[ピアノインストラクターブログ]#2ショパンおすすめ楽譜のご紹介

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2021年05月21日

皆さまこんにちは!島村楽器ららぽーと愛知東郷店ピアノインストラクターの服部です。 店頭で楽譜の整理整頓をしていたら、気になる楽譜を発見しました。一見エキエル版のショパンの楽譜ですが、よくよく見てみると…なんと!カタカナが書いてあります😲 私物のエキエル版の楽譜と比べても…(右が私物です)日本語訳がプ […]

皆さまこんにちは!

島村楽器ららぽーと愛知東郷店ピアノインストラクターの服部です。

店頭で楽譜の整理整頓をしていたら、気になる楽譜を発見しました。

一見エキエル版のショパンの楽譜ですが、よくよく見てみると…

なんと!カタカナが書いてあります😲

私物のエキエル版の楽譜と比べても…

(右が私物です)
日本語訳がプラスされていますね!
実はこの楽譜、全音楽譜出版社から5月に出版された楽譜で、エキエル版の日本語版です。

そもそも「エキエル版」とは?
ショパン国際コンクールの審査委員長も務めたポーランドのピアニスト/教育者/研究者であるヤン・エキエルと、エキエルの弟子で原典版全般についての専門家として世界的に評価されているパヴェウ・カミンスキが、ショパンの自筆譜をはじめとするあらゆる資料を精査して編纂した原典版の楽譜のことです。
「ナショナル・エディション」や研究者の名前をとって「エキエル版」と呼ばれています。
「ナショナル・エディション」は、ポーランドの国家事業として1960年よりエキエルが中心となり制作され、「ショパン国際コンクール」の推奨楽譜としても採用されています。

日本語版について
ピアニスト/研究者である加藤一郎監修のもと、ナショナル・エディションの特色である「演奏に関する解説」「原資料に関する解説」からなる詳細な研究成果を、ピアノ&ポーランド語のスペシャリストたちがポーランド語版の最新版から日本語へ翻訳したのが[日本語版]です。
さらに、この楽譜には以前の版には見られなかったエキエルによる数多くの最新の研究成果が含まれています。
オリジナルの内容を大切にしながら、日本の学習者・指導者にとっても利便性の高い内容とすることを第一優先に制作しています。実用のみならず、ショパンの資料研究においても価値の高い内容です。

中を見ると、曲目の解説や資料も丁寧に翻訳されていて、曲の勉強をするにはぴったりな楽譜になっています!
(解説の部分の写真もUPしたいですが…店頭でのお楽しみにしておきます♪)

ピアノを演奏される方、ショパン好きな方、ぜひ一冊いかがですか?

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。