今週のレコメンドギター&細かい話 過去ログ(隔週更新)

2020年08月22日

*隔週更新 今週のレコメンド&細かい話 ◆~10/23更新分~ 今回はオーダーについて。というか、私大野の自己満足になってしまいそうですが、何か1つでもギターやベースのオーダーを考えている方の参考になれば幸いです。 2020/11月号のベースマガジンに、実は私のベースが掲載されています。これは3年ほ […]

隔週更新 今週のレコメンド&細かい話

◆~10/23更新分~

今回はオーダーについて。というか、私大野の自己満足になってしまいそうですが、何か1つでもギターやベースのオーダーを考えている方の参考になれば幸いです。

2020/11月号のベースマガジンに、実は私のベースが掲載されています。これは3年ほど前にL's TRUST(エルズトラスト・以下エルズ)さんに作ってもらったモデルで、今回ベースマガジンでL's TRUST特集を組むことから日の目を浴びることになりました。オーダーするきっかけや、なぜこんなビジュアルに仕上がったのかを綴りますと。もともとGibsonのサンダーバードを好きで所有しておりまして、それの5弦が欲しいなと思ったのがきっかけです。いざオーダーするとなったときに色々と欲が出てくるものです。「軽くしたい」「アクティブでジャズべっぽい音がいい」「見た目は派手にしたい」などなど。まず、ボディ材も軽量なアッシュを工房で選定。トップ材のタモもエルズさんの工房にあったフレイム系の杢が出ている木材で一番えぐいのをチョイス。あとはなりゆきですね、、、笑 

指弾きが多いのでフィンガーランプを付けて欲しいとか、当然コントロール類も指定しましたし、ピックアップ、プリアンプは自分で持ちこみました。ピックアップは、Jimmy WallaceのJB5 SET。このときは、今ほどJimmy Wallaceがバズる前でして、しかも5弦用のピックアップがなかったんですよ。そこをわがままオーダーしたら作ってくれた(もしくは存在したけど日本初上陸?)わけです。なので、ジミーウォレスの5弦のセットを載せたのは私が日本で初かもしれません!笑 

プリはそれに合わせてバルトリーニのNTCTを買ってきました。サウンドは落ち着きのがあり、おとなしいんですけどしっかりと上から下まで拾ってくれて、それでいて適度なコンプ感のあるまとまったサウンドです。バッテリーボックスはESP製のを買って持ち込みました。これ、「くるんっ」と回って電池交換ができるから楽なんですよね。よくある、プラスティック製のやつって、爪が痛くなりそうで怖くて、、、

あとは、フィンガーランプ。これもちゃんと高さ調整ができるようにして、フィンガーピッキング時の親指の位置が弦から遠くならないようにピックアップカバーの角をえぐってもらいました。これもエルズの代表の小田さんに「いい感じにお願いします」って言ったらほんとに良い感じになってました。

細かい弦高に合わせての高さ調整はもちろん。ピック弾きするときはがっつり下げればピッキングの邪魔にならないところまで下げれるようにしています。

ヘッド落ちしないよう、ペグはピップショットのウルトラライトにしました。ネック材も小田さんから「ギラギラしたやつ入手できそうだけどうする?」ってお誘いを頂いたのでご覧のとおりのメイプルです。

あとは、サンダーバードなのになんでスルーネックじゃないの?って思う方もいると思うんですが。サウンド面でジャズべらしさを求めたのもありますが、最大の理由はメンテナンス性ですね。なにかと楽じゃないですか?ネック外せるの。あとは、ネックが外せれば、このネックを基にもう1つボディを作って、もう1本カスタムしようと考えてたんですよ。結局まだ実現していませんが。そんなトリッキーなこともできますから、オーダーってホントに自由です。オーダーって聞くと高いんでしょ?と思われる方もいると思いますが、既存のモデルを使用変するいわゆる「セミオーダー」のようなかたちなら、既存のモデルに数万円アップチャージするだけでもできますので、ご興味ある方は是非ご相談頂ければと思います。↓↓

◆~9/28更新分~

※画像をクリックするとデジマート商品ページへ移動します

ヘッドレスベースのご紹介。ではありません。今日は木材の話をしたいと思います。

このベースのネックと指板材にはリグナムバイタという木材が使用されています。

さて、皆さんは【リグナムバイタ】と言う木材をご存じだろうか。恥ずかしながら私も昨年、このモデルが発売されるまで知りませんでした。

なので、私が勉強したことを是非皆さんにも知って頂こうというわけでございます。

そもそも、【リグナムバイタ】とは?

原産はフロリダ南部や西インド諸島、メキシコやコロンビアなどに分布している種のようです。コーヒーが栽培できるような地域ですかね、、?現在では市場に出回ることは少なく希少。ワシントン条約付属書Ⅱに掲載されているそうです。しかも、あまり大きく成長しないようで、高さで3m程度にしかならないそうです。し・か・も、成長も遅いみたいなので、これから先お目にかかる機会も減っていくことは間違いないですね。

そしてトーンウッドとしては、世界一重たい材。そして硬い。なんと技術者泣かせな木材なんでしょうか。そんな特性もあり、昔はボーリングの玉に使われていたこともあるそうです。あとは、船のスクリューなど。

サウンドの傾向は、やはり硬質な感じで、立ち上がりが早く、サスティーンも伸びる印象です。

私が興味深々なのは、1851年から1855年までパナマ地峡鉄道の建設にリグナムバイタ製の枕木がしようされていたとか。枕木って、日本ではヒノキやブナの木が使用されていて、どれも丈夫で腐食に強いモノばかり。だって鉄道車両の重みに耐えられるだけの強度が必要ですからね、リグナムバイタはそれほど強いのか。。。

残念ながら、実際に生い茂るリグナムバイタの画像はお見せできないので、ネック材となったものでお許しください。

WEBで検索すると、かなり可愛らしい木で、小さな花を咲かせるようです。ハワイはオアフ島。フォスター植物園でお目にかかるようです。大野の好きなあのテレビ番組で一躍人気観光スポットになったハワイ出雲大社のすぐ近く。海外旅行ができるような情勢になり、ハワイに行った際は、フォスター植物園で生きているリグナムバイタを見に行こうと思います。

そんな希少なリグナムバイタですが、ベースのフィンガーレストなどを作るぐらいは当店でも材を確保できます。

是非、リグナムバイタで自分の楽器をカスタマイズしたい!ってかたはお気軽にご相談ください!

◆~8/22更新分~

※画像をクリックするとデジマート商品ページへ移動します

こちらはGibson SG Standard '61 Sideways Vibrola Vintage お値段¥207,900(税込み)

※ここからは大野の主観が強く表れたご紹介になります。

こちらのSGは2019年のモデルでSideways Vibrolaが搭載されたモデル。というか皆さん知ってましたか?SGは元々このサイドウェイ・バイブローラやマエストロと呼ばれるアームがついていたという事を!

1960年頃、エレキギターの市場はGibson社のLes PaulよりもFender社のストラト方が多くのシェアを獲得していました。そんな中、対抗すべくLes Paulがモデルチェンジをして誕生したのがこのSG。どことなくストラトを意識してか、ダブルカッタウェイになり、アームを搭載するなどの使用になり、ボディを薄くすることで軽量化だけでなく、サウンドもLes Paulと比べすっきりとした印象に、、、といった様々な仕様変更がなされました。

アームの件で気付いた方もいるのでは?そうです。SGといえばヘッド落ち。現行品のSGってアームが搭載されていないものがほとんどですよね。そうです、元々アームがあるのを前提で作られていますから、アームが無くなったらバランスが変化してヘッドが落ちるわけです。

そんな歴史をしっていれば、多少弾きにくくても愛着がもてるものでしょう!(?)

もちろん、あとからアーム付けたいって方は、当店で承りますのでお気軽に!↓↓


◆~8/6更新分~

こちらはGibson Les Paul Classic2019 お値段¥194,370(税込み)

※ここからは大野の主観が強く表れたご紹介になります。

これからギターを始める方にも、2本目のギターや、ストラトを使っていて、レスポールも欲しいな~でもGibsonは高価だな~とお考えの方にもおすすめのモデル。

なぜならコストパフォーマンスか良い! おなじくGibsonのLes Paul Standerdは30万円前後。50'sや60'sというモデルで25万円前後ですが、このクラシックは20万円以下とお買い得。さらにお求めやすいStudioやTributeというモデルになると、バインディングなどの装飾が省かれていたり、ヘッドのGibsonロゴがマザーオブパールではなく、シルクスクリーンになったりとビジュアルの面で納得がいかない方もいらっしゃるのでは?

そんな中、20万円以下という価格ながら上位モデルと遜色ないスペックを持っているのがこのClassic。

コスト面から、ピックアップカバーのないオープンタイプのピックアップを搭載し、アッセンブリーはプリント基板を採用しておりますが、メイプルトップにバインディングの施された外周とネックサイド。マザーオブパールのGibsonロゴにお馴染みのトラピーズインレイ。この価格で本格的なGibsonサウンドとルックスを手に入れることができます!

個人的にはABR-1ブリッジなので、クルーソンペグだったら良いな~なんて思いますが、そういったパーツの交換も当店で承ります!詳しくは↓↓の画像をクリックするとリンクへ飛びますので是非ご覧下さいませ。

Youtubeもやってます!是非ご覧下さいませ。


店舗名 島村楽器 立川店
電話番号 042-540-8050
営業時間 10:00~21:00
担当 大野

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