解決!サックス「あるある」~リードミス編③~

2022年01月15日

はじめての方が陥りやすいサックスに関するお悩みについて、島村楽器ジャズサックス科講師の宮本が簡単にレクチャーします! 引き続きリードミスの原因と対策についてですが、今回は少し視点を変えて、リードそのものではなく、マウスピースの角度から切り込んでみます! **自分にあったマウスピースであるかどうか * […]

はじめての方が陥りやすいサックスに関するお悩みについて、島村楽器ジャズサックス科講師の宮本が簡単にレクチャーします!

引き続きリードミスの原因と対策についてですが、今回は少し視点を変えて、リードそのものではなく、マウスピースの角度から切り込んでみます!

自分にあったマウスピースであるかどうか

マウスピース選び

まずお話しなくてはいけないのは、マウスピースには若干ながら個体差がある、ということです。

おそらく学校の先生や先輩にこれ使いなさいって言われたものとか、楽器の付属品を使っていることが大半だと思います。
定番だと
YAMAHA/4C
SELEMR/S90
Vandoren/Optimum

あたりが多いでしょう。
これ自体は全く問題ありません。
問題は、その使ってるマウスピースが
・自分の吹き方・顎などの骨格・体のクセにあっていないかもしれない
ということです。

もちろんメーカーさんも一つ一つとても丁寧に作ってます。
それでもほんの0.01mmの差が、楽器を通すことで増幅され、大きな違いを生むのです。

もし自分のマウスピースを買うときは、楽器屋さんが可能であれば同じ種類を複数本用意してもらって、その中で感じがいいものを選びましょう。
このことをマウスピースの選定と言います
自分の身体(具体的には口)に合ったマウスピースを選びましょう!

ただしこれには知識が非常に大事なので、まずは管楽器の店員さんに相談しましょう!
私のような講師が稼働している日であれば、試奏代行をして客観的にどんな感じになるか聴けたり、どれが合っているか判断するのに必要なアドバイスを受けることもできます。
また、店舗のイベントや楽器の展示会、即売会などで選定会というものもあって、日時を予約してしっかり時間を取って行える機会もあります。
不定期開催なので、店舗情報をご確認ください!

自分の出したい音

もう一点重要なのは、自分の出したい音とマウスピースのサウンドコンセプトが合っているかどうかです。

例えば、吹奏楽をやりたい、とするならば、吹奏楽やクラシック向けのマウスピースを選ぶ、までは想像がつくと思います。
ここからさらに一歩踏み込んで、どんな音が欲しいのかという観点を加えてください。
綺麗に澄んだ音が欲しいのか、温かくて柔らかい音が欲しいのか、音量をもっと出してパワフルに吹きたいのか、などなど、いろんな欲求があると思います。
音量をいっぱい出したくて頑張って吹くんだけど、マウスピースがそれに合っていないと、力み過ぎやオーバーブローになってしまって、リードミスにつながってしまいます。
自分のプレースタイルに合ったマウスピースを選びましょう!

最後に

今回はある意味そもそも論になってしまいましたね笑
しかし、リードミスの原因は、吹き方やリードそのものの問題に止まりません。
もしリードを換えたり、違うメーカーにしたり、吹き方を変えてもうまくいかない時は、少し視野を広くして、マウスピースを換えることも検討してみてください!

サックスはリードもマウスピースもリガチャーもめちゃくちゃ種類が多くて、自分に最適なものを選ぶためには膨大な知識が必要です。
レッスンでは、それらのパーツの提案や選定はもちろん、今後自分でもカスタマイズできるように知識面もフォローしています!
音作りにお悩みの方はぜひレッスンを受けてみてください!

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