあのミドルをブースト、
もしくはトーンをカットした際の甘いトーンは健在という、非常に使い勝手の良い木材です。
何よりもこの見た目がたまりません。音響特性だけではなく、見た目も非常に優れているBirdseyeMaple。
個人的指板材にするならランキングNo.1です(笑)]
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Neck
お次はネックです。材構成はWalnutとMapleの4-pieceです、が。
実はこのLowEnd、他のベースメーカーとはNeckの構造が全く違っています。文面で説明できる自信がないのでここからは図で説明します。
まずは通常のネックの場合。ちなみに私は絵心が無い上に字も結構汚いです...すいません...
通常のネックの場合、サンドイッチの様に横に木材を張り合わせていきます。
こうして硬さや音響特性の違う木材を組み合わせることで剛性を上げたり、音を変化させたりするワケですね。
次にLowEndのネックを見てみましょう。
違いが判りますでしょうか?
LowEndのネックが通常のネックと違うのは、横だけではなく縦方向にも木材を組み合わせているところです。
所謂ピラビッド型...でしょうか?
LowEndはこれをB-Type© Neckと呼んでいます。
こういう特殊な構造にすることで、捻じれや反りに強いネックとなっているようです。]
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LowEndのネックは非常に薄めなCシェイプとなっており、手の小さい方でも握りやすくなっています。
通常の5弦ベースでは考えられない程薄いネックで、これだとすぐに反ったりしてしまうのではないか、と
心配になりますが、B-Type© Neckの効果か、さほどネックも動かず安定しています。]
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ヘッドは基本的なジャズベタイプのヘッドを踏襲しています。Hipdhotのウルトラライトを使うことで、ヘッド落ちを軽減しています。
ヘッドの裏にはLowEndの社長のサインが。ここの社長はヘッド裏に自分を模したサウスパーク風イラストのシールを貼ったりしていて、結構自己主張が強いイメージがあります...(笑)]
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インプレッション
何よりアンプから音を出して驚いたのは、ウォルナットボディとは思えない程のパンチのある出音です。個人的にWalnutは甘いトーン以外はあまり得意ではないイメージを持っていたので、ウォルナットに対するイメージがガラっと変わりました。Mid Boost Switchも非常に使い勝手が良く、オンとオフを切り替えることで瞬時にバッキングとソロのどちらにも対応することができます。
そしてネックの薄さからくるプレイアビリティの高さによるプレイへの影響は大きく、左手への負担が少ない上に、とにかく薄いネックなので5弦へも無理なく指が届きます。ネックの剛性が高い為か、弦高を低めにしても特に違和感はありません。
このベースの何よりも素晴らしい点は、34インチらしからぬLowBの明瞭さにあります。
弦をボディから裏通しにしている為か、テンションは少しゆるく感じるものの、非常に音程は明瞭で、ローも膨らみすぎない
丁度良いものでした。
LowEnd Bassesは、まさにジャズベースを現代的にModし、且つ"トラディショナルなジャズベ"らしさも
感じることができるとても扱いやすいベースでした。]
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如何でしたでしょうか。
LowEndの魅力が一つでも多く伝われば幸いです。次回もよろしくお願いいたします。
最後まで読んで頂きありがとうございました!またBass Analyseでお会いしましょう。]
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この記事の投稿スタッフ
投稿者 | 土師 尚起 |
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プロフィール | 土師(ハジ)と申します。現役のベーシストで、ここ数年ポップスからJAZZ、ラウド系(メタルコア)等、様々なジャンルのバンドをサポートしています。近年は"Djent系"と呼ばれるサウンドに魅了され、ベースやエレキギターの音作り等、色々と試行錯誤をしています。ベース関連の機材は勿論、ギター関連の機材への知識にも自信があります。Axe-Fx2やKemper等のギターマルチプロセッサーのご相談もお気軽にお任せください。 |
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